「スターフォックス 64 3D」ファーストインプレッション

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

64リメイクばかりに頼り切りの任天堂3DSラインアップですが、その中でもリリース楽しみにしていたスターフォックス 64 3Dを発売日ゲット。

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先に発売された「ゼルダの伝説 時のオカリナ」と同じくらい64ではやりこみまくったこの作品。あれだけ何周もしたゲームにまた時間を費やすのかという感もありましたが、今までいくつか3D対応ゲームをプレイしてきた中で、3Dと相性がいいのはフライトゲームじゃないかな、という思いがあったのと、スターフォックスはステージを何周もして楽しむゲームなので、改めてプレイしても「また同じことやるのか」感はちょっと薄まるかなという考えから購入を決意。時のオカリナはほんとに名作なんだけど、当時何周もクリアしたあの世界で同じ謎をまた解くってところにお金を投入できなかったな……。

すでに購入して1周はクリアしてみたんですが、64時代に比べて難易度は明らかに下がってる感じ。最初のボスなんて打ちどころがよければ10秒かからずに撃破してしまって、敵の体力ゲージの減り方が異様に早い。最初のクリアも真エンディングではなく、どのボスもある程度倒し方はわかっているとはいえノーミスクリアできちゃったからなあ……。懐古主義のゲーマーにはちとヌルい印象です。

また、3Dの度合いがちょっと弱めになっているのも特徴的。パイロットウイングス リゾートと比べても明らかに3D感が弱くなっており、3Dゲージをマックスにしてもさほどの飛び出し感を感じない。けれどおかげで本体が多少動いても3Dがずれにくいので、ついつい熱くなりがちなシューティングでも違和感なくプレイできました。実際プレイしててもこのくらいの3D感はちょうどよくて、いくつかタイトル作ってるうちに3Dの調整もうまくなったのかも。

3DS独自操作のジャイロプレイも、家の中とかであれば割と自然体に操作できる。ジャイロだけでプレイってのはちょっと難しいけれど、パッド操作+アルファの上下左右移動として使うと思ったより快適。そもそもスターフォックスと言えばプレイしているとついつい体が動いてしまうゲームの代名詞的存在であり、そのつい動いてしまう体がそのまま操作に生きるという体験はなかなか奇妙で面白いです。とはいえさすがに電車の中とかではジャイロ操作できないので、プレイ中にジャイロオフにできる親切設計もありがたい。

ゲーム自体はシナリオやキャラクター含めてあの当時のまま。昔を懐かしんでプレイする人にはいいけれど、果たして2011年に発売されるゲームとしては設定がやや紙芝居っぽすぎないかなーという余計な心配もちょっとあります。スターフォックス対スターウルフのシーンも当時は燃え上がったものですが、今プレイするとちょっとちゃちな感を受けなくもない……。

とはいえあの頃を懐かしんで思いで補完できる自分としては十二分に楽しめるタイトル。3Dも「これぞ3Dゲーム」というほどではないけれど、ゲームをほどよく楽しめるオプションとしてはよく働いている感じ。とりあえずは全分岐をきっちり回収してやりこんでいきたいと思いますよ。

 


STARFOX64 3D(スターフォックス64 3D)

 

 


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