Switchも動くしDeXも対応! バッテリー内蔵でどこでも大画面環境が作れる15.6インチモバイルディスプレイ「XtendTouch」


先日ブログで紹介した、Apple Watchを充電できる「USB-C Watch Hub」のメーカー「Pepper Jobs」の国内代理店を手がけるRignisさんから、「今度こんなの出すよ」とまたしても新製品をサンプルでお借りしました。

Apple Watchが充電できるUSB Type-Cマルチドック「USB-C Watch Hub」がクラウドファンディング開始 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2019/10/02/16361

今度の製品は、バッテリーを内蔵したタッチ操作対応のモバイルディスプレイ「XtendTouch」。10,800mAhという大容量モバイルバッテリー並みのバッテリーを搭載しており、外出先で電源の確保を気にせず使うことができます。

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ニュースリリースはこちら。

PEPPER JOBS、15.6インチ10点マルチタッチポータブルディスプレイ「XT1610F」発売 | 株式会社リンクスインターナショナル
https://www.links.co.jp/2019/11/post-968/

12月上旬発売とのことですがすでに対応店舗では販売開始しています。価格は店舗によって異なりますが、最安値はツクモの34,430円、それ以外は39,980円で別途ポイントがつく、という感じです。

販売店のリンクはこの記事の一番最後に用意しておきますので購入検討の方はそちらをどうぞ。

それでは実機の使用感を。画面は15.6インチと大型ノートPC並みのサイズ。サイズ比較で隣に5.5インチのiPhone 7 Plusを置いてみましたが違いがわかるでしょうか。

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愛用しているSurface Goならケーブル1本で接続、手軽に大画面環境を手に入れられます。一般的なモバイルディスプレイだと電源供給のためにACアダプタが必要だったり、またはPC側から電源を供給するためにPCの電源が早くなくなる、なんてこともあるのですが、このXtendTouchはバッテリー内蔵なのでそんな心配は不要。PCとケーブル1本でつなぐだけでどこでもすぐに使える心地よさは本当にありがたい。

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余談ですがSurface Go標準のタイプカバー、打ち心地は悪くないのですが本気でゴリゴリ文字を入力するときはやや幅が狭く、最近はロジクールのBluetoothワイヤレスキーボード「K380」を持ち歩くようにしています。

そしてこの製品の恐ろしいのはNintendo Switchともケーブル1本でつながってしまうこと。Switchの画面を外部出力するには公式のドックか、サードパーティーから出ている変換アダプタが必要が必要なのですが、本製品は独自対応によってアダプタ不要、USB Type-C to USB Type-Cのケーブル1本で出力できるのです。

ただ、独自対応なのでSwitchのアップデート次第では出力できなくなってしまう可能性もあること補足しておきます。わざわざ遮断するようなことしないとは思いますが……。

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また、環境を用意できなかったのですがサムスンのDeXにも対応。DeXというのは外部ディスプレイにつなぐことでスマートフォンをPCライクに使えるGalaxy向け機能です。海外のレビュー動画でDeXについて紹介してたのでどんな機能かはこちらを見ていただければ。

画面解像度はフルHDでリフレッシュレートは60Hz。画面サイズが大きいぶん画素密度は141ppiとやや低めで、ゲームなんかをやると若干ドット感が強くなります。ただこれだけの大きさで使えることのほうがメリットなので、そこまで気にはなりませんが。

10,800mAhの大容量バッテリーは輝度最大時で6時間の動作を公称。また、電源供給も対応しているので、SwitchやPCをUSB Type-Cでつないだ場合、端末側のバッテリー稼働時間を伸ばすこともできます。ただしあくまで補助的な役割のため、モバイルバッテリーとしての使い方は推奨していない、とのこと。

本体サイズは359.7×226.4×8.8mm(幅×縦×厚)と、15.6インチの害画面ながら厚さは10mm以下と薄型です。一方で重量は950gとほぼ1kgという重さ。片手で持つとずっしりとした手応えを感じます。

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本体右側には充電用のUSB Type-Cポート、輝度調整ボタン、音量調整ボタン。ディスプレイの輝度や音量はメニュー画面から操作するものも多いのですが、物理ボタンは操作がわかりやすくさっと変更できるので嬉しいポイント。また、輝度調整ボタンは上側を長押しでメニュー、下側を長押しで入力切り替えも割り当てられています。

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本体左側は映像入力用のUSB Type-CポートとMini HDMIポート、そしてキーボードやマウスを接続するためのOTGに対応したMicro USBポート。なお、USB Type-Cで接続する場合は、出力側の端末がDisplayPort Alt Modeをサポートしている必要があります。まずは利用する端末がDisplayPort Alt Mode対応かを確認の上、非対応の場合は別途Mini HDMIを使いましょう。

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また、接続のためのケーブルとしてUSB Type-C to USB Type-Cケーブル、Mini HDMI変換ケーブル、Micro USB変換ケーブルが1本ずつ同梱するほか、専用スタイラスペン、18WのUSB PDに対応した充電アダプタ、専用カバーが同梱。ケーブル類も1つ1つ買うと結構高いのでこれはとてもありがたい。充電アダプタは残念ながら今回のサンプルでお借りできなかったのですが、18WあればPC以外にスマートフォンを充電するときにも便利そうです。

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タッチペンはキャップ式で、キャップを取るとこんな感じのペン先になっています。タッチしたい部分がわかりやすいよう、周辺が透明になっているらしい。

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そして大事なのが専用カバー。Xtend Touch本体はただのディスプレイなので自立しないのですが、このカバーを取り付けることで縦置きや横置きでの自立が可能になります。

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取り付け方のイメージ。線が2本入っている側がディスプレイを覆うように取り付けます。カバーにはマグネットが入っており、ピタッと装着できるので簡単。

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2本線が入っている側は「A」「B」という記載があります。これがカバーの折りたたみ方で重要になってくるので覚えておきましょう。

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カバーの折り方は大きく2つ。一番スタンダードだと思われるのは、カバーを山折りにして先ほどの「A」「B」が上に来るように折りたたむタイプ。

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AとBの部分にもマグネットが仕込まれており、AとBどちらに置くかで角度を微妙に調整できます。

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これがAに置いた状態。Bに置くとより角度が垂直に近くなります。マグネットのおかげでこれだけ大きくても割としっかり自立。

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もう少し寝かせて使いたい、という時はカバーを後ろ側に回します。

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先ほどはAtoBを表に出しましたが、今度はAとBが内側に来るように折りたたみ、本体上部にマグネットで取り付けます。

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こちらが寝かせた状態。最初は折りたたみ方難しいですが慣れるとさっと使えるようになります。

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なんだかカバーの使い方紹介記事みたいになってしまいましたが、大容量バッテリーで電源を気にせずいつでも使えるのはとても便利。特に自分のような画面が小さいPCを使っていて、外出先でがっつり作業したい、という時にケーブル1本でさくっと大画面環境を作り出せるのはかなりありがたい。

Switchでの出力も携帯モードでは画面が小さいし、かといってテレビは家族が使っているし……、みたいな時にも嬉しい。ディスプレイの充電端子は映像出力とは別になっているので、ディスプレイ側を充電しながら使えばほぼ無限に使い続けられるのでは。

難点は1kg近い重量ですが、15インチのディスプレイ持ち歩くと思えばこれは仕方なし。普段は小さなPCで作業し、しっかり作業したいぞというときにはこれを持ち歩く、というように使い分けてもいいし、割り切って鞄に入れっぱなしにしてもよし。

同様の製品としてはASUSが「MB16AC」を販売。価格も3万円台半ばと同じくらいで、ディスプレイサイズからケースまで非常に良く似ています。

MB16AC | 液晶ディスプレイ | ASUS 日本
https://www.asus.com/jp/Monitors/MB16AC/

ASUSは映像入力がUSB Type-Cのみなのに対してXtendTouchはMini HDMIもサポートしていること、Switchに独自対応していることと、バッテリー搭載のため接続した端末のバッテリーを消費せずにすむあたりが違い。細かい点ではASUSが光沢なのに対してXtendTouchはノングレアなのも、光沢苦手な自分としては嬉しいポイントです。バッテリーのぶんだけ本体は重いのですが、使い勝手考えるとバッテリー内蔵のメリットが重さのデメリットを上回るかな。

【追記】はてブで教えてもらいましたがASUSのモバイルディスプレイはバッテリー内蔵モデルもあるとのこと。ただお値段が5万円近いということと、接続インターフェイスについては上記のような違いもあるので、まだまだXtendTouchのほうが魅力的かな。

ASUS、バッテリ内蔵の15.6型モバイル液晶。タッチでスマホの操作も可能 – PC Watch https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1207974.html

また、グリーンハウスからは、Nintendo Switch対応、mini HDMIポート搭載という、スペック的にかなり近いモバイルディスプレイが発売されました。

持ち運べる15.6型モバイル液晶「GH-LCU16A-BK」が入荷、Nintendo Switchにも対応 – AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1221745.html

価格で言うとグリーンハウスのほうが1万円くらい安いのですが、バッテリー内蔵していないのが大きな違い。実際の使用感としては、いちいち電源探さずにすみ、PC側のバッテリーが減らないどころかむしろ長寿命になるという点で使い勝手が全然違うので、多少重くなってでもバッテリー内蔵モデルを強くお勧めしておきます。

人を選ぶ商品ではありつつ、使い勝手の面ではほぼ隙のない仕上がりになっているので、外出先でがっつり作業する時には本当に便利。購入を検討する方は以下のサイトからどうぞ。コジマだけ商品リンク見当たらないのでトップをリンクしておきます。

PEPPER JOBS XtendTouch XT1610F 《送料無料》|TSUKUMO公式通販サイト
https://shop.tsukumo.co.jp/goods/4897089840292/

PEPPER JOBS PCモニター XT1610F [15.6型 /ワイド /フルHD(1920×1080)] 通販 | ビックカメラ.com
https://www.biccamera.com/bc/item/7510017/

ソフマップ – PCモニター XT1610F [15.6型 /ワイド /フルHD(1920×1080)]|液晶モニター・ディスプレイの通販はソフマップ[sofmap] https://www.sofmap.com/product_detail.aspx?sku=20140188&gid=PM01010900

ヨドバシ.com – ペッパージョブズ PEPPER JOBS XtendTouch XT1610F [15.6インチ IPS ノングレア 10点マルチタッチ 10,800mAhバッテリー内蔵 ポータブルディスプレイ ブラック] 通販【全品無料配達】
https://www.yodobashi.com/product/100000001005270325/

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https://www.kojima.net/ec/top/CSfTop.jsp

 


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