スマートフォン会議も残すところ数日。とかく電池が持たないことが一番の課題のREGZA Phoneで、普段から心がけている自分なりの電源管理術を書いてみたいと思います。
まず大前提として、Androidの使い勝手と電源消費は密接な関係にあるということ。Gmailが届けばすぐにAndroidへ届き、ローカルで登録したカレンダーが直ちにGoogle Calendarにも反映される、というクラウドならではの魅力は、裏を返せばそのぶん常に通信を行なっているわけで、そうした通信を抑えることはAndroidの魅力が半減するという面もあるわけです。
とはいえ電池が切れてしまったらAndroid以前の問題なわけで、使い勝手と電力消費のバランスをうまく取れる設定を追求していくのもまた楽しみのひとつ。今回はあくまで自分の使い方の中で行きついた電源管理術をご参考までにご紹介いたします。
なお、電源管理については田口さんも既に書かれているのでこちらもご参考ください。
REGZA Phone T-01Cレビュー Archive – IDEA*IDEA ? 百式管理人のライフハックブログ
http://www.ideaxidea.com/archives/category/smartphonekaigi/t-01c
上記エントリーの中で確実にやっておいたほうがいいのは「ネットワークモードの設定」。海外へ頻繁にいく人でもなければGSMを使うことはありませんし、海外へいく人もその時に切り替えればいいので、ここはWCDMAのみにしておきましょう。これはAndroidだけでなく携帯電話でも共通のことですね。
また、地味に電池を食う液晶輝度も低めに設定。通常であれば20%か30%もあれば十分に認識できます。無線LAN設定も普段は3Gなのでオフ、Bluetoothも必要な時だけオンにするようにして通常はオフ設定です。
それ以外の設定はなかなか難しいところで、GPSは地図系アプリを頻繁に使う人としてはオンにしておきたいし、Gmailもやはり同期しているのが便利なので、ここは電池を抑えることよりも使い勝手を優先してオンにしておきます。
とはいえ画面の輝度をあまりに下げていると困るのが屋外での利用。輝度が低すぎると明るい屋外の場合、画面がまったく読めなくなってしまいます。
その時に愛用しているのが以前のアプリまとめエントリーでも紹介した「Toggle Settings」。ステータスバーに常駐し、手軽に設定を切り替えられます。先日のアップデートでついに日本語対応したのでかなり使いやすくなりました。
Toggle Settings | Profiles ~ Android用アプリケーション v4.1 デベロッパー X-Phone Software, Inc. | ツール
http://jp.androlib.com/android.application.com-cooolmagic-android-togglepro-CpFi.aspx
メインで使っているのは「明るさ最大」と「画面常時点灯」。屋外で画面が見にくい時はささっとステータスバーからToggle Settingsから明るさを最大にし、屋内に行ったら再度戻します。「画面常時点灯」は地図アプリなど、タッチ操作はあまりしないけど画面を常に見ている、なんて時に利用しています。どちらも戻すの忘れると大変なのが大変ですが、ここは慣れですかねー。
Toggle Settingsはそれ以外にも無線LANやBluetooth、GPS、同期も設定可能。カスタマイズしまくると「自宅用」「会社用」などと設定を使い分けることも可能なので、有料ながらオススメのアプリです。
また、マルチタスクが特徴なAndroidだけに、アプリを次々と立ち上げていくと知らない間にたくさんのアプリがバックグラウンドで動作し、結果としてかなり電力を消費していることも多々あります。そういう時に便利なのがこの「Task Manager」。
Task Manager ~ Android用アプリケーション v2.2.0 デベロッパー Adao Team | 仕事効率化
http://jp.androlib.com/android.application.com-adao-android-atm-AwCj.aspx
Androidには同名のアプリが乱立していて非常にやっかいなのですが、私の使っている「TaskManger」は、自動でアプリを落としてくれる「Automatic Task Killer」系のアプリです。
このアプリのいいところは「スリープ後一定時間してからアプリをまとめて落とす」ということが可能なこと。地図アプリなんかはポケット入れている間にスリープすることも多々あるので、スリープをトリガーにして落とされると困ってしまう。このアプリではスリープ直後はもちろん、指定した時間でスリープ後に落とせるので重宝しています。
ただ使いこなすまでにはちょっとした努力も必要。というのも、表には見えてないけれどバックグラウンドで動いているアプリもまとめて落としてしまい、結果として端末自体が落ちてしまうってこともあるので、そういったアプリは「ignore」で対象外にしておく必要があります。
具体的には使い始めたらこまめにステータスバーからTask Managerを表示し、現在起動しているアプリを表示。明らかにアプリじゃない、見かけたことがないアプリに関してはこまめに「ignore」で落とさないように設定しておきます。例えば「com.toshiba.recommend.service」みたいな名前のやつね。この最初の努力がかなり大事。
これをやっておくことで使っている時は仕方ないものの、スリープで放っておく時にはかなり電池を抑えられるようになりました。きちんと無視リストを構築してあげないと端末が不安定にもなりかねないので難しいところですが、きっちりカスタマイズできる人には挑戦しがいのあるアプリかと思います。
そんなこんなで電池管理を一生懸命していても、頻繁に使えばやっぱり1日持たせるのは厳しい。そんな時の最後の手段はやはり「同期をオフ」。カレンダーやメールの最新情報が反映されないのは困るのですが、頻繁に行なわれる通信をカットする同期オフはかなり効果ありです。
と、いろいろ工夫はしているものの、やっぱりせっかくのAndroidを楽しく使うにはサブバッテリーを持つのが一番。私の場合は単3電池が使えるeneloop stick boosterを使い、普段は家に充電したeneloopの予備をたくさん用意しておき、毎日2、3セットくらいは持ち歩くようにしているので、1日は十分電池が持っています。eneloopについてはスマートフォン会議メンバーも書いているのでこちらもご参照くださいませ。
REGZA Phone T-01C ブロガー徹底レビューまとめサイトへ