イベント「もっとも〜っと日本酒を知りたいっ!やさしい日本酒講義 Special」で日本酒のなんたるかを学んできた

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

 

日本酒大好きな私でありますが、実はあまり日本酒に詳しい訳ではなく、気に入ったお酒の名前をなんとなく覚えて飲んでいるだけというのが実際のところ。きちんと日本酒も覚えないとなあ、と思っているところにうってつけのイベントを知人のむむさんこと杉村さんが開催するというので勢いよく参加して参りました。

もっとも〜っと日本酒を知りたいっ!やさしい日本酒講義 Special
http://matsurigura.sakura.ne.jp/yasasake/

会場はZepp Tokyoの真上でおなじみ東京カルチャーカルチャー。ここでAndroidイベントの司会したのが懐かしい思い出ですなあ……。

このイベントでは、日本酒の講義に加えて協賛蔵元から提供された日本酒をひたすら飲んだくれるという1粒で2度美味しいイベント。これだけのラインアップを好きに飲めるなんて開始前から胸が高鳴りまくりますよ……。

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会場では酒蔵銘柄ノートなんてグッズも販売。好きな銘柄のノートとかは面白いなあ。残念ながらノートあまり使わないので購入しませんでしたが、背面の紙を入れ替えられるiPhoneケースとかあったら買っちゃってたかも。

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イベント関連のグッズも販売。日本酒も萌え化する時代ですなあ……。

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そしてイベント限定の特別メニューも。カルチャーカルチャーは1人1品オーダーが鉄則なので迷わず特別メニューをオーダ−!

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開始早々売り切れとなってしまった限定メニューを無事2本ともゲット。やっぱり動きは早くないとね!

日本酒の講義も大変興味深かったのでいくつかをかいつまんでご紹介。まずは「お酒の1単位」。飲み物におけるアルコール重量20gを1単位と数えることが酒量の調整に大変役立つのだとか。

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さまざまなお酒の「1単位」はこんなかんじ。ビール500mlに対して日本酒1合ってのはけっこう覚えやすいですな。

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一般的には一晩で2単位くらいがちょうどよいとのこと。2単位って生ビールジョッキ2杯ってことか。お、おう……。

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悪酔いしないテクニック。水をひたすら飲むというのは鉄板ですねー。最近日本酒飲むときはきちんとお水を摂取するようこころがけています。あと、冷えているお酒は吸収されるまで時間がかかるため、酔っていないつもりでもすでにアルコールを摂取しているというのは意外な落とし穴でした。これで痛い思いしたことたしかにあるな……。

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こちらはお酒に対して飲んだ方がいい水の量。だいたいお酒と同じくらいの水を飲めばいいと思ってたんだけど実はお酒によって結構違うのね。そしてビールがあまり酔わない理由が科学的にわかった気がする。

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お酒を酔わない対策として薬を適度に服用するのも効果的。確かにヘパリーゼとレバウルソは効くなあと思います。

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いよいよ本題である日本酒のお勉強タイム。日本酒は普通酒と特定名称酒というのがあり、前者は料理酒みたいなお酒を含む幅広いお酒、後者が今回試飲できるようなブランドのお酒とのこと。特定名称酒って30%しかないってのは意外だなあ。

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特定名称酒はさらに8種類に分類できます。これ、わかってはいるんだけどついついめんどくさくて覚えてないんだよね……。

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というわけで簡単な分類法。まずは醸造アルコールの添加有無で区分します。

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区分するとこんなかんじ。思ったより綺麗に区分できるんですな。

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さらに精米歩合で区分。

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低温でゆっくり発酵させることで「吟醸香」というフルーティーな香りが生まれる「吟醸造り」でさらに区分。

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その結果がこの表。なるほどこんなに綺麗に分類されると覚えやすい。この表は永久保存版すなあ。

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そうこうしているうちにやってきた試飲タイム! ここからが本番!

このお酒、同じ蔵元、同じ米を使っているのに味わいが全部違う。こういうのが日本酒の醍醐味よねえ。吟醸よりも純米吟醸のほうが甘くすっきりしていて飲みやすい味でした。

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日本酒講義はさらに続きます。8つの種類以外に糖分による日本酒度という区分も。でもこれ実感としてあんまりマイナスとかプラスじゃわからないよねえ……。最近じゃほとんど気にしなくなっちゃった。

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名前の意味がよく理解できていなかった山廃と生酛。天然の乳酸菌を使うところが違いなのですなあ。

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発酵回数が1回増える四段仕込み。回数よりも最後に蒸し米を入れるから甘みが出るのがポイントのよう。

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日本酒に対して日本酒で作るエンドレス日本酒なのが貴醸酒。貴醸酒をさらに貴醸酒で作っていたら最後どうなるんだろうな……。

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以前参加した新潟のイベント「和創良酒の会」で体験したあらばしりや中取りも。これなら飲んだことある!

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和創良酒の会でまさに体験した袋吊りも!

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ちなみに袋吊りはこんなかんじ。
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にごりやおりがらみは割とわかりやすいですかね。にごり酒結構好みです。

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さらには火入れ、生酒も。バラバラに聞くよりこうやって体系立てると覚えやすいですね。

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水を加えない濃いめのお酒が原酒。先日いただいた原酒もどっしりして美味しゅうございました。

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と知恵熱が最高潮に達したタイミングで第一部終了! ここから怒濤の試飲タイム!

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会場奥に並ぶ日本酒を好きなだけ堪能できます。而今も飲み放題とか贅沢すぎるぜ……。(ゴクリ

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まずはいの一番に而今をゲットしつつ、以前に日本酒に詳しい人からオススメされていた幻舞もゲット。而今は相変わらずのクオリティでしたが幻舞もまけずおとらずのうまさでした。而今のあのうまさはなんと表現すればいいんだろうね……。

続いて天青と相模灘。相模灘はとってもフルーティ。バナナみたいな香りがする。天青は後味が燻製みたい。ちなみに天青といってもデータネットではございません。

しょっぱいものが欲しくなって鮭の酒粕汁もオーダー。これにて限定メニューをコンプリートです。ほどよい酒粕の甘さと味噌が相性良くてすばらしいうまさでした。限定メニューで一番おいしかったとおもったのがこの酒粕汁です。

青煌と七本槍!青煌はフルーティだけどアルコールの味がしっかりくる。七本槍もすっきりしてるけど飲み終わった後のアルコール感がある感じ。

久礼の純米大吟醸 火入れと来福の純米大吟醸! 久礼はあかん、あかんやつや! 正直さんぽ的には「(どうせうまいんだからおいしいっていうのも)ばかばかしい」って表現されるタイプのやつや! 来福も飲みやすくておいしい!

変わり種の蜂蜜味な日本酒ピュアハニーはイベント途中でさくっと品切れ。

もちろん速攻ゲットしつつ、第二部で紹介されたアイスのピュアハニーがけを堪能。これもう普通に蜂蜜すぎる! 間違って飲んでも気がつかないレベル!

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気がついたら第二部終わってた! この頃からすっかりお酒に集中モードです。

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英君の吟醸生と吟醸火入れの飲み比べ。ブラインドで飲んでみたけど味の違いがはっきりわかる。

そうこうするうちに3時間近かったイベントもあっという間に終了。いやーよく飲んだあとはうち帰ってぐっすり眠れるわー。

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と思ったのもつかの間、たまたま通りがかったワインフェスティバルがその後の運命を大きく変えることに……。

1000円でワイン飲み放題とかオトクすぎるこのイベント、日本酒と一緒に水をしっかり飲んだおかげかあまり酔いもまわってなかったのでこちらも勢いよく参戦!

ワインは不得意分野なので名前と雰囲気だけでかたっぱしから飲んでいきます。

高級チーズというパルミジャーノ・レジャーノも勢い余って注文。これどのくらいすごいチーズなのか、チーズの資格持ってるあの人に聞いてみたいところです。すごさはわからなかったけどうまかったのは確か!

日本酒、ワインと飲んだけど何か足りなくない? 足りなくない? 足りなくなくなくなくなくない?

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やっぱビールがないとね!

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こちらのヱビスビール記念館は400円1コインで購入でき、1コインでビールをゲットできるという、つまりは生ビール400円で堪能できる隠れた穴場なのであります。

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ビールだけじゃさみしいのでおつまみもしっかり食べないとね! 一緒に食べた方が酔わないって講義でもいってたし、学んだことをすぐ実践する優等生!

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ひたすら飲んだ最後はさっぱりとそばで締め。いやー辛味大根そばうますぎたー。

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一晩でお酒は2単位が標準という先生の教えもさくっと忘れ、何単位飲んだか最終的にわからないほど飲んだくれましたが、きちんとご飯食べたり水をこまめに摂取したりで悪酔いせずに楽しい1日を終えられました。この知識を次は3月に開催されるにいがた酒の陣で大活用したいところであります。

新潟淡麗にいがた酒の陣2013/新潟県公式観光情報サイト にいがた観光ナビ
http://www.niigata-kankou.or.jp/niigata-city/convention/event/1251.html


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