楽天モバイル&Zenfone 5を数週間使ってみての使用感レポート

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

先日参加した楽天モバイルのイベントでは、モニター特典として、SIMロックフリーのAndroidスマートフォン「ZenFone 5」および月間3.1GBのデータ容量が使えるプランを無料で提供いただきました。

ヘビーユーザーから見た楽天モバイルのメリットとデメリット – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/03/23/14079

先日のエントリーでほぼほぼ言い切ってしまった感もありつつ、端末とSIMを入手して以来、ほぼほぼメイン端末と同様に使って数週間が経ったこのタイミングで、楽天モバイルの使用感を項目ごとに感想まとめてみたいと思います。

通信速度

実用上はほとんど不満なし。最近メイン回線として愛用しているIIJmioと比べて速度が遅いこともなく安心して使えます。スピード測定サイトの結果も良好。混雑時でも最低で1Mbpsくらいは出ているので速度面での心配はないかな。

Screenshot_2015-04-07-20-49-56

データ容量

一方、前回のエントリーでも書きましたが自分にとって楽天モバイル最大の課題はこれ。今回利用している3.1GBプランでは3日間に540MB、上位プランでも5GBプランは3日に1GB、10GBプランで3日に1.7GBの制限があります。

今回モニターを初めて数日後、なんだか遅いなと思ってアプリを確認したらしっかり速度制限がかかってました。この制限は4月に容量が増える前の話であり、3日間の制限も360MBともう少し低めだったのですが、実際この日までに440MBも使っていると540MBあっても心配。

10847599_789852251100695_3038304859873641462_o

やったことはといえば普通にスマホでアプリを使いつつ、パソコンで2時間ほど外出時にテザリングしてたくらい。おそらくテザリングが容量を食った一番の理由ですが、SIMロックフリーのメリットはやはりテザリングなので、せっかく端末がテザリングできるのに容量制限ひっかかってしまうというのは厳しい。

もちろん、いつも3日500MB近く使っていたらそもそも月間の容量もオーバーしてしまうのでそこまでを要求するわけではないのですが、外出時のいざという大事なときにたくさん容量を使えないというのがヘビーユーザーに取ってはなかなかに辛いところです。

とはいえこの制限こそが快適な速度を担保しているのであって、混雑時にもスピードが落ちないというのはこうした制限によるところもあるのでしょう。パソコンでテザリングしない人だったら3日に500MBもあれば十分でしょうし、ライトユーザーには何百MBも一気に使えるよりこういう制限で快適な速度を実現するというのは1つの手段かなとは思います。

端末

今回提供いただいたZenfone 5はコストパフォーマンスの高さで定評のある端末ですが、使ってみても実際にかなりバランス感がいい。CPUはクアッドコアでメモリは2GBあるから動作もサクサク。液晶はHD解像度ということもあってバッテリーの持ちもいい。解像度を上げれば上げるほど絵はきれいになってもバッテリーがもたなくなるので、個人的にはHDくらいがいいバランスです。

楽天モバイル: ZenFone 5
http://mobile.rakuten.co.jp/product/zenfone5/

携帯電話キャリアのスマートフォンはどうにもスーパーカースペックばかりが多いんだけど、実際に使うならそこそこ動けば十分でお値段手頃な方が嬉しい。そういう点でZenfone 5はかなりバランス感いいです。とりあえず純正のカバー買ってつけてますが、フタを閉じるとスリープに入るので割と使いやすくてお勧め。

IMG_20150408_101219

とはいえメインとして使うことを考えるとおサイフケータイ非対応なのでSuicaやEdy使えないのが辛い。最近携帯電話周りの回線を整理していて、SIMロックフリー端末をメインにしようかなとも考えたのですが、どうしてもSuicaやEdyが使えないと不便になってしまうので、今後の端末はスペックよりもこういう機能面での拡充を期待したいところです。

テザリングの有無と容量のバランスが選択の決め手

モニターとして数週くらい使用した結果、この回線の決め手はテザリングの有無によるなと思いました。特に最安値の3.1GBプランだと3日間540MBで制限を受けてしまうため、1日でもがっつりテザリングすると超えてしまいそう。一方でテザリングほとんどしない人で、自宅やオフィスではWi-Fi使う人であればこのくらいの容量は十分だし、もう少しプランを上にすれば3日間の容量制限も緩和されるので、毎月使う容量とテザリング頻度のバランスが楽天モバイルを選ぶ決め手になりそうです。

ほとんどテザリングしない人であれば、こうした帯域制限のおかげで混雑時も比較的快適なスピードで通信できているので、制限がむしろメリットになりそう。あとは上位プランでもSIMが1枚でいいか、毎月のデータを繰り越しするほど容量を使わないかどうかを考えて楽天モバイルを選ぶといいのではないでしょうか。


コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください