イベントテーマとしてはみてねとまごチャンネルのパネルディスカッションだったのですが、主にみてねへの興味メインで参加しました。
イベントはこちら。
津田啓夢×笠原健治×梶原健司 「日本の家族をテクノロジーでもっと幸せに。新しい家族のつながり方」 | Peatix /
http://peatix.com/event/121722
みてねはリリースされたときにお試しで使ってみたんですが、UIというかUXがすばらしい。初心者が使うまでの心理的なハードルを徹底的に下げてまずは使えるようにしていて、自分が作りたいアプリってこういう仕組みだなあと感動した敬意をもってイベントに参加したという経緯です。
久々に見た笠原さんはとても生き生きしてた。記者時代はめんどくさい質問でいろいろ困らせてばっかりだったけど、あの頃より饒舌で楽しそうだった。まあ、あれだけ急速に大きくなっちゃったサービスを気軽に語れないというのはもちろんあるのだけど、それにしても楽しそうだったなあ。
一方であまり軽率にしゃべらない性格はそのままというか、まごチャンネルへの言及に関しては時間をためていうこと考えてから言葉を発するあたりはああ笠原さんだなーとか懐かしく思った。
なんか笠原さん感想ばかりになりそうだけどみてねの話もとてもよかったし問題意識も共感できた。今の時点で十二分によくできてるんだけど、今後は親族、つまりは自分の兄弟姉妹も参加できる仕組みを考えてるそうで、それはうちの親族とかでちょっとためしてみたいかなあ。
一方気になる今後の展開では収益についても触れられたのだけど、プレミアム会員システムはあまり向かないんじゃないかなあ。そもそもmixiと違って家族属性がゆえにサービスターゲットの母集団も少ないし、有料会員なんてよほどの機能でない限り数パーセントしか加入してくれない現状では厳しいのではないかと。
プレミアムの内容もアクセスコントロールということだけど、「見せたくないものがある」というネガティブな方向での有料課金はあまりうまくまわらない気がする。1秒動画はとてもおもしろかったので、ああいう機能を充実させるほうがいいんじゃないかな。
個人的にはプレミアム会員というよりも、子供がお金を払って親に見せたいな。うちも実家に無線LAN引いてみたりパソコン整備したりとたまにやってるんだけど、その延長線上として子供の様子を親に送れるということには十分お金を払っていいと思うので、親に見せるためのより便利機能としてならぜひぜひ課金したいところ。シンプルなお試しで機能は無料だけど基本は有料、って開き直ってもいいとも思う。
まあそうはいっても一度無料展開したものを有料にするのもなかなかに難しく、そのあたりは今後の展開に期待したいところ。予定している親族向けの機能拡充たのしみにしています。
まごチャンネルにも言及しないしておくと、同じ子ども向けなんだけどソフトとハードではビジネスが違って、ハードと継続課金がセットになってるからビジネスモデルとしてはすごくわかりやすい。まあそのぶんどこで売るとか何台売るとかいう課題も多いけど、収益を上げるための施策としては割とシンプルかなと。
イベント聞きながら家族が幸せになるサービスもすてきなんだけど、幸せな家族になるためのサービスってのもないと肝心の家族そのものが増えていかないよなーとも思ったりしました。
それはさておき、みてねは本当によくできているサービスなので、親子はもちろんのこと、アプリ作ってる人も一度触っておくといいと思います。
子供の写真、動画を共有・整理アプリ – 家族アルバム みてね /
https://mitene.us/