目の前で書籍を印刷して購入できる「NextPublishing」で自分が書いたnasne本を買ってみた(読者プレゼントあり)

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

先日のエントリーで出版をお知らせしたこのnasne解説本。


PCでもスマホでもnasneでどこでもテレビ! (インプレス(NextPublishing))

実はこの本、NextPublishingというちょっと変わった取り組みで出版しています。

NextPublishingというのはインプレスグループのインプレスR&Dによる「出版システム」で、電子書籍とオンデマンド印刷書籍を1ソースから同時に出版する仕組みです。インプレスでもこのしくみを利用していて、nasne本は電子書籍と紙の本(オンデマンド印刷書籍)両方で出版されています。詳細はURLをご参照ください。

NextPublishingとは | NextPublishing
http://nextpublishing.jp/about

恥ずかしながら自分もこの仕組みよくわかってなかったのですが、本書は単に紙で書籍を購入できるだけでなく、目の前で印刷して本にしてもらうこともできるんだとか。その設備がある店舗は限られるのですが、神保町の三省堂本店には三省堂のオンデマンド設備があり、そこでNextPublishingの印刷ができるとのことで、興味本位でちょっと行ってみました。

こちらが神保町駅すぐそばにある三省堂本店。

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店内の奥には電子書籍専門のカウンターが。

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ここでは電子書籍をカードで販売していて、このカードを買うと対応サービスであるBookLive!またはKoboで電子書籍をダウンロードできるという仕組み。残念ながら人気なかったのかこの売り場は面積縮小になってましたが、これはこれで面白そうなので電子書籍カード1枚購入してみました。これに関するエントリーはまた別途ということで。

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本題であるNextPublishingの機械はカウンターの奥にどーんと置かれていました。カウンターで本の名前を伝えると直ちに印刷を開始し、印刷終了後に電話で呼び出してくれる仕組み。そのため受付では名前と電話番号を記入するのですが、自分の本買うのに自分の名前で買うのちょっと恥ずかしかったぜ……。ちなみに待ち時間は10〜15分程度とのことで、そのタイミングでカウンターに戻ってくるのもありです。

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店内をぶらついているうちにできあがったのがこちら。印刷して1日くらいは糊が剥がれやすいため、丁寧に扱ってくださいとのこと。

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袋から取り出したところ。やっぱり紙の書籍は所有感ありますなー。

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ちなみにあまり厚い本ではないけれど薄い本でもない程度の厚みですが背表紙はなし。このあたりはかなりシンプルですね。

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とはいえ実際に紙に印刷された書籍は当然のことながら圧倒的に読みやすい。スマートフォン操作の解説をスマートフォンで読む、というのはかなり使いにくいものなので、こういうデジモノ解説はやっぱり紙のほうが相性良いかもですね。画像がカラーではなく白黒にはなりますが視認性は高いのでさほど気にならないかな。

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本の所有感という点では市販の書籍ほどではないかもしれないけれど、紙としての読みやすさはしっかりある。そして最大のポイントは在庫を持たずにオンデマンド印刷できるということで、出版業界の課題である在庫や返品の苦労から開放されるという長所も。この機械をすべての書店が導入できるのかという課題はあれど、新書なんかはこういうさくっと印刷して読めるシステムもなかなか面白いんじゃないかなーと思いました。

先日知人に教えてもらって気がついたのですが、元マイクロソフトの古川享さんにも本書をご紹介いただいておりました。NextPublishing使ったのは自分ではなくて担当さんの判断なので自分が何をしたというわけでもないんですが、あの古川さんにこうやって紹介いただけるというのは嬉しいなーとちょっと感動しましたはい。

 

そして本題の読者プレゼントですが、こちらの紙の書籍は担当の方に許可いただき、抽選で3名へプレゼントできることになりました。欲しいという方はお手数ですがTwitterアカウント「@kai4den」をフォロー(DM送れるようにしないとなので)した上で「nasne本欲しい!」と@kai4den宛てにツイートするか、Twitter使っていない人は下記のフォームからご投稿くださいませ。締め切りは12月14日(日)までとさせていただきます締め切りました


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