1.5mから100インチを投影。狭い部屋でも大画面が楽しめるBenQの短焦点プロジェクター「HT2150ST」レビュー【AD】

この記事は、reviews(レビューズ)より依頼した企画です。

BenQのプロジェクター記事広告2記事目は、ハイエンドモデルの「HT2150ST」。基本的なスペックは1記事目の「HT1070」を踏襲しつつ、細かなところで独自の機能を搭載した上位モデルともいうべきプロジェクターです。

BenQのプロジェクター「HT2150ST」
BenQのプロジェクター「HT2150ST」

HT2150STは、国内で「W1080ST+」という型番で販売されたプロジェクターの系譜を受け継ぐモデル。並行してレビューしている「HT1070」が海外では「W1090」という異なる型番で販売されているのに対し、本機は海外でも「HT2150ST」という型番でそのまま発売されています。なお、W1070とHT1070の関係と同じく、本モデルはW1080ST+で搭載された横補正は対応しておらず、補正できるのは縦方向の台形補正のみとなります。価格はオープンプライス、市場想定価格は12万5,000円前後で、12月20日に発売。

本体サイズは380.5×277×121.7mm(W×D×H)、重量は3.6 kg。PS4初代モデルと比較してみるとかなりの大きさ。

PS4とのサイズ比較
PS4とのサイズ比較

こちらはiPhone 7 Plusとのサイズ比較。

iPhone 7 Plusとのサイズ比較
iPhone 7 Plusとのサイズ比較

1.5mの距離から100インチサイズで投影できる短焦点モデル

HT2150ST最大の特徴はフルHD対応の短焦点モデルということ。「短い」という言葉にネガティブな要素を感じる人がいるかもしれませんが、この短焦点は文字通り焦点が短い、つまり投影するスクリーンや壁に対して短い距離で大画面を映し出せるという意味で、本機はスクリーンから1.5mの距離で100インチフルHDの映像投影が可能です。同じ音の文字でもデジタルカメラの「単焦点」とは違ってズームやピントも調整できるのでお間違いなく。

プロジェクターの中には短焦点を超える「超短焦点」というモデルもあり、これらの超短焦点モデルはスクリーンから1m以内、中には10cm程度の距離で映し出せるモデルもあります。ただし、これらの超短焦点プロジェクターは、壁から近いこともあって大画面で出すことが難しく、画面サイズは80インチ程度で、解像度もフルHDより下。ホームシアターとして「フルHD」の解像度を楽しみたいけれど、スクリーンとの設置距離をできるだけ短くしたい、という人にとっては、HT2150STクラスのプロジェクターがお勧めのモデルということになります。

実際に設置してみたのがこちら。我が家の場合レイアウトの関係でプロジェクターを映せそうな壁が寝室奥の1カ所しかないのですが、寝室のドアを開けると壁に対しての距離は結構な長さが取れるため、HT1070、HT2150STともに置き場その違いこそあれ問題なく設置はできました。

部屋の壁から1.5mの位置に設置
部屋の壁から1.5mの位置に設置

ただし、使い比べて感じたのが、プロジェクター設置場所の違いによる圧迫感。HT1070は100インチの表示に2.5mの距離が必要なため、スクリーンを見るために座る位置とプロジェクターの位置が近く、いかにも「プロジェクターで映し出している」感があります。一方でHT2150STはスクリーンの近くに設置でき、画面を見る位置における存在感が控えめになるため、より「映画館で見ている」感が強まる。プロジェクターの設置位置だけでこれだけ臨場感が変わるのだなというのは1つ新しい体験でした。

手前がHT1070の設置位置。視聴位置により近い配置
手前がHT1070の設置位置。視聴位置により近い配置

そもそもとしてプロジェクターを設置したい部屋が狭く置き場所が限られる環境であれば、この1.5mという短い距離で設置できるというのが嬉しい。映画をより没入感ある環境で楽しみたい、プロジェクターを導入したいがあまり長い距離が取れないという人には圧倒的にお勧めなモデルです。

画質の面でも、HT1070は輝度が2000ルーメン、コントラスト比が10,000:1に対し、HT2150STは輝度が2,200ルーメン、コントラスト比は15,000:1とスペックは上。ただ、実際にはHT1070も十分に美しい画質なので、実際に両モデルを試用した体験からすると、数字の差をそこまで気にしなくてもよさそうです。

応答速度の速さはゲーム向け、ということで、遅延が一番気になりそうなゲームも体験しましたが、液晶テレビと比べて違和感もほとんど感じません。これはHT1070でも触れたとおり、1/30フレームの違いを体感できるトップクラスの格闘ゲーマーならひょっとしたら多少の遅延が気になるかもしれませんが、一般ゲーマーが普通にプレイする分にはほとんど問題なし。

超有名格闘ゲームも違和感なくプレイ
超有名格闘ゲームも違和感なくプレイ

 

グラフィックが凝りに凝りまくっている「ファイナルファンタジーXV」も違和感なくプレイ。100インチの大画面はゲームプレイに最適で、美しいグラフィックがまるで別の世界にいるかのような大迫力。プロジェクターというと映画鑑賞のイメージが強かったけれど、世界観に没入するという意味ではむしろゲームのほうが向いているのかもしれません。

グラフィックが美しいファイナルファンタジーXもさらに高まる臨場感
グラフィックが美しいファイナルファンタジーXもさらに高まる臨場感

 

もう1つ、HT1070との違いはスピーカーで、10W×1のW1070に対し、HT2150STは10W×2のスピーカーを搭載しています。スピーカーを2基搭載しているだけに音は圧倒的にHT1070より大きいのですが、その大きさゆえか近くで音を効くとスピーカー1基のHT1070のほうがいい音に感じました。また、自分のような机置きではなく天井にプロジェクターを吊る場合は音が聞こえる距離も遠くなるので、HT2150STなみの音の大きさが必要かもしれません。

スペックや使い勝手はHT1070とほぼ同等。リモコンやキャリーケースも同梱

短焦点以外の基本的なスペックはHT1070とほぼ同等で、入力インターフェイスはHDMI×2(片方はMHL対応)、アナログRGB(D-Sub 15ピン)、コンポジット、RCAの音声入力、ステレオミニの音声出力および音声入力を搭載。USB Type-Aによる1.5Aの電源供給機能も搭載しています。

HT2150STの背面
HT2150STの背面

本体上部はボタン配置こそ違いますが機能はほぼ同等。

本体上部に操作ボタン
本体上部に操作ボタン

ただ最初ちょっと悩んだのが画面のピント合わせ。プロジェクター慣れしていないこともあり、映像を映し出したはいいものの文字がボケていてどうしたものか……、と思っていたら、本体前面のフタの中にピントとズームがおいでになられました。

蓋をあけるとフォーカスとズームレバー
蓋をあけるとフォーカスとズームレバー

本体の高さ調整もHT1070と違うデザインながら上方向に角度を付けることが可能。

下部のスタンドで表示する高さを調節
下部のスタンドで表示する高さを調節

設定メニューもほぼ同等。イラストもあってわかりやすいのでさほどここで困ることはないでしょう。

初期設定はグラフィカルでわかりやすい
初期設定はグラフィカルでわかりやすい

次の画面ではすぐに日本語を選ぶことができます。

2ステップ目で言語を選択
2ステップ目で言語を選択

ボタンを押すと真っ赤に光り暗闇でも使いやすいリモコン、多彩な映像・音声モードの切り替えなどもHT1070と同様。ただ細かな点では、HT2150STは「Game」と「Game(Bright)」2つのゲームモードが搭載されています。「Game(Bright)」はその名の通り明るいところで投影するときのモードで、普通は部屋を暗くしてプレイする時に最適化されている「Game」に対し、テレビを視聴するのと同等の環境での明るさでも視認性が得られるとのこと。

真っ赤に光るリモコンはHT1070と同じモデル
真っ赤に光るリモコンはHT1070と同じモデル

また、H1070のレビューでも触れたとおり、映像モードを切り替えると画質だけでなく音質にも効果があり、特にスポーツや映画、ゲームではそれぞれに最適な音質が設定されます。画質以上にわかりやすい変化なので、映画やスポーツなどカテゴリの決まった映像を見るときはぜひモード切り替えもお試し下さい。

映像モード切り替えは音質向上にも効果有り(画像はHT1070)
映像モード切り替えは音質向上にも効果有り(画面はHT1070)

設定についてもH1070同様、ランプ電源を「SmartEco」に切り替えることで、通常3500時間のランプ寿命を7000時間まで延ばすことができます。試した感じ、画質が大幅に変わるということもないので、メニューを詳細に切り替えた上で「ランプ電源」からSmartEcoを設定することをお勧めします。

SmartEco設定でランプ寿命を倍に延ばせる(画面はHT1070)
SmartEco設定でランプ寿命を倍に延ばせる(画面はHT1070)

上位モデルということで、HT1070よりも応答速度が速い、という特徴もあるとのことですが、HT1070も十分に応答速度が速いので正直言ってさほど違いがわかりませんでした……。どちらを選んでも映像そのものに不満はないと思います。

投影距離以外の大きな違いは本体サイズで、HT2150STはHT1070よりも一回り以上大きい。ただ、プロジェクターという製品そのものが置き場所の面積をある程度必要とするため、大型テレビの大きさと違ってこの程度の本体サイズはあまり違いにならないかもしれません。

左がHT2150ST、右がHT1070
左がHT2150ST、右がHT1070

むしろ一番大事なのは適切な投影距離にどちらのプロジェクターを置くことができるのか。1.5mで100インチという距離の短さはとても魅力的ですが、家具の配置の関係でその距離にそもそもプロジェクターを置くことができないようなレイアウトなら、むしろ遠くから映し出せるHT1070のほうが便利かもしれない。家の中のどこにプロジェクターを置きたいかを考えてから、どちらのモデルにするかを選ぶといいでしょう。

本体が大きくて持ち運びにくいためなのか、HT2150STはキャリーケースが付属。外出時に持ち歩く機会は少ないにしても、リモコンや電源など一式をまとめて収納できるのは、プロジェクターを常設するわけではない家庭でも嬉しい配慮。また、HT1070はレンズが剥き出しなのに対し、HT2150STはレンズカバーが付属していてレンズを保護できるのも地味に嬉しいポイントです。

本体がすっぽり入るキャリーケースが付属
本体がすっぽり入るキャリーケースが付属

DLP方式は滑らかで美しい映像。レインボーノイズも発生せず

HT1070、HT2150STともに10万円近い価格帯のプロジェクターですが、フルHD解像度で楽しめるプロジェクターというとそのほとんどがこの価格帯。この価格帯よりも安い製品は解像度がフルHDではないか型落ちかのいずれかで、この価格帯の製品はホームシアターを楽しみたい人にとってのエントリーモデルという位置付けです。

また、このエントリークラスのプロジェクターは、映像の投影方式としてLCDとDLPという2種類があります。BenQが採用しているのはDLP方式で、テキサス・インスツルメンツが開発した「DMD」という仕組みを用いているのが特徴。こまかな技術についてはそこまで触れませんが、大きな特徴としては「滑らかな映像」「黒が綺麗に映る」「残像が少ない」ということが言われているようです。

一方、DLPのデメリットとしてはその仕組み状虹色の模様が画面に浮き出てしまう「レインボーノイズ」という症状が発症します。これ細かく書くと長くなってしまうのですが、レインボーノイズ対策としては「カラーホイールのRGBセグメントを細かく分割する」「回転数を上げる」の2つがあります。今回レビューするHT1070、HT2150STともにRGBセグメントは通常の倍となる「RGBRGB」、速度は6倍速ということで、DLPのレインボーノイズ対策も行われています。

このあたりのプロジェクター投影については下記サイトがわかりやすかったので興味ある方は参考にしてください。

鴻池賢三が解説! プロジェクター投影方式の種類と特徴 – Phile-web
http://www.phileweb.com/review/article/201411/14/1391.html

と、理屈はいろいろあるものの、実際にプロジェクターで見た絵はそんな技術が気にならなくなるくらい美しい。HT1070のレビューでも書きましたが、42インチのテレビより倍以上大きいサイズなのにピクセルも目立たず、本当に映画館のような美しい映像が堪能できました。他社方式を比べたわけではないのですが、画質は満足こそあれ不満を覚えることはなさそう。DLP方式で発生することがあるというレインボーノイズも上記対策のためか、発生しやすいと言われる黒背景や字幕でも全然気にならず映像に集中できました。まあレインボーノイズは体質もあるらしいので、それでも気になってしまう人はいるかもしれませんが。

2モデルの細かな違いは一長一短。選択の決め手は設置場所次第

今回、HT1070とHT2150STという2機種を体験させていただきました。この記事でも書いたとおり、どちらを選ぶかは正直言って設置場所次第、というのが正直なところですが、両方とも設置できる環境の我が家ではやはりHT2150STのほうが魅力的。映像を楽しむ位置とは離れたところにプロジェクターがあることで薄れる存在感は、そのぶん映画に対して前のめりに集中することができます。

とはいえ本体の大きさやスピーカー周りなど正直なところ選択は一長一短 というのが正直なところ。しっかり設置場所さえ確保できれば、どちらのモデルでも素晴らしいホームシアター生活が送れると思います。本記事がホームシアター作りのためのお役に立てましたら幸いです。

HT2150ST
http://www.benq.co.jp/product/projector/ht2150ST/

BenQアンバサダープログラム
https://form.ambassador.jp/get/BenQ/ambassador/entry

並行してレビューしているHT1070のレビューはこちら。

Huluが「映画」になる100インチスクリーンの臨場感。BenQのホームプロジェクター「HT1070」【AD】
https://bloggingfrom.tv/wp/2016/12/13/14974

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