きっかけはケータイWatchで書いた下記の記事。
制限付きプロフィールで自宅の電子書籍を開放 – ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/minna/20131101_621718.html
電子書籍大好きユーザーとして、友達が家に遊びに来たときに購入した電子書籍(主にマンガですが)を安心して見せられるこの使い方は割と気に入ってたのですが、それってライセンス違反してない?というご指摘をいただいたのが今回のエントリーのきっかけです。
はてなブックマーク – 制限付きプロフィールで自宅の電子書籍を開放 – ケータイ Watch
http://b.hatena.ne.jp/entry/k-tai.impress.co.jp/docs/column/minna/20131101_621718.html
ただ、自宅内で友達に見せるだけなら著作権的にも私的利用の範囲内ですし、Kindleの利用規約にも「コンテンツの権利」についての制限はあるものの、閲覧に関してまでは制限されているようには読めないのですよね。
制限。別途に明確な記載がある場合を除き、お客様のKindleコンテンツまたはその一部に対するいかなる権利も第三者に販売、借用、リース、配信、配布、サブライセンス、ないしは別の方法で譲渡してはならないものとします。また、Kindleコンテンツ上の著作権の表示やラベルを削除または変更してはならないものとします。さらに、Kindleコンテンツ保護のためのセキュリティ機能を迂回、修正、無効化、回避してはならないものとします。
Amazon.co.jp ヘルプ: AMAZON KINDLEストア利用規約
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201014950
とはいえ文章だけであれこれ考えても結論は出ないので、さくっとWebの問い合わせフォームからAmazonに下記の質問をなげてみました。
自分で購入した電子書籍を、自分の端末を家族に渡して家族が読むのはライセンス違反でしょうか。
また、その延長線上として、友達が家に遊びに来たとき、自宅の中のみで自分が購入した電子書籍を友達に見せるのは同様にライセンス違反になりますでしょうか。
回答は12時間以内とのことだったんですが、といあわせたのが土曜日だったのでさすがに週明けかな……、なんておもってたらほんとに12時間以内で回答もらってしまいました。おそるべしAmazonのサポート力……。
というわけでいただいた回答がこちら。
お問い合わせの件につきまして、ご連絡いただいた用途でご利用いただくことは問題ございません。
なお、端末に保存されているKindle コンテンツをギフトとしてお贈りいただくことは、利用規約により禁じられております。端末をギフトしてお贈りいただく場合等は、事前に端末からコンテンツを削除してください。
購入した電子書籍を端末ごと譲るのはだめだけど、自分の端末で閲覧させるぶんには何の問題もないってことですね。公式の回答いただけてこれですっきり。迅速な回答いただいたAmazonサポートにこの場を借りて御礼申し上げます。
なお、ケータイWatchの記事ではBookLive!も同様に使っていますが、さすがに閲覧では制限なかろうということで問い合わせはしていません。利用規約みる限り著作権の範囲内なら問題なさそうですし。
利用規約 – 電子書籍ストア BookLive!
http://booklive.jp/page/index/id/terms
問題無い範囲と理解した上ではあったものの、正確な判断をAmazonにいただくことができ、Webの文章こねくり回しているよりちゃんと問い合わせた方がいいという勉強になりました。Webで検索したら同様の悩みを持っている人もいたみたいで、なにかしらの参考になれば幸いです。
ちなみに海外ではKindleが電子書籍の貸し借りというサービスすでに始めてるんですよね。これができるようになれば口コミ効果でもっと電子書籍広がるんじゃないかと思うので、国内ストアの対応も期待したいところです。実際にはいろいろ難しそうですが。
アマゾン Kindle で本の貸し借りが可能に、1冊1回・14日間・米国限定 – Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2010/12/30/kindle/