身の回りで誤解起きてるようなのと、ちょっと思うところもあって書き尽くしたネタですが改めて。最近知人のFacebookウォールにて、Facebookではあまりプライベートな写真アップしないほうがいいみたいな記事がちょこちょこと話題になってました。
投稿の公開先を「友達のみ」にしているから「安心」、「大丈夫」などと思うのは大きな間違いだ。
たとえばその友達が、自分が知らない友達の知り合いに投稿をシェアしてしまったら、他人に自分の子どもの写真が渡ることになる。
なぜSNSに我が子の写真をアップしたら危険なのか?写真データの怖さ – ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/8644642/
Facebookの友達のみ公開にしてても、その友達がシェアしたらもう意味ないですからね。
FacebookやTwitterで自分の子供の顔を晒す行為の危険性について | delaymania
http://delaymania.com/201403/webservice/sns-photo-privacy/
大前提として、インターネットに対してプライベートな画像、それも自分自身ならともかく我が子の写真をアップするという行為そのものはもちろん反対です。ただそれがFacebookかつ友達限定の写真だったらちょっと話は違うなというのが本エントリーの主題。
これに関しては前にも書いてるんですが、友達のみ公開の写真や投稿というのは、他の人にシェアされても自分の公開範囲以外には広がらないんですよね。ただFacebookのアイコンがまるで公開されてるように見えてしまうのでわかりにくく、誤解されやすいのも仕方ないなあとは思うところではありますが。実際問題自分も最初は勘違いしてたしね。
Facebookの友達公開を他の人にシェアされても自分の友達以外には見えないから安心しよう – カイ士伝 https://bloggingfrom.tv/wp/2013/08/29/11299
念のため本エントリー前にも実験したんですがやっぱり友達のみの写真をシェアしても、その人と友達でない人からは見えないようになってました。さらにはシェアの際にこんな注意書きも。前からこんな仕様あったかしらん。
もちろん友達のみ公開とはいえインターネットにアップする以上、写真を悪用される危険がゼロとはいいません。その写真を見られる人がダウンロードしたりキャプチャしたりというのは簡単に可能なわけだし。
でもそれはそもそもそんなことするやつがFacebookフレンドとして存在することそのものが問題なわけで、きちんとした人間関係をFacebook内でも作っていればそんな心配はいらない。出会った人をほいほいFacebookで友達登録するんじゃなくて、ちゃんと相手をある程度理解した上でネットワーク構築していればいい話で、それを仕組みのせいにするのはちともったいない。
実際、友達が投稿する子供の写真とか見ると「ああ、あの子もこんなに大きくなったんだ」という友達家族の様子が離れていてもわかる。ネットがない頃は年賀状くらいでしかなかなか伝わらなかった写真での近況が簡単にわかるようになるというのは、ネットのおかげで生まれた新しいコミュニケーションの良さだと思うし、それが失われてしまうのは残念。
もちろん、今ままで仲良かった友達とけんかしたら急に相手がストーカーになって……、みたいな心配ももちろんゼロとはいいません。だから万人がこぞって投稿すべしとまではいいませんが、そういう危険を考えていたら何でもかんでも危険になってもう外出ない方がいいよという極論にもなりがち。
結局のところ最終的に決めるのは本人であって周りがわーわーいうことではないのですが、「Facebookの友達のみ公開がシェアされただけでインターネットに公開される」という誤解はちともったいないので、私の知人関係におかれましてはこういう仕様をご理解いただいた上で、友達のみで公開するのかそれすらもしないで安全性を重視するのかをご判断いただければ幸いです。
ちなみに繰り返しですが、子供やプライベートな画像をインターネットでフルオープンはやめたほうがいいという点においては諸手を挙げて賛成です。もちろん考えがあってオープンにしている人はこの限りではないですが、見知った友達ならともかく誰かも知らない人がプライベートな情報にアクセスできてしまうというのは、メリットとデメリットを相殺して考えた時にデメリットが上回るかなあというのが個人的なスタンスであります。
結局のところ何が言いたいかというと、名刺交換したとか大規模飲み会で軽く会話したとかでFacebookつながるのはお互いのためにあまりよくないよねえということで申請いただいてもあまりお受けしていないというのが私のスタンスでありますことご理解のほどどうぞよろしくおねがいしますということですはい。