miniUIMことmicroSIMをSIMカードにする

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

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ARROWS Z LTEでも新たに採用したmicroSIMで体験したいろいろな苦労と貴重な体験を軽くまとめエントリー。

microSIMというのは、名前の通り小型サイズのSIMカード。SIMカードには電話番号など契約者の情報が保存されており、これを差し替えることで複数の携帯電話でも同じ電話番号で利用できるわけですが、このSIMを単純に小型化したのがmicroSIM。また、SIMの中でもNTTドコモが採用するW-CDMA方式に対応したSIMは「UIM」「USIM」と呼ばれており、microSIMサイズのカードは「miniUIM」というように大きさの呼称が違うのですが、microSIMとminiUIMは同じものを指します。しかし、USBもHDMIもmini→microと小型化したのになぜSIMはいきなりmicroなのかな……。

第455回:microSIM とは – ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/keyword/20100216_349303.html

以下の写真がSIMカードとmicroSIMカードの比較。カードの大きさこそ違うもののICの面積はほぼ一緒。スマートフォン本体を小型化するために削れる部分をそぎ落とした感じの仕上がりです。

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左がSIMカード、右がmicroSIMカード

SIMもmicroSIMも機能に違いがあるわけではないのですが、当たり前のことながら物理的な形状が違うので、SIMカード型の携帯電話やスマートフォンにはmicroSIMは装着できないし、その逆もありません。また、ドコモの回線は先日エントリーしたとおり3GタイプのFOMAとLTEタイプのXiの2種類があるため、これを掛け合わせることで「3GかLTEか」「SIMかmicroSIMか」という4通りのSIMが存在することになります。

移行期のため仕方ないところではありますがやっかいなのはこの物理形状の違い。XiタイプのSIMは、実はXiとFOMAの両方に対応しているので、FOMAタイプのスマートフォンや携帯電話にXiのSIMカードを装着しても使えちゃったりするのですが、SIMカードとmicroSIMだと形状が違うのでそもそも装着できない。たまに前の携帯電話使いたいな、なんていう人には結構困った仕様になっているのです。

しかし人間なせばなるもので、こうしたmicroSIMをSIMカードサイズにするというアダプタなんてのが存在します。写真で見ての通りIC部分はサイズが全く一緒で、要はプラスチック部分の面積が違うだけ。なのでSIMカードとの差分をアダプタで補ってやることでmicroSIMをSIMカードとして使えるようになるという、実にアナログなお話なのです。

今回利用しているARROWS X LTEもmicroSIMサイズなので、他のスマートフォンでも回線を使い回せるようアダプタを1つ購入してみました。ちなみにこうしたアダプタは当然のことながら動作非保証の非公式なアイテムなので購入は自己責任でお願いします。

久保田製作所 MicroSIM変換カード [黒]|アウトレット商品や中古パソコンはイオシス
http://iosys.co.jp/cgi-bin/zaiko_list/item.php?GN=36302

しかし実際に購入してから問題が発生。どうやってもmicroSIMがアダプタにうまくはまらないのです。おかしいな、不良品引いたのかな……とサイトを見てみたら衝撃の文字が。

※変換カード差込枠はSIMカードより少し小さめに枠をとっておりますので、SIMカードが変換カードにはまりづらい場合などは変換カードの枠を少し削るなどの加工をお試し下さい。

ちょwwwあまりにDIYすぎるwww

しかたないのでカッターで一生懸命内側を削り、なんとかmicroSIMカードが装着できるようになりました。いやほんと最初あせったわこれ……。

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よく見ると一生懸命削った努力の跡が

これで無事microSIMカードをSIMカードサイズで利用できるようになってほっとひといき、と思っていたら、さらなる問題が潜んでいたのでした……。

microSIMカードをARROWS X LTEに装着している時、あまったアダプタの保管場所としてとりあえず他のスマートフォンにアダプタを装着しておいたのですが、「そうだアダプタ装着したいな」と思って取り出そうとしたらなんだか異様にアダプタが取り出せない。何だろこれと思ってよく見たらここでもまた衝撃の事実が!

DSC00469
まさかのトラップがこんなところに……。

SIMカードを装着している時は引っ込んでいる金属部分が、アダプタの場合は物理的に抑えることができないために飛び出してしまい、その結果としていい感じにアダプタを取り出すストッパーになってしまうというね……。見たときは「やばいもうこのSIMスロット使えんかも……」と焦ったのですが、丁寧に金属部分をピンで抑えながらアダプタを引っ張ることで無事に取り出せました。

【追記】コメント欄で情報いただきました。端末によってはこんな取りだし方もできないそうです。かさねがさねアダプタのみで装着しないほうがよさげ……。

画像のタイプのSIMスロットはピンを直接触れるのでまだ良い方ですが、SHなどのトレーに乗せて入れるタイプは、ピンを抑える事が出来ず、うっかりアダプタだけ入れてしまうと、破壊覚悟で無理矢理抜くしか手段がありません。

とはいえ二度とそんなことしたくないので、今後はアダプタを別途持ち歩くことに。社内でこの話したら「そんな奴日本に100人もいねーよ」と一笑されてしまったのですが、きっとどこかにいるかもしれない1人の役に立つためにこのエントリーをしたためておきます。

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miniUIMことmicroSIMをSIMカードにする” への8件のフィードバック

  1. このエントリーを先に見ていれば・・・。
    同じ経験をした貴重(?)な1人です。
    私の場合は、iDのお引っ越しを忘れて、仕方なくアダプタを試したのですが。
    画像のタイプのSIMスロットはピンを直接触れるのでまだ良い方ですが、SHなどのトレーに乗せて入れるタイプは、ピンを抑える事が出来ず、うっかりアダプタだけ入れてしまうと、破壊覚悟で無理矢理抜くしか手段がありません。
    自分の場合は、幸いなんとか抜けたものの、旧携帯のピンは傷ついているかもしれないです。上手く入っても、挿入中にアダプタから外れて本体の中にSIMが落ちるトラップもあるそうです。
    公式にアダプタが存在しない理由が良く解りました。

  2. 2番手きましたw

    前使用機種(F06B(SIMトレイ型))を別番号にて現行使用中なので
    空アダプタをいれてのトラップはないのですが、miniUIM移行期と
    いえると思うので十分この案件は発生すると思います。

    内容読ませていただいて、すばらしくDIYな対応が必要なようなので
    ついてた板の残りで自作したいと思いますw

    これは本当に公式にアダプタを作れるようにminiUIMを設計しなかった
    企画ミスじゃないかと移行の苦労が絶えませんw

    アダプタの存在を某正規ショップの密かなササヤキによりここまで
    きましたがUIM再発行3150円(×2?)を無駄に払わずにすみそうです。

  3. うちもF-06Bですがまんまとアダプターだけ入れて取れなくなりました(T_T)
    無理矢理ひきぬいたらトレーだけ抜けたのでこれ以上壊す前にDSに持って行きます。

    ALLOWS F-05D買うのにここのサイトを参考にしてたんですが、ここまでは気付かなかったOrz

  4. 私もやっちゃいましたorz
    今日届いたばっかりなのに…
    おサイフケータイ移行の為に買ったのにそれすらもする前…
    購入前に色んなレビュー見たのにな…
    もっと早くここを見ておけば良かった…

  5. つい先ほどギャラクシS2LTEーでやりました(笑)
    なんとかアダプターは外したけどピン部分がグニャっと反り返りました。
    価格が安い物なので劣化しないうちに早めに交換していった方が良さそうですね。
    でも仲間が大勢いてチョット安心しました。

  6. 私もやらかしたwww

    SIMカード読み込まなくなって涙目www

    F-01C明日修理・・・orz

  7. 私の場合は、上手く互換性ありました。

    microSIMをSIMカードサイズにするというアダプタ
    をネットで購入しました。

    ワクを削る事無く行けました。

    電話とかネットも出来ました。

    電話は、かけてベルが鳴るのを確認しただけですが!

    いけてると思います。

  8. 1枚目の写真のSIMカードほしいです。
     
    どうやって手に入れたんですか?

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