NECカシオの発表会でN-08BとN-04B触ってきた

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

またしても縁あって!

今回はAMNとしてお仕事のご相談をいただいておりますNECカシオモバイルコミュニケーションズの携帯電話発表会にご招待いただきました。ブロガーイベントや内覧会は最近もちょいちょい参加させてもらってたんですが、いわゆるメディア向けの発表会は久々なのでテンションあがるわー。そういや会場で会った懐かしの人はどことなくふくよかになった気がしましたが気がつかないことにしておきますはい。

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といっても実際にはスケジュールの都合から参加できたのは端末のタッチ&トライからで、発表会はほとんど聞けておりません。発表会にも参加しておりました弊社営業によれば質疑応答でAndroid端末への言及もあったとのこと。やはり2010年後半はAndroidがさらに存在感増しそうですなあ。

発表会自体は3キャリアの端末すべてが対象だったのですが、自分がドコモユーザーということもあって興味が向くのはどうしてもドコモ端末。なかでも今回はとがりまくっているN-08B、DLNA対応が気になりまくっていたN-04Bの感想をお伝えしたいと思います。今回も写真たくさんなので以後は「続きを読む」で!

まずはスマートブックライクなN-08B。GPS非搭載、カメラは内側のみ、通話はイヤフォン経由とそうとう割り切ったモデルですが、そのかわり大容量の待受1000時間というロングライフを実現。1000時間ってかつてのPHSクラスだよなー。

N-04B ? docomo 機種一覧 | NEC mobile
http://www.n-keitai.com/n-04b/index.html

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PCっぽくも見えますが中身はれっきとしたNTTドコモの携帯電話なのでiモードやdocomoのメールアドレスが使えます。見た目は似ているシャープのSH-10BはOSがAndroidなのでここが大きな違いですかね。

重さは多少ずっしり来るけど十分片手で持てる程度の重さ。しかし指紋つきまくりだな……。きちんと拭けばよかったよ……。

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本体の背面は隙間があるのですが、液晶をオープンするときちっと収まる仕組み。開いてみると重さはあるもののかなり薄く感じます。

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キーボード配置はこんな感じ。特筆すべきは一番上の段に比べて2〜5段目のキーが大きめのサイズであること。

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実際に指を置いてみたところ。PCとまではいきませんが十分に指が配置できる大きさ。

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実際にその場で文字入力してみたところ、配置がわからない部分はあれど入力は快適でした。キーボードの押しやすさはもちろんとして、文字入力が大変にサクサクなのがかなり快適。これ1日くらい使ったら十分使いこなせそうなレベルのキーボードです。さすがモバイルギアの会社は違うなあ。

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さらにファンクションキーもよくできていて、F10での英数字変換もばっちり。以下は「Bぅえとおth」と入力した後にF10キーを押して英数字に変換した画像です。これ以外にもちろんCtrl+VやCtrtl+Cなどの機能も備わってるとのことで、かなりPCライクに操作ができそう。

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キーボード下部の中央にはNECおなじみのニューロポインターを搭載。これがマウスがわりににゅるにゅる動きます。さらに側面にはマウス代わりのボタンも配されて、かなりPCに近い感覚て操作できそう。

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機能面ではいわゆる普通の携帯電話なので、メールやiモード、ワンセグ、iコンシェルなど一通りの機能を搭載。

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嬉しいのはiアプリとiモードを同時に開けること。この2つが開けるのはNECならではなのよねー。

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ただ、同時に起動はできるけれど画面を2つに分離して同時に表示ってことができません。せっかくの画面サイズなのでiモードとiアプリ同時表示とかしたかったなー。ちなみにメールの受信画面とメールの内容を分割して出すことはできたりします。
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ワンセグはアンテナをかなり長めに引っ張りだせるので屋内かつ地下の発表会会場でも快適にワンセグが再生できました。画面も大きいだけにワンセグは地味にありがたい機能かもなあ。

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GPSは搭載されていませんが地図アプリは表示可能。これだけ視認性高いと地図が飛躍的に便利になりそうだわ。でも贅沢言うと、道に弱い自分としてはやっぱりGPSは欲しいですけどね……

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全体的に操作感はサクサクで、キーボードも入力しやすくニューロポインターやマウスボタンも便利。電話がヘッドセット経由だったりカメラ的な利用は厳しかったりと割り切りは必要ですが、そのぶん1000時間の待受と開けばすぐに起動する機動性の高さは魅力的。これ2台目端末としてはなかなか面白い存在な気がします。

また、注目なのは今回の夏モデルで一部搭載されているアクセスポイント機能も搭載していること。無線LANを使ってドコモ回線を最大4台までシェアできるので、モバイルルータとして持ち歩くという使い方も可能。1台持ちの携帯電話だと「ルータ機能を使っているとメールやブラウジングできない」という問題があるけれど、2台目需要のN-08Bだとこのルータ機能がさらに活きる気がします。

そしてもう1台の注目端末だったDLNA対応の「N-04B」。

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カラーリングは3色展開なんだけど、色のおしゃれさは赤がよかった。あと、キーボードのボタンが大きいので文字がかなり入力しやすいのも○。

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NECといえばのニューロポインターもセンターに大きく搭載。ただ、PCライクなN-08Bに比べると、携帯電話型のN-04Bでは十字ボタンとショートカットだけで十分そうな気も。フルブラウザとかマウスカーソル表示される画面では便利そうかな。

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そして注目のDLNA機能は、ルータを用意してデモ環境が構築されていました。しかしこんだけDLNAにくいついちゃうのはやはり少数派なのかな……。DLNA楽しいんだけどな……。

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DLNA機能は待受のショートカットメニューに「メディアスリンク」という名称で搭載。NECとしてはDLNAと呼ばずにメディアスリンクと呼称するようです。

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メディアスリンクでできる機能は大きく2種類で、1つはDLNAサーバーとして携帯電話のデータをPCで見る方法、もう1つはDLNAクライアントとしてPCのデータを携帯電話で見る方法です。

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クライアント機能はシンプルで、無線LANで接続したら同じネットワークのDLNAサーバーを検索してアクセス可能。

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PCの画像を携帯電話で表示できます。ちなみに表示できるのはN-04B側で対応しているファイル形式のみのため、静止画はほぼほぼ問題ないですが、動画は3GPのみになる模様。ここがMP4だと世界が変わるんだけど、携帯電話メーカーでは難しいか……。

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ただ、予想外に面白かったのが、DLNAがアップロード、ダウンロードどちらにも対応していること。端的に言うと携帯電話で撮影した写真をPCで手軽にコピーできるし、PCの画像や動画を同じくDLNA経由で手軽に携帯電話へコピーできるのです。

試しに携帯電話の画像をPCへダウンロードしてみましたが、複数選択もできるのですごく便利。いままで携帯電話の写真をブログで使うのって、ケーブルでPCとつないだりmicroSDを取り出したり、または1通ずつメールでアップロードしてたりと面倒だったんですが、これなら相当便利に携帯電話の写真を取り出せる。というかこれができたらTransferJetいらないじゃないか……。

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ただし、このダウンロード・アップロード機能はNECの新モデルで搭載しているDiXiMしか使えないとのこと。うーむ、DiXiM有料で買ってもだめな のかなあこれ。すげえ便利な機能だと思うのだが……。

そしてこれまた予想外に気に入ったのが起動0.6秒というカメラの早さ。スペックだけだとそれほど実感しないけど、この早さはすごいわ……。ほんとに撮りたいシーンを撮り逃さないですみそう。


YouTube – N-04B瞬撮テスト

ただ、動画に関しては待受のショートカットから行くか、カメラ起動ボタンの割当を変えないと瞬時の起動はできないらしい。せっかくだからカメラ短押しで静止画、長押しで動画とかだと、動画も瞬時に立ち上げられていいのになあと動画好きとしては思う次第です。

カメラの機能の早さやDLNAの面白さ、アクセスポイント機能を搭載するハイスペックぶりが実際に触ってみると気に入りまくったN-04Bですが、1つ課題を挙げるならやはり防水非対応かな。他のハイスペックモデルであるSH-07BやF-06Bが防水対応なので、あるにこしたことない機能として防水も欲しいところ。ただこのカメラ起動の速さとDLNA対応は防水非対応を補ってあまりあるとも感じるので、自分が携帯電話に求めるポイントがどこにあるか、ですかね……。

チェックしたのは主にこの2機種なのですが、他の機種で気になったのはN-05B。

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N-04Bと比べると画素数が810万画素に下がり、動画もHD非対応、無線LAN周りの機能も省略されているものの、そのぶんかなり薄くて軽く、手にもしっくりきた。カメラは800万画素あれば個人的には十分だし、N-04Bほどではないにしろカメラも0.8秒で起動するので使いやすそう。

FrancFrancとコラボしているだけにデザインも凝っていて、押したボタンの周りが光ったり、端末を傾けたりすると特殊なキーボードイルミが光ったりします。

デザインがおしゃれで本体も薄く、スペックもきちんとまとまってるのでこれは売れそうな予感。まあハイスペック重視の私としてはどうしても無線LANとか気になってしまうのではありますが、これはこれですごくいい端末だと思いました。

あとは別キャリアで気になっていたソフトバンクおTwitter対応。なんか発表会では「全機種Twittter対応」って孫さんがぶち上げてたけど、実際にはウィジェット非対応機種は紹介ページだけなのね……。ちょっとふかしすぎじゃないかそれは……。

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他にも端末はたくさんあったのですが、きちんと触れたのはこのくらい。ほんと発表会出るたび思うけど、これだけの機種を短時間で全部触って機能をチェックするメディアの方々はほんとに大変だと思うよ……。

全体的には、カタログスペックではなかなかわからなかったN-08Bがサクサク動作でかなり使えそうなのが面白かった。また、気になってたDLNAもPC次第ではアップロード・ダウンロードできるのがそうとう楽しい。やっぱり新しい技術や製品に触れる瞬間ってわくわくしますね。

AMNでご相談いただいている件はまだ具体的にお話できる段階にはないのですが、機会が来ましたらぜひご紹介したいと思っておりますので、それまではあれやこれや想像を膨らましながらお待ちいただけると幸いであります。