DTCP-IPを使ってレコーダの録画番組をPCで再生する環境ゲット

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

夢の環境が整いましたよ!

先日、DVDレコーダ「VARDIA」を購入したことはお伝えした通りでありますが。

今あえてBDレコーダではなくDVDレコーダを買うという選択 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2010/01/02/3165

TOSHIBA VARDIA 地上・BS・110度CSデジタルチューナー搭載ハイビジョンレコーダー HDD 1TB RD-S1004K

これにより我が家はREGZAで1系統、VARDIAで2系統の合計3系統を録画可能になり、録画番組の充実が図られたわけですが、問題は録画した番組を見るとテレビが埋まってしまうということ。当たり前といえば当たり前ではあるんですが、録画した番組見てるとFF13だのスーパーマリオWiiだのといった据え置き機のゲームが進まないわけですよ……。

ドラマやバラエティなんかはゲームしながらのながら見で十分な番組もあるので、足りない時間を有効活用するには両方を見たい。しかしREGZAの2画面同時表示はテレビ+αしか使えないため、ともに外部入力である録画番組+ゲームという使い方もできないのです。

ここで一瞬あきらめそうになったわけですが、「あきらめたらそこでゲームセットだよ」という偉い人のお言葉を踏まえていろいろ策を練った結果、「そうだ! DTCP-IPを使ってPCで録画番組を再生すればいいんじゃないか!」というアイディアがひらめいたのであります。

DTCP-IPとは何か、ということを説明するにはDLNAの説明が必要なわけですが、DLNAというのは家庭内のテレビやレコーダ、PCなどをつなぐ規格で、「Digital Liging Network Alliance」と書きます。ややこしいことはおいておいて、DLNA対応の機器同士が同じネットワークにつながっていると、相互に動画や音楽、静止画といったマルチメディアコンテンツをやり取りして再生できるという仕組みです。

ただここで問題なのは地上デジタル番組で、ご存知の通り地上デジタルの番組はダビング10を代表とするコピーガードがかかっているので、そのままネットワークを介して再生することはできません。ここで登場するのがDTCP-IPという規格で、DTCP-IP対応機器であればコピーガードのかかってある地上デジタル放送もネットワーク経由で再生できるのでありました。

しかしここで問題なのはDTCP-IPに対応している機器。幸いにしてVARDIAはDLNAもDTCP-IPも対応しているのですが、それをPCが再生できる環境が必要。残念ながらメイン利用しているMacbookの場合、Mac対応のDTCP-IPクライアントというのはないみたい。また、モバイル用のVAIO Xはスペック的に地上デジタルクオリティの動画を再生するには非力すぎて、DTCP-IPクライアントも搭載していないわけです。

そこで登場するのが、これまた先日購入したノートPCであります。

10万円で高性能ノートPC買ったよ – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2009/11/25/2987

Windows 7にアップグレードするときにクリーンインストールしてしまったため、余計なソフトがまったく入ってない状態だったんですが、Webサイト見ると標準アプリにDTCP-IPクライアントがあるらしい! これはいける!

dynabook TXシリーズ <おすすめポイント>
http://dynabook.com/pc/catalog/dynabook/090702tx/tx_001.htm

たまたまクリーンインストールの時に間違ってWindows 7を64bitでインストールしてしまったこともあり、いいタイミングなのでdynabookをリカバリして初期購入状態に戻し、そこからWindows 7へアップグレード! 無事にDTCIP-IP対応クライアント「CyberLink SoftDMA」が手に入ったのでした。

デジタルホームメディアプレーヤー ?CyberLink SoftDMA
http://jp.cyberlink.com/products/softdma/overview_ja_JP.html

CyberLink SoftDMAを起動すると、同じネットワークにあるDLNA対応機器を一覧表示してくれます。

dtcp01

あとは機器を指定すれば、地上デジタル番組もご覧の通り。画面は著作権を配慮してここには出しませんが、無線LAN環境でも問題なくキレイに再生できてます。これで録画番組の消化とゲームの進行がはかどるわー。

dtcp02

なお、地上デジタルの場合はDTCP-IPが必須になってしまいますが、地上アナログを録画している場合であればDTCP-IP必要ありませんから、実はWindows Media Playerでも同じようなことができちゃいます。

dtcp03

最近はPSPへの動画変換に加え、テレビ側の補完機能を使えばアナログでも十分キレイなこと、地上デジタルもBlu-rayに比べるとモアレがひどくて画面汚いことが多々あること(レッドカーペットのように液晶ディスプレイを大きく映し出す場面で顕著ですね)、などを踏まえ、番組はアナログで録画するようにしちゃいました。そのほうが容量的にもコストパフォーマンス高いしね。

さらに補足として、DTCP-IP対応クライアントとしてはPS3の存在も見逃せません。レコーダで録画した番組を自分の部屋のPS3で見る、なんて使い方も可能なので、PS3をお持ちの方は下記エントリを参照しながらぜひお試しを。

Milano::Monolog: VAIOで録画したハイビジョンなテレビ番組をDLNAを使ってテレビで堪能する
http://rebecca.ac/milano/mt/archives/001952.html

PlayStation 3(120GB) チャコール・ブラック(CECH-2000A)


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