渋谷の名店「鳥重」が大変おいしゅうございました

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

予約の取れない名店と評判の「鳥重」、たまたまキャンセル枠が出たとのことで急きょ参戦して初鳥重してまいりました。

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ご招待いただくまで鳥重の存在は全然知らなかったのですが、渋谷ののんべえ横丁にある有名店で、予約を取ろうとしても半年は埋まってるほどの人気店なのだとか。

鳥重 とりしげ – 渋谷/焼鳥 [食べログ] http://r.tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13001306/

お店自体はとてもちいさく、7、8人も座ればいっぱいになりそうなカウンターにこの日は10人が来店し、みんなが肩を寄せ合いながら座りあうという展開。これが鳥重的には普通の光景で、むしろいつもよりちょっと広いくらいらしい。なんとも昭和な香りのするお店です。

入店までしばし待つ間に、注文のタイミングや量などに暗黙のルールがいろいろあるとのことを教えも受け、初心者の私は注文をすべて常連さんにお任せすることに。基本的にご飯を楽しむお店なのでお酒の注文は2回まで、飲みすぎは禁止とのことで、ついついお酒を飲みすぎてしまう私には身が引き締まる思いです。

3ローテーションで回るこのお店、注文は前のローテーションの片づけが終わり準備が整ってから、ということなので、常連さんが作ったというお店のマニュアルを読みながら粛々と待ちます。長いこと待つとカイあるらしいしね!

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オープニングアクトを務めるはおろし大根とうずら卵のコンビネーション。居酒屋のお通しなんかではよくあるパターンですが、すごいのはそのボリューム。ごはん茶碗よりも一回り大きいくらいのボリュームでどーんと登場します。

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醤油やゆずこしょうをお好みで加えていただきます! これからがっつり肉を食らう前にあっさりとしたおろし大根はおなかのなかがキレイになるかんじ。甘味のある大根で、ダイコンスキーとしては一気に食べ終わってしまいそうな勢いでしたが、連れて行ってくれた常連の方々から「最後にスープにするから全部食べちゃだめだよ」というやさしいアドバイスをいただき、なくなく手を休めることに。まあ、おいしかったんでその後もちょくちょく口にして量減らしてましたけどね……。

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そしてやってきました一番バッターの焼き物はどかんとレバー。なにこの大きさ! なるほど4人で行ったのに「2本」とか注文するわけだよ……。これ1本で十分おなか一杯になりそうなボリュームです。

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その迫力を近くでどん!

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串から外して箸で持ったところ。1つ1つがこの大きさですからね……。大きいだけだけに大味になりそうなところが、口に運ぶとトロリととけるやわらかさ。これはうまい、うますぎる!!!

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こんなおいしいレバーはやっぱりお酒と組み合わせたいよね、という絶好のタイミングでビールが登場。ビールと焼き鳥はゴールデンコンビだわーザ・マシンガンズだわー。

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続きましての登場はハツ串。臓物系好きな私ですが、一番好きなのはハツだったりするのでこれも期待感高まりまくりだったのですが、予想を超えるこのおいしさ。なんていうんだろう、プリプリのソーセージを噛みちぎったときみたいに、口の中で「パチン!」とはじけるのですわこのハツが。今まで食べたハツ串ではNo.1かもしれんこの味……。

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3番手を担うはシッポ。いわゆる「ぼんちり」って部分ですかね。この部位は脂が載っているので、焼き目もカリカリに仕上がり、油の乗り具合がビールによく合う合う。

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そして来ました生肉! 生肉大好き! 日本人でよかった! 注文時に「白レバー2くらいかなー」と頼んでいたのは比率だったようで、白レバーとささみが大きなどんぶりでどかんと登場。焼いてもこれだけジューシーでぷりぷりなのだから生肉も推して知るべしのクオリティ。白レバーは濃厚な味わい、ささみはあっさりしつつもコクのあるすばらしいお味でした。

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ビールを飲み終わったタイミングで赤ワインをセレクト。コップ1杯なみなみついでもらった上に「おまけ」と称してさらにコップ半分くらいワインをついでもらえるので、実際にはグラスワインで3杯くらいのボリュームはあるのではなかろうか。

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生肉の次に登場した焼き物は合鴨。鴨って鶏なのに獣肉のおいしさも併せ持つ不思議な存在ですよねー。こういう獣肉的な味わいには赤ワインがぴったり!

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焼き物の最後を務めるはささみ。これ、写真じゃわからないけど中はレアで、噛み切ると外は火が通り、中はレアというきれいな2色に。こってり続きの焼き物の最後を締めるにぴったりでした。

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一連のイベントも終了に近づきつつあり、食べ物とお酒の締めに登場した漬け物がまたさっぱりおいしい。キュウリとカブって、漬け物の中でも好きなジャンルトップクラスなのですよ。ちなみに好きな野菜No.1は大根なのですが漬け物ジャンルではキュウリとカブがそれを超えてきますというどうでもいいお話。

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そして最後を締める噂のスープ。取っておいた大根おろしに鶏がらスープをそそいでいただきます! 外が寒かったので多めにしょうがをいれてくれたとのことで、これまたしょうが大好きな私にはツボすぎる締め。

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正直お店に入ったときはほんとうに狭くて「ここでご飯食べるのか……」とかなり不安がっていましたが、食べ始めるともう美味しすぎてそんなことも忘れて食べつづける夢のひとときでした。これは予約が半年先というのもうなずけるわ……。「呑兵衛禁止」というルールも、これだけのごはんをおいしくいただくには飲みすぎちゃいけないし、そういいつつもお酒自体はかなりの量をいただけるのでバランスとしてちょうどよかった。何よりあの狭さで飲み続けるとトイレの移動が大変だよなきっと……。

お店を1人で切り盛りするご主人もとてもいい人で、ご飯を食べる場所というよりも1つのエンターテインメント空間のような場所でした。温かいお酒やスープを出してくれるときの「アチチですから気を付けて」のトークは萌えるわーw

なかなか予約も取れない名店とのことですが、一度でも訪問できてとてもよい経験でした。また機会あればあの生肉を味わってみたいものですはい。


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