気がついたら7月に突入し、もう2011年7月期のドラマが始まりだしたので、前回のフォーマットをベースにしてドラマを総括。はてなブックマークやTwitterでは広がらないけど、知人から寄せられる感想が多いのはこのドラマエントリーだったりします。なお、前回の時点で見るのをやめたドラマはここでは割愛しておりますよ。
全体的に最後まで見たドラマ作品が多く、粒ぞろいだったなという印象のある6月期。マルモのおきてが話題でしたが、それ以外にもいいドラマがたくさんあって見る時間の確保に困るシーズンでした。
■幸せになろうよ(月曜21時)
悪くはないんだけどよくもなく、これといって引きのある展開でもかなったのでいつの間にか落ち。あと香取慎吾の演技が棒というか、香取慎吾以外の何者でもないんだなあ。黒木メイサはひたすらかわいかった。
■鈴木先生(月曜22時)
あの理屈っぽさが大変自分とシンクロしつつ最後まできっちり視聴。原作も読んだけど絵があまりうまくなかったり、キャストがよかったこともあって原作よりドラマのほうがよい希有な例だと思う。鈴木先生の理論は基本的にほぼ同意なんだけど、最後の避妊論だけは納得いかんな。
■名前をなくした女神(火曜21時)
実にいいドラマなのに、キャッチコピーが「ママ友地獄」とか「最後の敵」とかよくないあおりで実に損している。キャッチコピーが主人公目線なのに対し、実際には主人公以外の家庭のほうがいい味出していたこともあり、なんかプロモーションとドラマが一致してないなーと思った。子役で言うと「マルモのおきて」が注目されるんだけど、本作の子役もとってもいい演技してたと思います。それにしても尾野真千子がすばらしすぎた。
■リバウンド(水曜22時)
最後までバカドラマだった。途中はちょっとマンネリ気味だったけど、10個目のケーキともうアホすぎてwww。1クールに1つは欲しい、のんびり見られるいいポジションのドラマです。
■ハガネの女(木曜21時)
いろいろ問題にもなった第2話がアレすぎて脱落。障害を持った子供がクラスにいていいかを生徒に投票させるとかシナリオがアレすぎるぜ……。そりゃ原作者も怒るって……。
■生まれる。(金曜22時)
ドラマというより高齢出産のドキュメンタリーとして興味深く視聴。途中息子が白血病になるとかはやり過ぎだろーと思ったけど、臍帯血とうまく結びつけるあたりがやるなあと思った。この脚本は鈴木おさむなのね。この人のシナリオ結構好きかもしれない。
■犬を飼うということ(金曜23時15分)
周りではあまり話題にならなかったんだけど地道な作りでとってもよいドラマでした。「マルモのおきて」に比べて犬の役割もはっきりしているし、父親や母親、そして夫婦の絆みたいなものを平凡な家庭の中に描いた良作だと思います。いやしかし水川あさみはかわいいねほんと。
■高校生レストラン(土曜21時)
シナリオも面白かったんだけど、あっという間に高校レストランが開店してしまったので興味が薄れた……。もうちょっと開店に至るまでのドラマが見たかったなあ。
■JIN-仁-(日曜21時)
単純に録画チャンネルの問題で、裏番組の「マルモのおきて」をメイン録画機であるtorneで録画したらなかなか見る機会を失い最後まで残ってしまいました。1stシーズンに比べると勢いは落ちたというか話が濃くなりすぎてついていくのが大変になったところもありますが、クオリティはさすがの一言。ただ2ndシーズンのほうが残酷な描写が多くて、そういう点で医者ものが苦手な自分には早送りしたいシーンが多すぎました。
■マルモのおきて(日曜21時)
今シーズン一番の話題だったドラマ。ドラマ自体はホントにいい作品だったんだけど、視聴率が上昇し始めてからのフジテレビのあざといまでのプロモーションが残念だったなあ。あと最後の最後までムックの存在意義がわからなかった。最終回で無理矢理ぎみな仕掛けはあったけど、それだとしたらこれまでのシナリオでもうちょい伏線入れとくべきだろ……。最終回のオチも「ああスペシャルやるからこうしたのね……」みたいな気がして終わり方はちょっと残念でした。
■アスコーマーチ(日曜23時)
他のドラマに時間を取られてあまり見なくなってしまいました。見るドラマの数がもっと少なかったら見続けていたかもなあ。
最後まで見続けたドラマはマルモのおきて、JIN、犬を飼うということ、鈴木先生、生まれる。、リバウンド、名前をなくした女神の7本。いつもだと3本くらいでしたがいつもの倍以上の数値となりました。7月期は録画してるもののまだチェックし切れていないので、一通り見終わった後にまた感想まとめたいと思います。