M-1 2008主観入りまくりのまとめ


先日カッとなって書いたM-1 2008の感想ですが、予想以上にはてブいただき、「おもしろかったです」なんて感想もいただけてありがたい限り。

M-1 2008所感 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2008/12/22/924

ただ、ちょっとこれでは自分の言いたいこと出し切れてないので補足エントリを夜中の勢いでやっちゃいます。

というのも、NON STYLEの優勝はM-1的には正しいとは思うけれど、「おもしろさ」という点で1位だったかというとそこは自分としては違うんですね。島田紳助はどうも漫才技術を評価するのですが、普通にネタとして見るだけであればナイツもオードリーも十分に面白かった。いや個人的な主観入れるならなおやはりオードリーが一番だった。ただスタイルの差があっただけ。

あと、今回一番おいしかったのは優勝できなかったけれどオードリーなのは間違いなし。敗者復活から上がってきたという注目だけでなく、あの大舞台かつ敗者復活からの流れで相手が噛んでもきっちりフォローできる若林と、最後までふてぶてしさを保ちきった春日の存在感は確実にM-1 2008でナンバーワンだったと思う。もともとレッドカーペットでも活躍してるけど、M-1でより幅が広がるんじゃないだろうか。

むしろ心配はNON STYLEで、漫才芸のレベルは高くても逆に型がありすぎて、年末年始のお笑い特番を過ぎた後いかに活躍できるか。結局お笑いって漫才やコントが面白くても、フリートークやアドリブ、司会のセンスなどがないとその先には上がっていけなくて、その点で上沼恵美子が盛んにつっこんでいたフリートークのセンスの無さがネタだといいなと思うんですが、トークの受け答えなんかを見ている限りその点はオードリーやナイツのほうがうまそうな気がする。

あとオードリーは春日の中尾彬モノマネがすごい。なんだふてぶてしい勘違いキャラだけじゃなくてこんなこともできるのかという幅の広さを感じたので、将来性としてもオードリーは強そうに思います。

あとお笑い手数論みたいなのが盛んに言われてますが、それって結果論じゃなかろうか。もちろん笑いを取るためには保険というわけではないですがボケの数を増やしたほうがいいに決まってるけど、ボケを増やしすぎるあまり1つ1つは面白くても全体の印象がかすんでしまうという危険もある。

たとえば2年前に優勝したチュートリアルなんかは、ボケの数はそれほどでもないだろうけど、徳井の異常なキャラクターによって世界観が作られていてすごく印象に残る。それはもう笑いのスタイルであって、笑いをちりばめればいいってもんではないんじゃないか。その点ではダイアンはサンタネタでうまく観客を取り込めなかったけど、「実はサンタはいないんだ」という展開はきちんと観客を巻き込んだらすごかったんじゃないかなとは思います。

その点でいうとまたオードリーひいきになっちゃいますが、オードリーも手数は多いものの、「嫌いだったらおまえと漫才やってねえよ」「へへへ」という定番のボケがいいアクセントになっていて全体を引き立てている印象。つくづくM-1 2008で一番輝いていたのはオードリーだなと思いますはい。

個人的には手数論に縛られてしまうとボケとツッコミがスルーされる危険もあって、実際にエントリでも書きましたが「風の谷をナオスカ」が華麗にスルーされていたのは実にもったいなかった。あそこはもうちょっと時間ためてツッコミに解説させたほうが面白かっただろうし、手数論に頼りすぎて1つ1つのボケとツッコミのクオリティがないがしろにされてないかなというのが心配であります。

まあそれはM-1専用スタイルといってしまえばそうなんですが、僕が見たいのはM-1で面白いのではくて、舞台に関係なく面白いお笑いなので。

ちょっと追記。こないだNHKでナイツがホームの演芸場でネタやってた時、客が年寄りなのを意識してか「ヤホー」と言わずに「パソコン」になってた。こういう間口の広さもナイツは強いなあと思った次第。


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