発売から1年経ったNintendo Switchを振り返る


ざっくり結論から言うと、この1年のSwitchについてはNitendo Labo以前と以後で大きく変わった。けれどNintendo Laboも実際に発売されるまではまだわからんよ、という感じ。

Nintendo Laboが発表されるまでのSwitchは、販売台数こそ好調ではあったものの、新世代のゲーム機が生み出すゲーム体験としてはあまり目新しいものはなかった。以前に「Nintendo SwitchはWii Uでやりたかったことのリメイクなんだ」と書いたけど、その感想はほぼほぼひっくり返ることはなかったかな。

Nintendo Switchはやっぱり「据え置き機」だった – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2017/03/06/15117

新しければいいというものではなくて、ゲーム機としては楽しいゲームができればそれでいいんだけど、あれだけ発売前の情報でコントローラはこんな面白い機能があって、と宣伝されていた割に、そういうものを活用したゲームがほとんと見受けられなかった。

ゲーム業界からも大変評判の良かったゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド、リメイクなのにミリオン超えたマリオカート8、3Dマリオの集大成感あるスーパーマリオオデッセイなど、たくさんの人気ゲームが生まれたSwitchですが、そのいずれも「Switchだからできた」ゲームというわけではない。分割コントローラもコントローラ内蔵のカメラもHD振動も、これらのゲームを体感するために必須な要素ではなかった。

そもそもコントローラにこだわりを見せていた任天堂にしては、Switch標準のJoy-Conは操作性がイマイチで、特にアナログスティックは誤操作が多く評判がわるかった。ゲームの操作性にこだわる人はほとんどがプロコンを購入していて、結局SwitchのゲームはほとんどドックからのHDMI出力かつプロコンで操作していたために、これ別にSwitchである必要あまりないよね? というのが正直なところ。

Wii Uの時はゲームパッドの重たさが負荷ではあったものの、スプラトゥーンでようやく「2画面ならでは」というWii Uだからできるゲーム体験が生まれたなーという実感があったんだけど、2画面を捨てたSwitchはこのゲーム機だからできるゲーム体験、というのがほとんどなくなってしまった。

もちろん1-2-SwitchはまさにSwitchならではの機能を盛り込んだ作品だったんだけど、画面を見ないでプレイするところにこだわりすぎたあまり、パーティーゲームの域を出なくてやりこみ要素もそこまで強い物ではなかった。そしてその後出てくるゲームのほとんどが繰り返しながら「それSwitchじゃなくていいよね」というゲームばかりで、あの分割コントローラや数々の機能はなんのためなのか、でもまあ発売して1年経ってないんだし、きっとそういう要素は2年目以降盛り込んでくるんだろうね、と思っていた矢先に登場したのがあのNintendo Laboですよ。

Nintendo Labo | Nintendo Switch | 任天堂
https://www.nintendo.co.jp/labo/index.html

もう説明するまでもないだろうけれど、あれを見たときの驚きと感動はSwitch発表の時を超えたかもしれない。段ボールを組み合わせるという手法時代はそこまで新しいものでもないし、採用された技術の1つ1つが目新しいわけではないんだけど、それを組み合わせることで生み出した新しさはさすが任天堂というかんじ。あれは企画段階からのエピソード聞きたいよねえ。

ただ、コンセプトはよくてもプレイしてみると想像していたものとは別物、ということもあるので、Nintendo Laboは実際に試してみるまで評価はお預け。似た経験で言うとWii Musicも発売前の情報と実際にプレイしてみた感想は全然別物だった。それはいい悪いではなく、想像していたゲームとは全然違ったという意味で。

自由だけど自由じゃないWii Musicインプレッション – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2008/11/06/530

そしてもう1つ、Nintendo Laboは相当におもしろそうなんだけど、あれはいわゆるテレビゲームとは別の路線であって、できれば「テレビゲームとして」面白いSwitchの活用方法をもう少し見てみたい。コントローラを2個使うからこそだったり、内蔵のカメラを使うからこそできる新しいゲーム体験を見てみたい、というのは贅沢奈ことはわかってるけど、今の路線は何のためのSwitchなのか正直わからないな、というゲームが中心でもあるので。

そんなこんなでNintendo Laboは激しく期待をしつつ、今までプレイしてきたけど感想書いてなかったなというタイトルも含めて1年間のNintendo Switchのゲーム体験を簡単に感想など。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

オープンワールドなゼルダとしてはすばらしかった、だけどやっぱりゼルダとしてはなんかこう違うなーというのがクリアしてみての感想。ダンジョンが単なるタスクになってしまったこと、武器の耐久度が低いあまり使い捨て感覚になってしまって武器のおもしろさがなくなってしまったあたりがその要因だろうか。冒険というよりもこれ生活してるよなあ、というのが最終的な感想でした。

画面の切り替わりはあれど、オープンワールドも含むゼルダとしては前作スカイウォードソードのほうが楽しかった。あれWii Uだからプレイしていない人も多いと思うので、Switchリメイクで出してくれないかなー。前にも書いたけど無理矢理Wiiリモコンプラスの要素を使わせてくるところ、ファイがキャラとして弱いこと以外はとてもすばらしい出来でした。

あ、そして好み分かれるところとおもいますが、ブレスオブザワイルドのゼルダ姫は個人的に歴代最高でした。2位は大きく差を開いて風のタクトのゼルダかな。


ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド – Switch

1-2-Switch

上にも以前にも書いたけど、単なるパーティーゲームであってやりこみ要素がなかったこと、画面を見ないことを意識するあまりゲーム時代も単調なものばかりになってしまったのが惜しかった。もうちょっとWii Sportsみたいにパーティーゲームなんだけどやり込める楽しさが欲しかったなあ。


1-2-Switch

いっしょにチョキッと スニッパーズ

伏兵的に面白いゲーム。特に2人でプレイするとうまく意思伝達できないもどかしさとかも含めて面白い。あくまでミニゲームの1つ的な存在であるけれど、ダウンロード版はお値段もお手頃なのでおすすめです。ステージ数が増えた「いっしょにチョキッと スニッパーズ プラス」も出ているけれど、初期バージョンに追加コンテンツを後から買えば内容一緒みたいなので、まずは初期バージョンを購入するのがいいのでは。


いっしょにチョキッと スニッパーズ|オンラインコード版

マリオカート8 デラックス

文句なく面白い、だけどWii Uである程度やりこんだ人も最初からやりなおしなのがちょっと辛いなあ。


マリオカート8 デラックス – Switch

ARMS

期待してたんだけど正直いまいちというか、乱打戦になりがちで戦略が立てにくかった。全国大会とかが盛り上がっているのを見るとちゃんとした戦略立てての攻防もできるんだろうけど、初見でプレイすると只の殴り合いに徹してしまうなあと。これは善し悪しではなく好みの問題かな。


ARMS – Switch

ヒューマン・リソース・マシーン

こちらは以前にもレビュー書いたので省略。

プログラマー気分が味わえるNintendo Switchのパズルゲーム「ヒューマン・リソース・マシーン」は非エンジニアにもおすすめ – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2017/07/09/15206

作りとしては雑なんだけど、プログラミング感覚のパズルは楽しくはあります。ただ後半ちょっと難易度が上がりすぎると辛くなってくる……。

ヒューマン・リソース・マシーン|Nintendo Switchソフト|任天堂
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000000753

スプラトゥーン2

前作の問題をほぼほぼ塗りつぶし、1人プレイでも楽しいし、共闘もできるようになったし、あれだけのビッグタイトルの続編としては素晴らしい仕上がり。だた、これはスプラトゥーン2の問題ではないんだけど、やっぱりスプラトゥーンは2画面で手元にマップを出したかったなあ。Switchをなんとか2画面プレイできる周辺機器とか今後発売されないものでしょうかね。


Splatoon 2 (スプラトゥーン2) – Switch

ファイアーエムブレム無双

これまた2画面がないことのさみしさを覚えたタイトル。2画面でプレイできたゼルダ無双に比べると2人プレイが楽しくないのと、あとはストーリーがいまいちであまりのめり込めなかった。主人公キャラのストーリー、全然感情移入できないのよね……。

あとキャラクター指定が結構頭悪くて、こまめに指示出してあげないと動きが止まって別のことしてしまうのでいちいちマップ出すのがちょっと面倒だった。このあたりもうちょっと指示がうまく出せたらいいんだけど。

とはいえマルスやルキナ、シーダといった好きなキャラクターでプレイできる無双という点では楽しい。個人的にはオグマとかカミュとか出して欲しいけど、どうしても最近のキャラばかりになっちゃうのは仕方なしですかねえ。


ファイアーエムブレム無双 – Switch

スーパーマリオ オデッセイ

どこでも自由にいける3Dマリオはギャラクシー系列でちょっと諦め気味だったのかな、とおもいきや、スーパーマリオ64並みの自由度の高さを入れてきた本作は、ある意味でBotWよりよっぽどオープンワールド感あった。

2Dと3Dの融合もお見事。2Dのところなんかはお父さん世代と子供が一緒になって楽しめるんじゃないかな。歴代作品のオマージュ的な要素も面白かったし最後のオチも素晴らしかった。

ただ贅沢を言うとクリアまでの道のりが短すぎた。本作はクリアしてからも楽しめる要素がいっぱいあるんだけど、どうしてもシナリオ重視の自分としてはクリアするとやる気が失せちゃうのよね……。クリアだけを目指して進むとあっという間に終わってしまったのがちょっと惜しい。その後コインを集めるだけってどうも単調でやる気が起きなくなるので……。


スーパーマリオ オデッセイ – Switch

1年目は絶好調だったSwitchですが、マリオやゼルダ、マリオカート、スプラトゥーンという黄金タイトルを惜しみなく投入してきた結果、2年目はそこまでのキラータイトルが残っていない。もちろんNintendo Laboもあるし、超キラーのポケモンがまだ残ってはいるものの、それ以外のタイトルで2年目をどう過ごすのか。Wiiも最初は人気だったけど後半失速していったのはタイトル不足が要因だったことも否めないので、この2年目にどんなタイトルを投入してくるのか、Switchの正念場はこの2年目からだ、と注目しつつ、Switchならではの新しい体験をさせてくれるゲームを楽しみに待ちたいと思います。


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