日本一のだっさいイベント「東京獺祭の会2012」が最高だった

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

だっさい最高!

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というわけで「獺祭」と書いて「だっさい」と読む日本酒の名酒を飲んだくれることができるイベント行ってきました。

獺祭の蔵元|旭酒造株式会社
http://www.asahishuzo.ne.jp/info/event/

獺祭の蔵元が自らその名酒をふるまうこのイベント、毎年毎年大人気ですぐに満席になってしまうため、今回は3回に分けての開催だったにも関わらずあっという間に満席になってしまったとのこと。日本酒スキーな私としてはかなりの期待を込めての参加だったのですが、結論から言いますともう予想以上に素晴らしいイベントでした。これは毎年恒例で参加しないとだ!

会場は永田町から徒歩5分圏内の都市センターホテル。時折取材に来てたなあここ。

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会費を払って中に入ると各テーブルごとに獺祭と仕込水のセットがどかんとちんざまし。これはいやがおうにもテンションが高まるというものです。

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会場中央と両端には寿司やら天ぷらやら豪華な食べ物がいっぱい。

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寿司と日本酒だなんて最高のコンビネーションですがな……。

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参加者にはグラスとおちょこが1つずつセットになって配布され、これを使って獺祭を飲んだくれます。今までのイベントでは参加者が持って帰ることができたこのセット、今回からは人数が大量になってイベントも3回開催するということもあり、お持ち帰り制度はなくなったらしい。残念ではありますが人数考えると致し方ないですかねえ。

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獺祭グラスに獺祭をついでいざ乾杯!

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と同時に食べ物に群がる人の群れ! 期待していた寿司なんて乾杯から10分も経たないうちに殲滅状態になり、これは食べ物ほとんど食べられないかな……、と思っていたら、一緒に参加していたやんちゃなブロガーがもう会場中の食べ物を集めまくってくるという偉業を成し遂げておりました……。あまりの勢いに同席した方々からは「元気すぎて学生かと思った」と言われるほどでしたがきっとあれですね社交辞令ってやつですねきっと。

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開始早々なくなった寿司をこのボリュームで確保するとか恐ろしい子……。

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食べ物をきっちり確保したので、メインであるお酒をじっくり堪能することに。まずはテーブルにあった磨き三割九分の獺祭から。三割九分というのは三割九分まで磨いて削ったお米で作ったお酒のこと。よりおいしいお酒を造るためにお米をひたすら削るというとても贅沢なお酒なのです。

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これがもうなんというか、日本酒の概念を吹き飛ばすような甘いくちあたりで、まるでフルーツ酒のような甘さ。テーブルには50%磨いた獺祭も置いてあったのですが、50%でも十分おいしかったのに、一緒に三割九分を飲んでしまうと全然別のお酒に思えてしまう。なんという贅沢な世界ですかこれ……。

と思ったら会場には三割九分より磨いた二割三分もあるとか! ということでそそくさと試飲コーナーへ突撃!

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あった! 二割三分! 二割三分ってことは元のお米の七割七分を犠牲にしてできあったという、おそるべき贅沢な代物ですよ……(ゴクリ)

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もうこれが三割九分を超える甘みが口の中で広がるすばらしい美酒。こんな贅沢なお酒飲んだらもう日本酒やめられなくなるなあ。というかむしろお酒飲む人はこういうほんとにおいしい日本酒のんどかないと日本酒勘違いしたまま終わってしまうな……。

獺祭イベントはこれだけではありません。お米で作ったのに炭酸酒のような味わいが楽しめる発泡酒もどかんと試飲できます。こちらも通常の日本酒と同様、50%、三割九分、二割三分が用意されていました。

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三割九分にはさらに遠心分離という別ジャンルも! どんな違いがあるか聞いてみたら「自分で飲んで試してみたらどう?」とけしかけられたので挑戦してみたけど正直しっかりした答えが出なかった……。だってどっちもおいしいんだもの……。

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そしてもうなんかこれ言えたら魔法が発動できるんじゃないかという「磨き二割三分遠心分離おりがらみ元旦届け」というお酒も。おりがらみというのは日本酒の「おり」を含んでいて、普通の日本酒と発泡酒の中間的なお酒。「元旦届け」というのは元旦に作ったお酒という意味だそうです。

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ラベルにもしっかり「元旦届け」の文字が。

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ほどよい白濁色の「磨き二割三分遠心分離おりがらみ元旦届け」。発泡酒っぽさもありつつ日本酒のすっきりさもあって、飲んだ中ではおりがらみが一番好みだったかな。いやでもほんとに全部うますぎるお酒ばかりでもう幸せ絶頂であります。

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このまま行くとまともに家帰れないんじゃないかというタイミングで、同伴者による差し入れを全員で一気飲み。よしここから後半戦本気出すぜ!

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こちらはあっためて飲む専用の獺祭。単なる熱燗じゃなくて、きちんと熱燗専用のお酒があるのです。

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ラベルにもきちんと「温め酒」の文字が。正直言うと実は熱燗ってアルコールっぽさが強まるので冷やのほうが好きなのですが、この温め酒はそうしたアルコールっぽさが全然感じられず。これなら熱燗でも飲みたくなるなあ。

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会場の隅には日本酒にするために磨くお米も展示。まずは日本酒用のお米として誉れ高い山田錦の玄米。

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この時点ではまだお米の形がしっかり残ってます。

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続きまして50%。なんか戸愚呂兄弟みたいだな……。

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半分磨くとだいぶ丸みがかかってきます。玄米独特の茶色っぽさも無くなってとってもきれいな白。

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続きまして半分超えの39%。

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だいぶお米の大きさが小さくなってきました。

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そして究極とも言える23%がこちら。

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もうお米というかまん丸に近いくらい磨き込まれてます。

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手のひらで4種類を比較。最初の玄米からするとそうとうな大きさの違いですね。改めましてこれはほんとに贅沢なことなんだな……。

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会場には獺祭を使った食べ物も販売してました。こちらは酒粕40%をも織り込んだというパウンドケーキ。もちろん酒の勢いでガツンと購入です!

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帰りがけにはパウンドケーキに加えて獺祭入りカレー、二割三分の獺祭一瓶などをおみやげがてらに購入し、楽しいイベントをしめくくりました。いやしかしこれだけうまい酒を飲んだくれることができるなんて至高の時間としかいいようがない。これはまた来年も申し込まないとな……。

ほんとに楽しいおいしいイベントにお誘いいただき感謝です!


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