ソニーのレンズだけカメラ「QX100/QX10」をNEX-5Rで擬似再現してみた


いきおいだけでやってみたけど意外と面白い結果になりました。

正式リリース前からリーク情報出まくりだった話題のレンズ型デジカメ「Cyber-shot DSC-QX100」「Cyber-shot DSC-QX10」が、ドイツで開催中の「IFA 2013」のタイミングで正式に発表されました。

ソニー、スマホをモニター代わりにする「レンズ型デジカメ」海外発表 – デジカメ Watch
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130905_613886.html

ディスプレイや撮影操作はすべてスマートフォンで行なうという一風変わったデジタルカメラ。その詳細はニュースサイトをご覧いただくとして個人的に気になったのはここ。

スマートフォンからはソニー提供のアプリ「PlayMemories Mobile」を介して操作。スマートフォンのモニターをファインダーや操作部として利用する

このPlayMemories Mobileというアプリはすでにリリースされていて、まさに同様のコンセプトである液晶なしのビデオカメラ「HDR-AS15」なんかはPlayMemoriesで画面を確認できるんですよね。

ソニー デジタルHDビデオカメラレコーダー アクションカム HDR-AS15
ソニー デジタルHDビデオカメラレコーダー アクションカム HDR-AS15

また、Wi-Fi対応のソニー製ミラーレス一眼カメラにもPlayMemoriesからリモート操作できる「スマートリモコン」というアプリが公開されておりまして。

お手持ちのスマートフォンをカメラのリモコンとして使用できるアプリ。別途スマートフォンに「PlayMemories Mobile」をインストールすることでご利用いただけます。

PlayMemories Camera Apps | デジタル一眼カメラ“α”(アルファ) [Eマウント] | ソニー
http://www.sony.jp/ichigan/pmca/

このスマートリモコンとPlayMemories組み合わせたら、現状ほぼほぼQX100/QX10っぽいことができるんじゃね? ということで、手持ちのNEX-5Rでスマートリモコンの設定を済ませ、背面に両面テープでiPhone 4Sを貼り付けてみました。うん、思ったよりそれっぽく見えるなw

なお、QX100/QX10自体は発売日未定であり、現状は詳細なスペックが示されておりません。また、スマートリモコンも上記ページによると「9月下旬配信予定のアップデートで、コントロール可能な項目が増え、タッチAFや大画面でのピント位置確認が可能になります。」とのことでいろいろ機能拡充が図られているらしく、現状のなんちゃってQX100/QX10が必ずしも製品版の仕様と共通とは限らないことをあらかじめお伝えしておきます。

まずは本体の起動。QX100/QX10はNFC設定に対応しているので、NFC対応スマートフォンをタッチすればペアリング開始するなどかなり設定は楽になっているはずなので、こちらもスマートリモコンの設定を済ませておき、NEX-5Rを起動したらすぐにスマートリモコンが立ち上がり、PlayMemoriesから接続できる状態にしております。


NEX-5RをPlayMemoriesからワイヤレス操作(起動編) – YouTube

実際の設定はNFCなのでかなり楽と思いますが、現状のPlayMemoriesだと接続先を見つけてから実際に接続できるまでに結構待たされる。このあたりはWi-Fi接続だから仕方ないとは言え、実際の製品でどこまで詰められるかが課題ですね。今の状態だと「起動がひたすら重いスマートフォンのカメラ」と同程度なので……。

次にカメラの追従性能。Wi-Fi接続なので結構遅延があるよなあと思ってましたが、実際にやってみると思ったほど遅延を感じない。本体ディスプレイとスマートフォンのディスプレイを両方見てしまうと結構遅延がわかりやすいのですが、スマートフォンの画面しか見えないならこのくらいの遅延も気にならないかな。とはいえ動きの速い被写体を捉えるのはさすがに苦労しそうです。


NEX-5RをPlayMemoriesからワイヤレス操作(追従テスト編) – YouTub

そして一番の課題だなーと思ったのが写真の保存について。


NEX-5RをPlayMemoriesからワイヤレス操作(撮影編) – YouTube

現状のPlayMemoriesは転送に時間がかからないよう写真が自動的にリサイズされてしまうのですが、それでも結構保存に時間がかかる。レンズにこだわっているQX100/QX10の場合、さすがにオリジナル画像を転送するだろうから、単純に考えると保存時間はもっとかかりそう。カメラ側に画像をバッファできる容量を用意するとかの対策が必要かもしれません。

また、保存した画像のソーシャル投稿も、スマートフォンの無線LANがカメラに接続されているためインターネット接続できません。この点、Androidだと「共有」かけたときに自動的にカメラとのWi-Fi接続を遮断し、インターネット接続しているWi-Fiや3G/LTEで投稿できるのですが、iOSはWi-Fi周りに柔軟性がないため、自分でカメラの電源をオフにするなりの操作が必要になります。

Wi-Fi接続自体もOSごと癖があり、Androidはアプリを起動するとあらかじめ登録しておいたWi-Fiへ自動で接続できますが、iOSの場合はこれも手動で切り替えしないといけない。iOS7だとこのあたりも改善されているのかもしれませんが、現状Androidなら割と使いやすいものの、iOSだとWi-Fi切り替えでちょっと手こずりそうです。

以上、現状利用できるPlayMemoriesの仕様からQX100/QX10の可能性をいろいろと考えてみました。繰り返しながら本体の細かい仕様もまだはっきりしておらず、PlayMemories側も大幅なアップデートが予定されているのでこの通りにはならないと思いますが、非常に面白い試みのガジェットだけに、ぜひとも斬新さだけで終わらない実用性も実装していてほしいなーと期待する次第です。

IFAに参加したメディアの方々にはどうやらQX10が配布されてるとのことなので、ぜひこのあたりの仕様チェックして欲しいなあ。


コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください