寝かせた日本酒だけを集めた「熟成古酒ルネッサンス2015」行ってきた


最近の日本酒ブームでいろんな日本酒イベントが開催されるようになりましたが、そんな中でもひときわ珍しいと思われる「熟成古酒ルネッサンス2015」に参加してきました。

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日本酒というと作った年にすぐ飲むお酒で、ワインのように寝かせるイメージがないかもしれませんが、実は日本酒も数年くらい寝かせておく「熟成古酒」という飲み方があります。もともと熟成古酒は江戸時代くらいまでは当たり前だったけれど、明治以降は余り飲まれなくなってしまい、今また改めて脚光を浴びてるんだとか。

そんな熟成古酒ばかりを集めたこの熟成古酒ルネッサンスは、前売り券ならたった2,000円で飲めるというとんでもなくコストパフォーマンスの高いイベントです。前々から気になっていたイベントだったのですが、今年はスケジュールの都合もついて無事参加することができました。

入り口では1人1つプラスチックのグラスを受け取り、このグラスで各蔵や酒店のお酒をいただきます。

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会場には至る所にペットボトルの水が用意されているというありがたい配慮。ただでさえ日本酒は水と一緒に飲むことが推奨されているのに、ましてや熟成古酒ばかりが集うイベントですから水は本当に大事。

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一番最初にいただいたのは「すず音」でおなじみ一ノ蔵さんの熟成古酒。

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みてくださいこの風格ある色合い。熟成古酒ならではの香りや味わいもありつつ、どことなく飲みやすいのはさすが一ノ蔵。会場では先日酒とさか菜のイベントでいろいろお話聞いた鈴木社長が自らお酒を振る舞っておられました。

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こちらは龍力の熟成古酒。

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ほんのり色味がつくくらいの熟成感でこちらも飲みやすいかんじでした。

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すず音と同じくらい大好きな発泡日本酒「ねね」でおなじみ五橋の熟成古酒。

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一ノ蔵と同じくこちらも飲みやすい。熟成古酒というとどっしりした味わいのイメージ強いんだけど、これくらいだと熟成古酒の香りを楽しみつつもさらさら飲めそう。

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これがお勧め! と教えてもらったのが木戸泉酒造の「玉響(たまゆら)」。

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こちらは作りたての1年物から2009年、1997年、1984年まで年代で違いを楽しませてくれました。84年が一番重そうなのに色も味わいも97年がどっしりしていて、その違いもまた面白い。

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こちらは麗人酒造の「酒古里」。こうかいて「シャブリ」と読むんだとか。

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その名前の通りしっかりした酸味で、まるでワインを飲んでいるような味。熟成古酒、奧が深すぎるぜ……。

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今回のイベントでマイベスト3に入ったのが玉川のタイムマシーン。

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これが燗にするとやたらうまい! どこかアーモンドのような甘みのある味わいが燗で更に高まります。燗酒もほんと奧が深いなあ。

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独楽蔵も燗酒あり。どっしりしたお酒になりやすい熟成古酒はやっぱり燗酒が合うのかなー。

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そして今回のイベントで俺ベストに選んだのが車坂の熟成古酒。

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それがこちらの「20年以上常温熟成古酒」。アルコール度数は19%と日本酒の限界ぎりぎりまで高い度数が20年寝かすことですごく味わい深く仕上がっています。

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オープン価格ということでどきどきしながらいただきましたが、さすが20年寝かすと味わいのどっしり感が段違い。こういう熟成感たっぷりの古酒大好きだわー。あまりに気に入ってしまい購入できるお店まで教えていただきました。オープン価格ということでお店によって値段違うそうですが、それでも1升で3000円もしないとのこと。

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同じ車坂のこちらは「THE OLD TIMES」。

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ラベルのクラシック感に対してお酒自体は透き通って飲みやすい味でした。個人的には20年古酒のほうが好きだなー。

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こちらは寝越庵というちょっと変わったお酒。あいちやという酒屋さんが作っているオリジナルのお酒なのですが、面白いのはその蔵元。なんと同じ名前なのに毎年違う蔵元がお酒を造っているのです。

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たとえばこちらは南部美人。

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こちらは吟雪という今はもうない蔵なんだとか。

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2003年ものの吟雪をいただきましたがさすがどっしりしていてすごい。ちなみにもうない蔵の酒かつ寝かせている期間も長いので、1升で1万円以上するんだとか。

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Webで寝越庵見たらとんでもない年数がごろごろしてるな……。

寝越庵のお酒/日本酒・熟成古酒の通販 あいちや
http://vintagesake.com/shopbrand/005/018/Y/

こちらはワイングラスでおいしい日本酒アワードでもよく見かける奧の松の熟成古酒88年もの。

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甲子の10年もの。これもかなり美味しかったのですがこれで4合1,300円とか、日本酒はほんとに安すぎるなー。

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こちらは世界一統という変わった名前の蔵からこれまた不思議な名前のお酒「汲古」。

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熟成古酒マイベスト3の最後はこの「江戸の仕込」。どっしり系大好きなわたくしはかなり好みの味でした。

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こちらは純米酒の古酒「秀よし」。純米ベースなので寝かせてもすっきり甘くて飲みやすい味でした。

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だるま正宗の十年古酒。

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これも好きな酒でした。中でも熟成古酒と本醸造のお酒を混ぜた濃熱オールドがすばらしいバランス。

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熟成古酒だけだと若干酸味が強いのですが、本醸造と混ぜることですごく口当たりが良く飲みやすい。お値段的にも手頃感あってこれは欲しいなー。

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余り熟成感なかったけどおしかった月山の2007年もの。月山の上品な飲みやすさが寝かせることで深みがでていてとても美味しかった。

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熟成古酒というのはここ最近になって復活したお酒なので、作り方などもまた新たに試行錯誤している段階らしく、各蔵がいろんな作り方をしていました。本醸造みたいなお酒もいいし以外と純米を寝かせてもいい、寝かせ方も常温だったり冷蔵だったりいろんな方法があって、またあらためて日本酒の奥深さを知ると同時に日本酒が好きになりました。


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