M-1グランプリ 2018の感想と俺ベスト


久々リアタイで見たのと、推しが優勝できたということもあって記念に書いてみる。もちろんネタバレ満載なので録画を楽しみにしている人は見ないようにね、ということでできるだけ前書きを長めにしてFacebookのOGPでも大事な部分が出ないように配慮しつつこのくらい文章かけばもういいかな。

R-1ぐらんぷり準決勝を10年以上見続けており、ここ最近の準決勝で観客投票があった年はほぼ間違いなく一票を投じていた霜降り明星 粗品が見事に優勝。結果だけ見ると喜ばしいんだけど過程としては実に微妙だった。

それはやはりTwitterでもトレンド入りした上沼恵美子の審査っぷり。自虐ネタは嫌いと低評価しておいて、自虐ネタまっしぐらなミキは高評価というアンバランスさや、「私にはわかりません」と言い放ってしまう人がそもそも審査員しているのかというね……。

そして初登場の志らく師匠は、言ってること自体はなるほどと思わせるんだけど、その言動と点数が全然かみ合ってないのが謎。評価しないのに点数高いとか、評価しているのに点数低いとかどういうことなのよ。

ただ、結果としてファイナルステージに進出した上位3組は、上沼恵美子と志らく師匠の点数に関係なくこの顔ぶれだった、という計算している人もいたとおり、ファイナルステージ組はもう納得の3組。そういう点で結果としてはまったくもって納得なんだけど、あの審査の点数ぶれぶれ具合が来年も続くのは大変そうだな。上沼恵美子がジョーカーというゲーム感覚ならいいのかもしれないけど、あれに人生かけているお笑い芸人としてはねえ……。

一方、素晴らしい審査だったのはナイツの塙で、言ってることが1つ1つ鋭い視点で納得。塙と言えば先日M-1に対する考察が話題になってたんですが、あれ最終回が9月にアップされると予告したまま掲載されてないんですよね。このタイミングで掲載したら話題間違いなしなので集英社さんどうぞよろしくお願いいたします。

インタビュー / 集英社新書プラス
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/interview

あとは出場者の感想を独断と偏見まじえて順番に。お笑いの好みは人それぞれでいい悪いではなくあくまで自分の好みですよ、という言い訳も添えて。

見取り図

今回の審査基準の1つとして「自虐」があり、それと同じ路線として「人の外見をいじる」というネタはもう時代的にもネタ的にも禁じ手になっていくのかなと思った。そういう点で冒頭の女性の顔いじりネタはちょっと感じ悪いしネタとしてもいまいち。ただ後半になって、前半のあれここで回収するのかよ! という伏線はおもしろかったんだけど、審査員の指摘にもあった通りちょっと回収までの時間が長すぎたかな。それがまたおもしろくはあるんだけど、決勝という一般向けのネタではなかったかもしれない。一般向けのネタという点では別件で書きたいエピソードあるんだけどそれはまた今度で。あと、最後のツッコミは実はツッコミ自身が発してた、というミスリード的なツッコミはすばらしかった。あれもうちょっと膨らませたところがみてみたいので、他のネタも気になるところ。前半いまいちだったけど後半の伏線は面白い、ただM-1でなく別の場所で観たいネタだった、というかんじ。

スーパーマラドーナ

よかった、すばらしかった。ただ上位陣がそれよりよかったというだけという感じ。ただ贅沢を言うならばM-1という大舞台でやるにはちょっとサイコパスネタは強かったな、というのはその通りかもしれない。

かまいたち

かまいたち大好きなんだけど、キングオブコントの優勝ネタに比べるとやっぱり弱かったかなー。ただの言い合いに終始した時間とかはちょっともったいなかった。あの2人はやっぱり漫才よりコントを見たい。

ジャルジャル

すごかった。昨年のピンポンパンゲームはちょっと技に走りすぎていた感あったけど、今回は同じ方向性ながらももっとわかりやすく一般向けに仕上がってた。審査員が「彼らはずっと変わらない」と評していたけど、変わらないながらもどうやったらマニアやファン以外にも受けるのか、という視点できっちり磨かれていたように思う。

ギャロップ

これも審査員の評価通りでM-1で見るネタではないかなあ。善し悪しというより場所が違うかんじ。あとこのご時世、美人美女ブサイクネタはもう受入れられない気がします。個人的に見た目をいじるネタが全部だめとかではなく、どうせいじるなら覚悟の上で徹底的に面白ければいいんだけど、そういう点ではとてもごく普通の外見いじりだったかな。もっと別のネタが見たかった。

ゆにばーす

去年のほうがおもしろかったかなあ。レポーターネタというのが笑いどころが少なかったのと、この組もやっぱり見た目ネタに持って行ってしまったのが残念。普通に面白い組なだけに、そろそろ外見ネタではないお笑いで勝負して欲しい。

ミキ

上沼恵美子先生には申し訳ないですがそもそもファンではないのと、自虐ネタまっしぐらで全然おもしろくなかった。あとツッコミがうるさすぎてとても疲れるのですが、あれが関西のノリっていうやつなんですかね。

トム・ブラウン

先日ライブで見た時の衝撃がすごすぎて今回も期待してたんだけど、それに比べるとパワーダウンしてた。ファイナルステージで予告していた加藤一二三ネタのほうがよりパワフルなのと、ツッコミまでボケに参加し始める流れがよかった。こっちを最初に出してたらファイナルステージ行ってた可能性はちょっとあるんじゃなかろうか。まあファイナルステージいけなくても一番爪痕を残した組ですかね。

霜降り明星

安定感ありすぎの粗品のツッコミ。オーロラ2と日付変更線が最高すぎた。ただ、R-1で粗品を応援していた身からすると、フリップの代わりにせいやが動いているだけでネタとしてはフリップ芸なんですよねあれ。そういう点ではせいやが3Dフリップみたいな道具として成立しているネタなので、これを2人芸と言っていいのかは悩ましいところ。

和牛

どうやってもファイナルステージは来るだろうという安心感。最初はちょっとおとなしいかなと思ってたけど後半ゾンビになりだしたあたりと、2人ともゾンビ化した流れは最高でした。

点数計算はめんどくさいのでしないですが個人的順位としては

1 霜降り明星
2 和牛
3 ジャルジャル
4 スーパーマラドーナ
5 かまいたち
6 トム・ブラウン
7 見取り図
8 ミキ
9 ギャロップ
10 ゆにばーす

ってかんじかな。下の3組はほぼ横一線という感じ。つくづく自分は外見とかを自虐したり笑いものにするネタが好きではないんだなと思った。繰り返しながら毒を全否定するわけではなくて、毒ならではの覚悟と面白さがあればいいんですけどね。バカリズムの執拗なまでの毒とかは大好きだし。

決勝はもうシンプルに、1回目に比べるとネタが弱かったジャルジャルと和牛に対して、同じようなネタではあるもののしっかり面白かった霜降り明星、というところで納得の優勝。ただ、1本目と違う2本目、という評価でいくなら和牛だなとも思うので、4:3で割れた決勝はその通りかなーというところでも納得です。

そしてM-1終わっていよいよライフワークのR-1準決勝だぜ、と思ったら今回の準決勝はなんと大阪会場のみということが発覚。

R-1ぐらんぷり2019 公式サイト
http://www.r-1gp.com/

東京でもパブリックビューイングやってくれないかな……。もしくは大阪まで日帰りで乗り込むか、はたまた準々決勝で代用するか……。


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