中身読まないで書評できないなーと思いつつななかな書けないでいたのですが、機を逃すよりは途中でも書いた方がいいと思うので読み途中ながら感想エントリー。
というわけで日経BP社から「リアルタイム・マーケティング」の献本いただきました。御礼!
日経BP書店|商品詳細 - リアルタイム・マーケティング
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P49040.html
リアルタイム・マーケティングというその言葉の通り、マーケティングはもはやリアルタイムに対応すべきというお話で、インターネットに加えてソーシャルメディアが登場したことで、企業のマーケティングは即断即決が求められる、というのが全体を通したお話です。途中までしか読んでないけど。
著者はかなりソーシャルメディア寄りの人のようで、読んでいてアジテーションに近い部分もあるのですべてを受け入れるよりも1つ1つ噛みしめながら自分の中に落とし込んでいく方が良いと思うけれど、それでも今のマーケティングは株式市場に似ている、という説明はとっても面白い。ほんの数秒、数分の差で巨額の富を得るものもいる一方で、そうした積極性を持たずのんびり構えているとせっかくの機会を失ってしまう。まさにデイトレーダーのような姿勢がソーシャルメディアには大事だなあというのは、ソーシャルメディアの世界で働く人間としても痛感するところです。
その面白い例が冒頭にもあるユナイテッド航空と、ユナイテッドに自分のギターを折られてしまったアーティストのやり取り。このアーティストはユナイテッドにクレームを入れるものの全くとりあってもらえない。怒った彼はユナイテッドを避難した歌を作ってYouTubeにアップしたところそれが話題になり時の人に。一方でユナイテッドは沈黙を貫いたまま表では対応しなかった、というエピソードです。
ここまでで考えると一見アーティスト側がすべて正しく見えるのだけれど、個人的には「何も言わない」も1つの策ではあるなあというのが正直なところ。もちろん今回のエピソードについては、ギターを折られた上に正当なクレームも全然聞いてもらえず、仕方なく執った手段としてアーティストのこの行動は正当な部分もあれど、これを企業として公に認めた場合、折れたギターを仕込んで企業に金をせしめる、なんて悪党も発生するかもしれない。大企業がゆえのクレーマー対策という事も考えると、すべてを早急に対応するというのは相当難しいことだと思うし、大企業がゆえに動きが取りにくい、というのは現実としてあるもの。そもそも1人の人間と大企業がインターネット上で闘う場合、大企業は背負うものが大きすぎるがゆえに個人よりも不利な部分もあったりする。この本では法的に責任を認めることを恐れる企業を「石頭」と切り捨ててしまっているのだけれど、それはちょっとソーシャルメディア寄りの視点すぎるかなあ。
むしろ個人的に注目したのは、このアーティストと航空会社の戦いに乗じてこれ以上ない自社のブランディングに成功したギターメーカー。具体的にどんな手法だったかは書籍を読んでいただくとしつつ、実際にはまったく関係の無かった2者の高いにチャンスを見いだし、どちらを傷つけることもなく、むしろどちらにも素晴らしいソリューションを提供することで自分のブランディングに成功する。リアルタイム・マーケティングの真骨頂はここにあるなあと感動させられました。
繰り返しになりますが著者自体がかなりソーシャル寄り視点であるのですべてを真に受けるよりいったん自分の中で考えた上で吸収した方が良い、というのが途中まで読んだ私の考えですが、そういうスタンスで臨むならば、いまのソーシャル時代に学ぶべきマーケティングのエピソードがたくさん詰まっているなあと感じた1冊。きちんと読み終わったタイミングでまた感想書きたいと思います。
時に余談ですが、なぜこの本が読み終わらないかというと、単に本を持ち歩くのが大変なのと、電車などで本を取り出すのが大変というところなんですよね。乗車時間が長時間ならいざしらず、すぐに乗り換えてしまう場合ではいちいち本を出すのもおっくう。一方で電子書籍だとスマートフォンでするする読めるので、分厚いスティーブ・ジョブズも2冊きちんと読み終われました。
個人的にこれは提案なんですが、献本って希望者にはデータで配布するってどうでしょうね。もちろん誓約書かなにかで再配布禁止という条件を課した上でいいのですが、その方が配送料や書籍そのもののコストもかからないし、電子書籍慣れしている人にはとっても読みやすい。献本する間柄というのはそれなりの契約関係だと思うんで、ある程度信頼してデータのやり取りもありかなーと思ったりした次第です。
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