ARROWS V F-04Eのカメラ性能をiPhone 4S/GALAXY Noteと比較

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

スマートフォンで一番活用するといっても過言ではないのがカメラアプリ。国産機はやはりカメラがきっちり作り込まれているのが魅力なのですが、ARROWS V F-04Eのカメラアプリもかなりいい感じ。1年前のARROWS X F-05Dのカメラも十分満足してたのですが、ARROWS V F-04Eでは細かいところで機能改善が行なわれ、かなり使いやすくなりました。

今回のカメラアプリで一番のお気に入りはロック画面からカメラを立ち上げることができるようになったこと。同様の機能は他のスマートフォンにも搭載されているのですが、他のスマートフォンでは本体ロック設定をしているとこうしたショートカット機能が利用できない排他仕様になっているのが多いのに対し、ARROWS Vでは指紋やパターンでロックしていてもカメラのショートカットが利用できます。まあ、iPhoneでも同じことはできてるんですけどね。


本体ロック中でもカメラを起動できる

こちらがショートカットから立ち上げたときのカメラ機能。これまたiPhone同様、本体ロック時のカメラアプリ起動ではギャラリーにアクセスできないので、自分が撮った写真を他人に見られてしまうという事態も防げます。


ロック画面から起動したときはギャラリーにアクセスできない

こちらが通常期同時のカメラアプリインターフェイス。右上にギャラリーが表示され、右にはカメラの切り替えボタンとズーム、カメラ設定周りのボタンを配置。左側の三角ボタンを押すとフィルター機能などさまざまなカメラ機能が利用できます。


通常起動時のカメラインターフェイス

右のカメラ設定ボタンは、画面サイズやフラッシュ、ホワイトバランス、露出補正といったカメラの基本機能が設定可能。画面サイズは4種類なんですが、必要十分ではあるもののもうちょっと多くてもいいかなあ。3Mと13Mの間が一気に10Mも開いてしまうのはちょっと惜しいところ。


画面サイズは4種類

左側はカメラの撮影モード。一番増えは通常撮影やクイック撮影、複数枚撮影した中から一番いい写真を自動で選んでくれるベストショットセレクトなどの機能が使えます。ただ、通常撮影でも十分すぎるほどシャッタースピードが速いのでここはあまり切り替えないかな。


クイック撮影機能もあるけど標準のシャッターで十分高速

上から2番目はエフェクト機能。Instagramやmiilといったカメラアプリで人気のフィルターや、iPhoneのカメラアプリが搭載して一気に知名度が上がったHDRなどのエフェクトが使えます。


多彩なエフェクト機能

個人的にあまりエフェクトは使わないので、このあたりは他のブロガーのエントリーをご参照ください。せっかくメーカーがチューニングしてくれたカメラ性能をソフト処理で加工するのがどうにも苦手でね……。

ARROWS V F-04E のカメラでエフェクトをかけたクリスマスツリー | ねんざブログ
http://nenza.net/2012/12/9182.html

*ARROWS V カメラエフェクト* | はっちのカラフルデイズ
http://hacchi.in/?p=3452

ARROWS V(F-04E)で、上野動物園フォトウォークに行ってきた | hey hey heydays*
http://heydays.org/2012/12/arrows-v-f-04e-ueno-zoo-photo-walk.html

シーン別の撮影機能も。かなり細かく分かれているのですが、基本的には自動シーン認識にしておくと勝手に切り替わってくれるのであんまり手動で弄る必要はないかな。


自動で切り替わるシーン別撮影

最近のデジタルカメラには標準的に搭載されている笑顔シャッター機能も。でもこれもあんまし使ったことがないな、正直……。


細かすぎるほど段階が豊富な笑顔シャッター

細かいながらも嬉しい機能がタッチオートフォーカス。画面をタッチするだけでピント合わせとシャッターを行なってくれます。これがあるとカメラがフォーカスを合わせている間に本体をがっちりロックできるので、ピンぼけをだいぶ減らすことができるのですよね。タッチインターフェイスならではのカメラ操作方法だと思います。


便利すぎるタッチオートフォーカス

地味に気をつけたいのがカメラ画像の保存先で、デフォルトではSDカードになっています。せっかくの大容量ストレージ内蔵なのに……、と思っていたんですが、カメラの画像はSDカードに保存してないとわからない、という人も多いのだとか。画像は内蔵ストレージに保存しておきたい人はあらかじめ設定をチェックしておきましょう。


本体保存派は設定をチェック

さてここからがカメラの撮影サンプル。手持ちのiPhone 4SとGALAXY Note SC-05Dで撮影したサンプルを並べてみました。撮影設定はデフォルトのままいじらない状態でいずれも撮影しています。並び順は上から iPhone 4S、GALAXY Note、ARROWS Vになっています。

■屋外

まずは一番カメラが撮影しやすい屋外から。といっても撮影時間帯が夕方に近く、建物にも夕陽が当たっている状態です。

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iPhone 4S

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GALAXY Note

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ARROWS V

屋外だけにどれも割とよく撮れていますが、一番夕陽っぽさが出てるのはiPhone 4Sかな。とはいえどれも明るい場所なので大差はない感じ。

■食事

続けて食事の写真。こちらは十分に明るい店内での撮影サンプルです。

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iPhone 4S

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GALAXY Note

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ARROWS V

これも明るい場所なので好みの問題レベルですかね。夕陽に引き続きiPhone 4Sが若干赤が強く出ている感じ。そのせいかチャーハンがチャーハンというより炊き込みご飯っぽく見えちゃってるかも。

さてこちらは室内がかなり暗めのバーで撮影した写真。こちらは如実に違いが出ました。

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iPhone 4S

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GALAXY Note

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ARROWS V

明るさという点ではARROWS Vがぶっちぎり。暗所に強いという性能が遺憾なく発揮されています。とはいえおいしさという点ではやや暗めのiPhone 4Sのほうが上かな。ただこれは被写体によりけりなので、純粋に「暗いところでもしっかり撮れる」という部分で比較した方がよいかも。

続きまして同じ環境で飲み物を比較。こっちのほうが食べ物よりも明るさ比較としてわかりやすいかな。iPhone 4Sもかなり明るめに撮れていますが、それ以上にしっかりと撮影できています。

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iPhone 4S

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GALAXY Note

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ARROWS V

■夜景

暗いところシリーズということで夜景にも挑戦。庭園のライトアップをスマートフォンのみで撮影してきました。

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iPhone 4S

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GALAXY Note

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ARROWS V

これまた暗いところに強いARROWS Vの性能が発揮された感じ。左側の樹木が3枚の中で一番しっかり撮れています。余談ですがiPhoneシリーズは高解像度のRetinaディスプレイがゆえに「iPhoneで撮影したときが一番キレイで、パソコンで見ると思ったほどでない」という現象が起きやすかったりします。

夜景比較でもういっちょ。

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iPhone 4S

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GALAXY Note

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ARROWS V

こちらは被写体の色が赤なだけに結果が分かれますね。一番明るく撮れているのはやっぱりARROWS Vなのですが、明るすぎて白飛びしてしまい、結果としてはiPhoneとGALAXY Noteのほうが「夜景の紅葉」としては美しいかもしれません。

全体的にARROWS Vは暗所に強いという性能ゆえに明るく撮れすぎる感があるので、普段撮影するときは露出を-1にして使っているとちょうどいい感じ。ロック画面からもさくっと起動できてシャッタースピードも速く、ワンタッチでピント合わせからシャッターまで切れる便利さも含めてカメラ機能はかなりお気に入りの仕上がりです。


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