自然あふれる山中の散策後は温泉で汗を流す。式根島の島半分を巡るハイキングコース #tokyo島旅山旅 #式根島

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

この記事は東京都の観光事業「tokyo reporter 島旅&山旅」で訪れた式根島のレポートです。式根島レポートのまとめはこちら。

美しい海、海を望む露天温泉に自然を楽しむハイキング。1周12kmの小ささに魅力が詰まった東京都の島「式根島」レポート
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/11/30/14532

今回のレポートではハイキングが1つのテーマとして課されており、自然が多く残る式根島のハイキングコースを堪能してきました。式根島は東西南北で観光エリアがうまいこと分割されており、島の西側は自然が多く残ったハイキングコースを、いくつもの遊歩道を選びつつ楽しむことができるのです。

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式根島マップ(式根島オフィシャルサイト)より引用

小さな島の西側だけ、なので徒歩でも十分回れるのですが、おすすめはやはり電動アシスト自転車。距離が短いながら坂も多く、徒歩だけだと結構疲れもたまります。ただし、遊歩道を通るハイキングは自転車をどこかに止めておかなければいけないので、ルートをうまく考えないと結局自転車を止めた地点に戻らなければいけません。そういう意味ではもうハイキングに徹すると割り切って、自転車を使わずすべて徒歩で回るほうが効率はいいのかも。

今回は前日に普通の自転車で大変苦労していたこともあり、朝から電動アシスト自転車を村の中央でレンタル。オフシーズンのため営業していないお店も多かったのですが、村中央の「げんべい」さんは朝8時からのレンタルでも対応してくれました。急坂を上る手段としては大変にありがたい。

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電動自転車を入手したら、まずは島の北部にある展望台、神引展望台へ。読み方は「かみひき」ではなく、「かんびき」と読みます。

神引展望台(式根島オフィシャルサイト)
http://shikinejima.tokyo/sightseeing/kanbiki/index.html

途中は結構な山道なのですが、電動のおかげで非常に気軽。前日がママチャリだっただけにこの快適さもひとしおです。やっぱりこの島は電動に限るな……。

のんびり電動自転車を漕いで、町の中心から10分程度で展望台のふもとに到着。

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ここから自転車を置いて展望台を昇っていきます。

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階段は100段くらいあるとのことだけど、段も低めで上りやすく、さくっと展望台に到着。

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式根島は海が見える展望エリアが多いのだけれど神引展望台は標高が高めなので海と島が一気に見渡せます。

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海の向こうに見える黄色い船。どこか海外の船なのかなーと思ってたらまさか帰りに自分が乗ることになるとはなー。

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頂上まで昇ったところで、池村商店で買ってきたあしたば揚げパンをいただきます。甘いんだけどあしたばのほろ苦さがほんのり残ってこれは美味! ただし展望台はとても風が強いのでご飯食べるのにはあまり向いてないです。結果オーライですが片手で食べられる揚げパンでちょうどよかったけどここでお弁当を広げるのは大変かも。

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展望台を堪能し終わった後は、すぐそばの入り口からいよいよ遊歩道へ。

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この遊歩道がほんとすごい。これ遊歩道といっていいのかと思うくらいの獣道で、人一人がやっと通れるレベル。この写真なんかはまだいい方で、きっと人が通ってるんだろうな、という踏みしめられたルートを探しながら進んでいく冒険感満載の遊歩道です。

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ちょっとした洞窟っぽいエリアも。ここ抜けたらトトロに会えそうだな……。

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20分近く獣道じゃなかった遊歩道を歩き続けていよいよ唐人津城へ。

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名前から城かと思ったらむしろ白だった。

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公式サイトによると津城というのは「人や魚が集まる所」という意味らしい。いやこんな山の上に人も魚も集まるのかほんとに……。

唐人ヅシロ(式根島オフィシャルサイト)
http://shikinejima.tokyo/sightseeing/tojintsushiro/index.html

緑の中を歩き続けた先に開ける真っ白な岩山。振り返ると緑、目の前は白というコントラストが面白い。式島、狭いのにいろんな景色があるなー。

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上のほうまで歩くと海も見えます。しかし断崖絶壁で高所恐怖症には若干こわいエリア。

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唐人津城を終えたら今度は御釜湾に向かう遊歩道へ。こちらはだいぶ道が広くて歩きやすい。一気にハイキングの難易度が下がります。

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10分もせずに御釜湾へ向かう分岐点へ。

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ここからは3つの展望台が楽しめます。

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一番最初の御釜湾第一展望台はまさかの木造建築。なんだかダンジョンぽくてテンション上がる!

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割と最近建てられたのか、雨風潮風にさらされていた割には結構きれいな作り。

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3階建ての一番上に上がると今まで歩いてきた森が見渡せます。いやこれハイキングというかもはや冒険だな……。

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展望台から見える海と島の景色。森の中をさまよっていると忘れがちだけど、改めて自分が島にいるんだということを感じさせます。

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むこうのほうには洞窟発見! グーニーズ感あるなー。ちょっと船で中まで行ってみたくなる。

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せっかくの展望台の景色をパノラマにて。

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第一展望台から第二展望台へは、最初の遊歩道並みの山道に。軽めにハイキングしたい人は唐人津城から第一遊歩道くらいでハイキングを終了したほうがいいかもしれません。

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第一展望台と打って変わって、第二展望台は非常にシンプルな作り。

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小さい島がゆえに見えるものは一緒ながら、ちょっと距離が変わるだけで景色も大きく変わるのが面白い。

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最後に待ち受ける第三展望台も非常にシンプル。これ進むほどに展望台そのものが低くなっていくなw

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最後の眺めをパチリ。展望台全部回るのに大体30分かからないくらいなので、ゆるやかにハイキングするのはちょうどいいくらいの距離感です。

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展望台制覇した後はいよいよ村の中心部へ。村につながる道ということもあり、この遊歩道もかなりひらけていて歩きやすい。

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ついに出てきた「村内」の案内板!

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最後にルートを振り返る。神引遊歩道から唐人津城、そこから東へ進んで展望台を制覇し、下の地図にある現在位置までの移動にかかったのがだいたい2時間くらい。のんびり歩いてちょうどいいくらいのハイキングコースです。

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村への道は道路がコンクリート。広くて歩きやすいんだけど、遊歩道は遊歩道で柔らかめの土が足への負担も少なく歩きやすいのと、自然のど真ん中歩いている韓もあって楽しい。上り下りは多少あるけれど、島内の坂をママチャリで走覇するよりはよっぽど楽だし、何より天気がいい日のハイキングは気持ちがいいですね。

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ハイキングが終ったあとは、自転車を止めてある神引展望台へ徒歩で戻ります。本当は御釜湾遊歩道まで出ずに唐人津城・隈の井遊歩道へ出た方が神引展望台へは近いので、展望台は第一展望台だけにしておいて唐人津城・隈の井遊歩道へ戻る、というルートが一番効率良く回れるかな。

神引展望台へ戻り、朝のうちに買っておいたみやとらのあしたば弁当をいただきます。ちょっと疲れた体にあしたば弁当の優しい味が染みて本当にうまい。さりげなく乗っかっている焼鮭もとろとろで口の中でふわっと崩れるおいしさ。やっぱり島は魚がうまいなあと感動しました。

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こちらは島のり弁当。島の風味がしっかり出ていてただののり弁とは段違いのうまさ。そして両方の弁当に入っていたさつま揚げのようなおかずがとてもおいしく、うまいうまいと平らげてしまいました。

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あとで知らべたらこのおかずは「たたき揚げ」というこれまた島の名物らしい。さつま揚げ同様魚をすりつぶし、練って揚げるだけなんだけど、さつま揚げとは違ったコクのような深みのある味わい。魚はトビウオやムロアジ使っているらしいんだけどそれが違いなんだろうか。とにかくうまくて帰りの船の中でもお土産用に持ち込んでいただいたほど気に入りました。

式根島の味 元祖味つけすり身 たたき / 式根島漁協
http://shikigyo.web.fc2.com/

ご飯を食べておなかをみたしたら、最後は温泉! 式根島は小さい島ながらも、海を眺めつつ入浴できる露天温泉が全部で3カ所もあるのです。温泉の話は別途まとめるとして、お勧めはこの「松が下 雅湯」。他と比べて作りがしっかりしているので着替えも含めて入浴しやすく、温度管理もしっかりしているので本当に24時間温泉が楽しめます。

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ほどよい温かさの露天温泉につかりつつ海を眺めてハイキングの疲れを癒やす時間。この温泉は24時間入れるので、夜に来るのもまた別の楽しみが。

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温泉についてはこちらをどうぞ。

海に面した露天温泉が3種類も楽しめる式根島の温泉めぐり
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/12/01/14509

夏のシーズンと違って海には入れないけれど、そのぶん秋のほどよい気温の中、これまたちょうどいい距離と緩急のハイキングルートはとても楽しい。東京から数時間程度でアクセスできるという好立地も含め、近くなのに遠くまで旅行した気分になれる旅でした。

今回のレポートそのほかの記事一覧はこちら。

海に面した露天温泉が3種類も楽しめる式根島の温泉めぐり
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/12/01/14509

プライベートビーチ感あふれる式根島の素敵な海水浴場たち
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/12/06/14529

揚げパン、お弁当、あしたばメニュー。式根島を代表するグルメメニュー
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/12/06/14522

低空飛行で景色を楽しめる式根島への「調布飛行場」ルート。新島も滞在できてオトク
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/12/05/14514

ホテルばりの豪華客室がすばらしい「橘丸」の長時間船ルート
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/12/06/14526

美しい海、海を望む露天温泉に自然を楽しむハイキング。1周12kmの小ささに魅力が詰まった東京都の島「式根島」レポート
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/11/30/14532

式根島を含む今回のレポート一覧はこちら。

tokyo reporter 島旅 & 山旅
http://tokyoreporter.jp/


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