スマートフォンを使う上で個人的に重視するのはカメラの性能です。どんなにスペックがいいスマートフォンでも、カメラがいまいちだとそれだけで使いたくなくなるくらい。かの2画面スマホ「MEDIAS W N-06E」も大変な名機だったのですが、カメラが青かぶりするという難点だけで使わなくなってしまいました。
その点、いろいろスマホを使ってきた中でも富士通製スマートフォンの色合いはかなり好み。どぎつくない色合いでとても自然な写真が撮れるので気に入っています。
カメラのインターフェイスは2つ前のモデル「ARROWS X F-02E」から非常にシンプル化され、シャッターボタンとメニューボタンのみになりました。
メニューも非常にシンプルで、露出補正やホワイトバランスといったデジカメ的機能は一切省かれています。画質は基本的にカメラにお任せするというiPhoneに近い割り切り仕様ですね。
「その他」からは位置情報や写真の保存先、タッチシャッターといった機能が利用できます。タッチシャッターはこのスマホに残された数少ない写真の調整機能としても使えるのでオンにしておきましょう。タッチシャッターの調整については後述します。
画面サイズは5種類。個人的には16:9でもう少し使いやすいサイズがあるといいのですが、画面のUIが6マスなので「戻る」除いて5個までがギリギリなのかな。
なお、この端末の16:9は若干クセがあります。まずはこちらの画像をご覧ください。4:3の最大画像で撮影しています。
続けてこちらが16:9の最大画像。比べると一目瞭然ですが、16:9は4:3の上下を切り取っただけの画像なので、撮影できる範囲が狭まります。16:9で撮影すると被写体の位置が思ったより近く思えるのもこの仕組みのため。使いやすさ重視であれば16:9より4:3がおすすめです。
かなりシンプルで使いやすく、簡単操作でいい写真撮れるF-01Fですが、前モデルの「ARROWS NX F-06E」も十分にいい絵が撮れるカメラでした。というわけでここからは前モデル「F-06E」との写真比較。上がF-01F、下がF-06Eで、どちらも4:3の最大画像、タッチシャッターでピントも合わせた上で撮影しています。
まずは曇天模様から。あいにく撮影に外出した日がいずれも天気いまいちだったので屋外写真としてはイマイチですが非各区対象には十分かな。
外だと光量が多いのですが、一番下の写真だとF-01Fのほうが明るく撮れているのがわかります。ただ夕焼けの写真としては下のほうが綺麗な気もするのでここは悩ましい。
続いておそらく撮影機会も多いであろうご飯たち。
とんかつとビールがわかりやすいですが、やはりF-01Fのほうが明るめに撮れていますね。とんかつに関してはF-01Fのほうがおいしそう。とはいえ比べて分かる程度で、どちらもかなりキレイに写真撮れます。
最後は夜写真で比較。
一番上の写真見るとだいぶ違いがわかりますが、ここでもやはりF-01Fのほうが明るさが上。暗い場所の写真撮影はF-01Fのほうが強そうです。とはいえどちらも十分にキレイなんですけどね。
基本的にはオートでパシャパシャ撮れるカメラですが、1つだけ気をつけたいのがピント位置。被写体のどこにピント合わせるかで写真のデキがかなりかわってきます。
以下はそのサンプル。こちらは上の白いボトル部分にピントを合わせています。
こちらはラベルにピントを合わせた場合。暗めの被写体を基準にするため全体的に明るくなり、背景がかなり飛んでいます。
すべてをオートで調整するがゆえに、ピントが合ったところが白い(明るい)か黒い(暗い)かで写真のデキがかなり変わります。撮影の時はこの特性を頭に入れつつ、あまりに明るかったり暗かったりする場合はピントの位置を調整するといいかもしれません。
カメラの撮影サンプルとしては2ちゃんねるでも話題になっていたまさるさんのエントリーや、メンバーがアップしているFlickrグループなども合わせてご覧くださいませ。
『ARROWS NX F-01F』で撮ったお気に入り写真たち | hey hey heydays*
http://heydays.org/2013/10/arrows-nx-f-01f-favorite-photos.htmlFlickr: The F-01F Pool
http://www.flickr.com/groups/f-01f/
【ケータイ会議NX!!とは?】
ケータイ会議NX!!とは、富士通の最新スマートフォンARROWS NX F-01Fをブロガーが使い倒してブログで自由にレビューする企画です。通信料は各自の負担、モニター後は端末をそのまま使い続けることができるようになってます。
同じくケータイ会議NX!!に参加しているモニターの記事はこちらからどうぞ!