先日発表されたソニーのサイバーショット新モデル、DSC-TX300Vがちょっと気になっております。
ソニー、無線LANや非接触充電に対応した防水デジカメ – デジカメWatch
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120130_508475.html
いまのところデジタルカメラは1年半前に購入した「DSC-HX5V」を今も愛用中。進化の激しいデジタルカメラ業界において、HD動画や光学10倍ズーム、スイングパノラマなど充実した機能を搭載していまなお現役バリバリに使っていて十分に満足しているのですが、今回発表のDSC-TX300Vはいろいろ気になる要素が満載です。
その1つはTransferJetが本体に内蔵されたこと。技術フェチかつ無線転送フェチな私としてはTransferJetはとても注目の技術なのですが、今使っているTransferJet初対応のDSC-HX5VはこのTransferJetが本体ではなくメモリースティックに搭載するという仕組みだったため、撮影にも専用メモリースティックしか使えないという制限がありました。
このTransferJetはまだでたばかりの規格で、利用するには対応のデジカメ、対応のメモリースティック、対応のステーションが必要。せっかくSDカード対応したのにメモリースティックを使うのは、TransferJet搭載のメモリースティックを使うためなのです。
TransferJet機能搭載のSDカード対応サイバーショット「DSC-HX5V」買った – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2010/04/11/3603
しかし今回のDSC-TX300Vは本体にTransferJetを搭載したため、TransferJet非対応のメモリースティックはもちろんSDカードも使えることになりました。自宅でしか取り込まないのならTransferJet対応メモリースティックでもいいのですが、外出先とかで取り込もうとするとやっぱりメモリースティックは困るんですよね……。
また、置くだけ充電に対応したのも嬉しいポイント。残念ながらドコモが推進しているQiとは異なる規格のようですが、家での充電が便利になるだけでも十分かな。もちろん贅沢をいえばQiにも対応して欲しいものの、今までのようにバッテリー取り出して充電するのではなく、家の中の決まった位置に置いたら充電というだけでもかなりの便利度です。
DSC-HX5Vと比較すると光学は10倍から5倍に落ちるものの、代わりに防水という新しい機能も搭載。さらに無線LANに対応したことでスマートフォンに写真を転送する機能があったり、HDMI端子搭載で直接テレビやPCに表示できたりと機能は盛りだくさん。愛用しているスイングパノラマは引き続き搭載しつつ、動画もHDまではMPEG-4で撮影できるのも好みのポイント。AVCHDとかは取り回しが面倒なので、HDサイズでのMPEG-4がちょうどいいんですよね。
しかしスペックを見ていくと最後の課題となったのが対応するメモリーカード。なんとSDカードではなくサイズがmicroSDなんですよね……。家ではTransferJetがあるからいいものの、外に出た時は明らかにSDカードスロットのほうがいい。SDカードアダプタ持ち歩けばいいという話もありそうですが、私が使っているのは下記ブログでも紹介されている、USBでも接続できる特殊なSDカードでして、この便利さを失うのは辛いのであります。
最近の秘密兵器 SDカード型USBメモリ – Drift Diary XIII
http://blog.drikin.com/2011/08/sdusb.html
今回は薄型モデルなのでmicroSD採用したのか、それともこれからサイバーショットはすべてmicroSDでいくのか。後者だったらもう諦めて買うんだけど、もうちょっと本体サイズ大きくていいからSDカード対応のサイバーショットでないかなー。とりあえずはDSC-HX5Vの最新版、DSC-HX9Vの後継に当たるようなモデルを心待ちにしたいと思います。あーでもDSC-TX300Vも薄くていいよなー。