ARROWS NX F-05Fのいいところといまいちなところ ARROWS NX F01Fとの比較を添えて

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

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※本エントリーは「ケータイ会議!!!」企画のレビューです

3ヶ月以上の長きにわたって使ってみたNTTドコモの富士通製スマートフォン「ARROWS NX-F05F」。いよいよ今月末にはNTTドコモの新端末発表会が開催され、ARROWS NXの新モデルも出るであろうと予想されるこのタイミングで、改めてARROWS NX F-05Fの使い勝手を振り返ってみたいと思います。

本体: 美しいデザインのF-05F、軽くて持ちやすいF-01F

側面にラインが入るなど高級感あふれるデザインのF-05Fに対し、F-01Fは全体的にプラスチック感があって比べるとヤスっぽく見える。一方でF-05Fはわずかながら重みが上がっており手にするとずっしり手応えがあり、厚さも若干増えているので若干ながら持ちにくくなりました。F-01Fは本体も軽く薄いので手にしっくり来るのはF-01Fのほうかな。

側面にラインが入ったF-05Fはゴージャス感あふれる仕上がり
側面にラインが入ったF-05Fはゴージャス感あふれる仕上がり
F-01Fの側面はシンプルな仕上がり
F-01Fの側面はシンプル

性能: F-05Fのほうが上ながら体感差はあまりなし

CPUが高性能なのでF-05Fのほうが使ってサクサク感ありますが、実利用で大きな差が出るほどではないかな。F-01Fも十分便利です。

機能: フルセグアンテナ内蔵のF-05F、MHL対応のF-01F

フルセグ視聴には別途外付けアンテナが必要だったF-01Fに対し、F-05Fはアンテナを内蔵。一方でF-01FにあったMHLはF-05Fでは省略されています。フルセグアンテナとMHL、どちらに魅力を感じるかが決め手ですかね。

F-05Fはテレビアンテナ内蔵
F-05Fはテレビアンテナ内蔵

また、F-05Fは最新モデルで対応している高音質通話「VoLTE」もサポートしていますが、VoLTEは対応機種同士でないと効果がでないのでまだそこまでメリットはないかも。VoLTEの有り無しが決め手になるのはあと1年くらい先ですかねえ。

バッテリー: F-05Fが若干持つ

半年前の機種だからバッテリーがへたってるという可能性もありますが、F-01Fに比べてF-05Fのほうがバッテリー持ちがいい。この辺りは毎機種ごと少しずつ改良されている部分なので最新機種ならではのメリットですね。

カメラ: F-05Fのほうが暗いところに強く液晶も見やすい

F-01Fは約1310万画素、F-05Fは約2070万画素とイメージセンサーのスペックはかなりの差があるものの、実際の写真はさほど大きな違いは感じない。暗いところだとF-05Fのほうがよく撮れるなーとは思うけど、画素数ほどの差は感じないかも。どちらかというとF-05Fのほうが液晶ディスプレイがいいのか、撮影前の画面がキレイです。F-01Fは撮影してから写真を確認してみて「あれ、思ったよりキレイに撮れてる!」ってのが多かったけど、F-05Fは見たままの画面を撮影できている感じ。

カメラ周りに関しては下記の記事もご参照下さい。

ARROWS NX F-05FのカメラをF-01F、iPhone 5sと比較 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2014/06/15/12870

中目黒「まえだや」の極上ラム肉とジンギスカン鍋をARROWS NX F-05Fで撮影 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2014/07/17/13148

文字入力: 圧倒的にF-05F

Super ATOK Ultiusは伊達じゃない。F-05Fに慣れた後にF-01Fだけを使ってみたんだけど、文字入力精度があまりに違いすぎてびっくりするほど。PC並みとは言わないけれど、語彙力や候補の精度が非常に上がってるのでスマホでも文字が打ちやすい。なかなか目立つ特徴じゃないんだけど地味にキラーなポイントです。

文字入力の詳細はこちらをどうぞ。

ARROWS NX F-05Fが搭載した最強の日本語入力「Super ATOK ULTIAS」を試す – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2014/06/04/12837

指紋認証: 精度は同じくらい

F-01Fで飛躍的に認識精度が上がった指紋認証ですが、F-05Fではほぼ同じクオリティを維持。指紋認証で困ることはあまりなさそうです。

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動作: F-05Fは高負荷時に熱暴走が多発

F-05Fを使っていて唯一残念なポイントがこれ。CPU性能が上がったせいなのか、GPS使ったナビなどを使うとかなりの高確率で本体が高熱を発し、結果として液晶が暗くなったりカメラが起動しなくなったりします。複数のF-05Fで発生しているので固有の事象と言うよりF-05Fの問題っぽい。

屋外で5分から10分ほどカメラを構えていると、突然「一部の機能が制限されます。温度が下がるまで利用を控えてください」という警告とともにディスプレイが暗くなって(ディスプレイの輝度が落ちるよう制限がかかった)、ディスプレイで被写体を確認するのはほぼ不可能な状態になってしまいました・・・。

ARROWS NX F-05Fのカメラはどんな感じ?アツい競馬場で試し撮りしてきた!|携帯総合研究所
http://mobilelaby.com/blog-entry-6302.html

比較としてF-01Fを炎天下の中30分以上ナビを使ってみたりしてみたものの、こちらは一向に発生せず。そもそもいままでF-01Fを使っていたときもこの現象は発生していませんでした。なお、炎天下でも決して制限されなかったF-01Fが唯一高熱によって機能制限されたのがEye-Fi使った画像転送でしたという余談も付け加えておきます。

こうした高熱での機能制限はARROWSだけの話ではなくAQUOS Phoneでも話題になりましたし、Xperia Z2でも4K動画を3分以上撮影すると機能制限が発動するという話があるのですが、少なくともF-01Fと比較した場合、F-05Fは熱耐性があまりよくないようです。スマホを使う理由の1つがGPS使ったナビゲーションなので、この熱制限かなり困ってしまうのですよね……。

まとめ: 全体的に高性能ながら熱耐性だけがネック

デザインもおしゃれでカメラもいい、文字入力は最高なF-05Fなのですが、発熱だけが唯一といっていい課題。徒歩ナビのときも他のアプリをすべて落としたり再起動してから使ったりと工夫しても炎天下では10分で機能制限が発動してしまったりで、急ぎの時にこれが発動したときはかなり困りました……。なんとかファームウェアとかで対応できればいいのですが……。

とはいえ全般的には非常に満足の仕上がりで、世代を重ねて着実にいい仕上がりになっている感のあるARROWS NX。9月30日予定のドコモ発表会で出てくるであろうARROWS新モデルも今から楽しみです。

【ケータイ会議NX!!!とは?】
ケータイ会議NX!!!とは、富士通の最新スマートフォンARROWS NX F-05Fをブロガーが使い倒してブログで自由にレビューする企画です。通信料は各自の負担、モニター後は端末をそのまま使い続けることができるようになってます。

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