「モバイルSuicaの電池は切れる」という事実

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

 前から書こうと思っていたところにちょうどこんなエントリーがあったので勢いで書いておく。

以前、モバイルSuicaはケータイの電池で動くので、(中略)どうやら電池の残量が本当にない時には使えなくなるようだ。

モバイルSuicaはケータイの電池が切れると本当に使えなくなる – ただのにっき (2008-06-22)
http://sho.tdiary.net/20080622.html#p02

 そう、ほんとにモバイルSuicaの電池は切れます。よく「携帯の電池が切れても残った電池で動くから大丈夫」という話をする人がいますが、それでも切れるものは切れます。

 自分のときはどんなだったかというと、前にも書いたんだけどお店で携帯電話使いまくっていたら電池が切れたのでその場では電源オフにし、機種変更前の別の携帯電話に差し替えてそっちでブラウザやメールを利用。帰ろうと思ったら電源切ったままの携帯では改札を通れず、「電源は切っていてもいいけどSIMカードは装着しないとダメ」とのことなので、SIMを装着してから電源を投入して改札を通過、その後また電源を切ってからまたSO905iでメールやブラウザチェック。

 「電池が切れていてもSuicaは使える」という話を聞いていた安心感もあってか、他の改札を通るときに再度同じ作業をしていたら、最後の改札を降りようとするところで、電池が一切入らなくなっていて改札を通れないという事態が発生していたのでした。

 あくまで体感ではありますが、「電池が切れても大丈夫」という言葉のイメージが与えるほどモバイルSuicaの電池は持ちません。そして「電池切れが発生してから数回電源を再投入するだけでもSuicaが使えない」という程度の電池の持ちというのは、連絡を取らなければいけないような事態が発生した場合には非常に不安であるということです。

 そんな電池が切れるような携帯電話にSuica入れてるほうが悪いといわれたら最後ですが、単にお金が使えなくなる他の電子マネーと違い、電車に乗ってしまったら降りるときにも大変になるというインフラ系サービスであるだけに、JR東日本は3キャリアの充電器くらいは全改札に装備してほしいところ。ほんのちょっと充電するだけでも改札通過するくらいはできるでしょうし。一度でもSuicaの電池切れを体感するともう怖くて怖くて、予備電源ないともう電車は乗れませんね。

 あと、「モバイルSuicaの電池は切れても残った電池で動くらしい」という話って、そのほとんどが伝聞系で、「電池切れたんだけど十分改札通れたよ」という実例って、自分の身の回りではあまり聞きません。実際にはもちろん電池切れてもSuica使えた人もいるとは思いますが、ほとんどの人がそうならないよう気をつけていてそういう事態に遭遇していないだけに、やたら「電池切れても大丈夫」という言葉ばかりが一人歩きしている気もする。電池を気にしながら最低限使っていたって電池切れするケースはありますよ、という1つの事例だけは、モバイルSuica使う人は知っておいたほうがいいかと思います。


「モバイルSuicaの電池は切れる」という事実” への1件のフィードバック

  1. その通りです。FeliCaチップはごくわずかの電流で動作するので、バッテリが多少なりとも残っていればFeliCaチップにも給電されており、通過できます。
    しかし私のは私のバッテリはギリギリまで起動電圧を維持してくれます。そのせいで電池切れを起こすと数十分程度で通過不能になります。
    ってことを根拠に以前2chに書き込んだら、嘘乙www使ったこと無いのばれるよアホって罵倒されました。仰るとおり、きっと電池切れても大丈夫、の一人歩きを無条件に信じているんでしょう。
    その時は駅員に無理を言って充電させてもらって事なきを得ましたが、これは電磁誘導で都度給電されるカード式の方が優れていると思ってカードに戻しました。
    これでもし充電できなかったら、現金で払うにしても乗った駅を証明するだけでも相当困難なことが目に見えています。

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