「1人でも遊べるオンラインゲーム」を目指したMMORPG「ドラゴンクエストX」ファーストインプレッション


いきなり結論ですが確かに今回のドラクエXは1人でも遊べる。今レベル24に達しようかというところだけど、見知らぬ人とパーティー組んだのは最初の中ボス倒すときくらいで、あとはほぼ1人でずっとプレイしてます。

ただ、1人で楽しめるところへ到達するまでは相当の努力と、見知らぬ人との協力プレイがどうしても必要になる(絶対とは言わないけど)。それでいて、そうした努力や協力プレイを促すようなゲームとしてのサポートがないという投げっぱなしなところがあって、このあたりはもう少しドラクエならではの取り組みが欲しかったなあというのが現時点で思うところ。

そんな前置きはさておき本作のドラクエXを軽く説明。すでに多くの人が知っていると思いますが今回のドラクエはシリーズ初のオンライン対応RPG。前作ドラクエ9も最初はマルチプレイ対応ではあるものの実際にはDSを持ち寄って遊ぶローカル通信であり、発表当時はいかにもオンライン対応するようなそぶり見せてたじゃねーかと憤ったものですが、マルチプレイがあくまでおまけだった前作に対し、今回はオフラインモードも用意されているけれどメインはオンラインゲームという本格的なオンライン対応が組まれました。

なお、今回のドラクエが属するジャンルである「MMO」というのは「Massively Multiplayer Online」の略で、不特定多数と同時にプレイするタイプのゲームのこと。一方でロビーと呼ばれる場所には大人数で集まれるけれど、冒険自体は決められた人数だけでしか参加できず、他のパーティーがプレイしていても同じ場所には存在しないタイプのオンラインゲームは「MO」と区分されます。

ゲーム好きな私ではありますが実はMMORPGをプレイするのは今回のドラクエが初。以前、Xbox(360じゃない頃の)で発売予定だったMMORPG「トゥルーファンタジーライブオンライン」をプレイするためだけにXbox本体を購入するもあえなく開発中止となった苦い経緯があったことと、できればMMORPGは全員が同じ環境でプレイできるゲーム機でプレイしたい、との思いから、なかなか手を出す機会がなかったというのが実情であります。

そんなこんなでついに人生初のMMORPG体験となったドラクエXですが、ハードウェアはHDD非搭載のWiiをプラットフォームとして選択したこともあり、ソフトに加えて16GBもの大容量USBメモリが必要。さらに他のユーザーとの協力プレイを楽しむためにはキーボードも必須となるので初期費用はかなりお高めです。これで初回40万本は確かにかなりの高スタートなんじゃないかな。

なお、16GBのUSBメモリなんてない人は、USBカードリーダー経由でSDカード使っても動作するっちゃするので、身の回りのもので何とかするというのもアリ。また、キーボードはUSBで接続しますが、USBアダプタ型のワイヤレスキーボードでワイヤレス化することも可能なので、本気でプレイする人はケーブルの長さに影響されないワイヤレスキーボードがオススメ。「Wii対応」と書かれているワイヤレスキーボードであれば動作保証もされているので安心です。私は公式にWii対応は名言されてないですがこちらのキーボードにしました。マウスついて(いらないけど)2000円切ってるのでお買い得かな。

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肝心のゲームですが、最初の1、2時間程度はオフラインでプレイし、あるイベントをこなしたタイミングでオンライン、オフラインの2種類で遊べるようになります。この導入部分のオフラインはさすがドラクエというべきか、レベル低くてもテンポ良くプレイできて非常に楽しい。あれから1度もオフラインプレイしてないけど、たまにはオフラインもプレイしてみようかな。

ただ、オフラインまでは非常に楽しくストーリーもドラクエらしいワクワクさせる展開なのですが、オンラインに移る際でのシナリオがかなり雑な感じ。なぜ主人公が5つの種族に転成できるの? とか、生まれ変わった主人公までなんで名前一緒なの? とかいろいろ疑問がわいてくる。コレはゲームクリアしたら納得できるのかもしれないけれど、ちょっとオンライン用に5つの種族を選ばせるためには無理矢理感のあるシナリオでした。ここはもうちょっと世界観に入り込めるシナリオにして欲しかったなあ。

そして始まるオンライン部分がやっとこさ本題なのですが、ドラクエXでは1人でもプレイできる仕組みとして大きく2つのシステムを取り入れています。1つは22時間プレイしないごとにもらえる「元気玉」で、これを使うと戦闘で手に入る経験値が倍になるため、レベルアップがさくさく進むというもの。そしてもう1つがサポート仲間で、一定のゴールドを支払うことでパーティーのメンバーをレンタルできる仕組み。レンタルする仲間は他のプレイヤーたちで、仲間に選ばれると自分が遊んでいない間の経験値も稼げるため、久々にプレイしたらいきなりレベルアップするなんてこともあったりします。

この2つのシステム自体はとてもよくできていて、だからこそ自分も1人プレイで遊べているんだけど、問題はこれが一定のレベルに達しないと利用できないこと。サポート仲間は最初のボスを倒した後に行けるようになる街でクエストをこなさないといけないし、元気玉はレベル15以上かつクエストをこなさないと使えないようになっています。

なので真に1人で遊べるドラクエを楽しむにはレベル15が条件となるのですが、オフラインからオンラインに投げ出されたばかりのタイミングではこれがかなりのハードル。オンラインでも周辺の雑魚キャラは1人で倒せますが、最初のボスはパーティー組まないと倒すのは難しい。でもパーティーを組むための仕組みは一切設けられて折らず、村の近くで「パーティー組みましょう!」と一生懸命アピールするしかない。ここはオンライン慣れしてない人にはなかなかのハードルです。

首尾良くパーティーをくんでもらえてボスを倒しても、次のレベル15までは地道にレベルを上げなければいけない。社会人用にプレイしていない時間も価値を出す元気玉システムがあるのに、それはレベル15にならないと一切使えないのが実に惜しい。いや、レベル15まで使えなくてもいいのだけれど、だったらそのレベル15になるまではもうちょっとサポートして欲しかったのに、レベル15までは自分でなんとかせいよという投げっぱなし感が残念だなあと。

たとえば最初の村だけは、ボスを倒すためにパーティーを組みたい人が集まる場所を用意しておくとかがあればもうちょっとパーティーも組みやすい。今までのドラクエだったらあったであろうさりげないサポートが、オンラインになったとたんユーザーにすべてお任せ、となるのは、「ドラクエらしいMMORPG」を期待するとやや肩すかしかなと感じました。

オンラインシステムもWiiのフレンドコードではなくスクウェア・エニックスの独自システムになっていて、これがまた使いにくい。特にフレンド登録する際の「相手がオンラインの状態で、自分に割り当てられた任意のIDとと自分で設定したキャラクター名を登録する」というのが非常にハードル高くて、せっかく友達のコード聞いても相手がオンラインでないと登録できなくてタイミング逃しまくり。ドラクエXで一番ひどいシステムといっても過言ではないかなここは……。

レベル15まで達して元気玉使えるようになってからは、サポート仲間うまく使ってレベル上げたり職人楽しんだりができるようになってきたので、やっとドラクエXの世界に入り込めたかな、という感じ。とはいえまだまだかなり序盤のところにいるので、もう少しプレイ時間伸びてから改めて感想書きたいと思います。

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