昨年に引き続き今年も「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」いってきました。
その名の通り、ワイングラスで飲んでおいしいをテーマに選ばれた日本酒が一堂に会し、時間内は好きなだけ試飲できるというすてき日本酒イベント。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード
http://www.finesakeawards.jp/
もともとこのイベントを知ったのは、この賞を受賞した日本酒がおいしかったからなのですが、昨年の2013年がとても充実したイベントで楽しかったので今年も開催を楽しみにしておりました。
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2013」入賞酒を試飲できるお披露目会行ってきた – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2013/06/05/10537
会費は4,000円ですが、参加者には2,000円相当のリーデルグラスがもらえるのでお値段としては実質2,000円。昨年の3,000円から1,000円の値上げですが、元々が余りに安すぎたので4,000円でも十分にリーズナブルでコストパフォーマンス高いイベントです。
今年も会場は昨年に引き続き六本木ヒルズのアカデミーヒルズ49階。
そしてこちらが参加者にもらえるワイングラス。これで会場中の日本酒を試飲できます。
昨年はカツサンドだったお弁当はお酒にあいやすいおつまみになってました。確かに昨年食べるの大変だったからこれはうれしい変更。
しかもワイングラスを置く場所があるのでおつまみを持ち歩きながらお酒を楽しめる。これはいいアイディアですなー。とはいえ後半は持ち歩くの面倒になってさっさと食べちゃいましたが。
こちらが会場のレイアウト。イベント開始まで地図を見ながら行きたい場所をふむふむと調べます。
乾杯のお酒に選んだのは天寿酒造の鳥海山 純米大吟醸。よくいくお寿司屋さんでお勧めとして出してもらって以来とっても大好きなお酒です。甘くて飲みやすいけど寿司にも合うのがすごい。こちらは今年でなく2012年の最高金賞受賞してますね。
天寿酒造が今年金賞を受賞したのがこちらの天寿。鳥海山と同様こちらも飲みやすくさすがワイングラスでおいしい日本酒。
天寿酒造の社長さん。素敵な笑顔ですなー。
続きまして先日社長さんを囲む会でもお世話になった一ノ蔵。
すず音はいつもいただいているので、今回はひめぜんをいただきました。リンゴのような酸味のあるフルーティーな日本酒。お米でこういうお酒作れるってほんとに日本酒は奧が深いな……。
続きましてはにいがた酒の陣でもお目にかかっている玉川酒造。ゆきくらは甘くて軽めの飲みやすい味でした。
こちらは同じく玉川酒造の、瓶内二次発酵タイプのスパークリング梅酒「うめちゃん」。梅の香りと味がしっかりしていて「自宅でつけた梅酒みたい!」と高評価。
こちらも長岡でお世話になった吉乃川の「越後純米」。新潟県産のお米100%で作られたというこの日本酒は軽くてさっぱり飲みやすい。やっぱりワイングラスでおいしい日本酒というテーマなだけにこういう軽めの味が多いですね。
春鹿の純米吟醸 而妙酒 白滴。飲みやすいけど日本酒の味がどっしりしっかりしているタイプ。
今回のお酒で個人的に一番ヒットだったやたがらすの「たる樽」。通常樽酒というのは本醸造など味がどっしりしたものを使ってしっかりと樽の中で寝かせるのに対し、このたる樽は純米酒を使い、樽の香りがついたところで瓶に詰めることで、樽の味も香りもするけどすっきり飲みやすい味にしあがっています。周りが甘めのお酒ばかりということもあるけれど、樽なのに飲みやすさも持ち合わせているかなりツボなお酒でした。
酔心山根本店の究極の大吟醸、鳳凰酔心。山田錦を30%まで磨いただけあって甘くてすっきり飲みやすい。
ただ最近個人的な好みとしては磨いたお酒より多少クセが強いお酒のほうが好きだったりするもので、一緒に並んでいた純米大吟醸 原酒のほうが原酒ならではのどっしり感があっておいしかったかな。
こちらは甲子正宗 純米無ろ過生原酒。生原酒ならではのどっしり感です。
ビール造りでもお世話になった木内酒造の、40%まで磨いた月下香。磨いたお酒ならではの甘い味わい。
個人的にヒットだったのはこちらの純米吟醸にごり酒「春一輪」。にごりなんだけどすっきりと飲みやすくて、まさに春一輪という名前がぴったりのお酒。これは春もいいけど夏に飲んでもおいしそう。
笹の川 の大吟醸原酒 開成。なんだか頭良さそうな名前だw
生原酒のわりにすっきりと飲みやすい味でした。
鬼ころしでおなじみ清洲桜醸造の「濃姫の里 隠し吟醸」。隠しってどういう意味かと思って聞いたけどもともと吟醸酒をそういう呼び方していたみたい。フルーティーですっきりした味でした。
昨年もおいしかった白川郷のにごりは、身内に不幸があったとのことでお酒だけを出展。好きに飲めるフリードリンクコーナーと化していました。
にごりなのに炭酸で飲みやすくついつい飲み過ぎてしまう危険なお酒w
こちらは加藤嘉八郎酒造の大山 特別純米酒 十水。通常の日本酒は米10に水12の比率で作るのに対し、このお酒は米と水を同じ10の比率で造る「十水仕込み」で作られたお酒です。すっきり飲みやすくておいしいのに、これ四合瓶で1300円しないという驚きの安さ。日本酒はほんとに安くておいしいお酒が堪能できますねえ。
こちらは同じ大山の雫。山田錦を40%まで削ったこちらもおいしいお酒なのですが、十水のコストパフォーマンスがあまりに高すぎて十水ばかり注目してしまいました。
一緒に来ていた友達にオススメと紹介されたのが、尊皇蔵元の「夏かすみ吟醸」。
こちらも木内酒造の春一輪と同様、にごりなのにすっきり飲みやすい味。このうまさで1,500円しないんだもんなあ、日本酒好きでほんとによかったなあ。
同じ尊皇蔵元でこちらは2割2分まで磨いたというお酒。四合瓶になるとさすがにこのお値段になりますなー。
名前が体育会系な賀茂鶴の「一滴入魂」。名前がいかついけど意外とすっきりしてて飲みやすくて面食らいましたw
同じく加茂鶴の特等酒。飲み口はやさしいけどどっしりしててごはんにあいそう。
これも今回びっくりだった両関酒造の純米酒「両関」。
すっきりあまくておいしいのにこれまた1,285円という驚きの安さ。普段飲みするにはもったいないくらい甘くておいしくて、ホームパーティーとかでも喜ばれそう。
これもおすすめと紹介された東光の純米吟醸原酒。最高金賞いただいているだけに生酒なんだけど飲みやすくておいしいお酒です。
新潟でも堪能した美の川酒造にはなんとワカコ酒の色紙! ぷしゅーって飲みたい!
ちなみにこの色紙の経緯は
ワカコ酒。オモシロイですね!|ども、美の川酒造?・松本英資です。
http://ameblo.jp/e3matu/entry-11617244277.html
からの
@waki24 へえ、そうなんですね!!いえ、酒造の方がワカコ酒を読んでくださっていて、お酒を購入した時にいただきました。新潟もいつか行ってみたいです?
— 新久千映 (@chiezoooou) October 9, 2013
という流れで色紙をお願いしたんだとか。美の川は今回出ている良寛はもちろん、お燗にしておいしい朱鷺やにごりなどたくさんおいしい素開けをいただいていて大変好きな酒造です。いつかワカコ酒にも登場したりしないかなー。
まだまだいきます。今度は奧の松酒造の全米吟醸。米100%の醸造アルコールを使うことですべて米が原料で作られたお酒です。
この人形が個性的すぎるw ちなみに社長の顔とかではなく、日本酒が好きそうな平均的日本人をイメージした人形なんだとか。
全米吟醸は昨年もいただいていたのですが、今回の注目は純米大吟醸のスパークリング。
リーデルではなく専用グラスでしゅわしゅわ感を楽しみつついただきます。これまた290mlで560円とかすごいお値段ですな……。
遠くからでもやたらと目立つ番外品。
非売品とのことですがいただいたパンフレットに問い合わせると限定で購入できるとのこと。非売品ながらも1升瓶で2,362円は安いな……。
七賢の満天下五ツ星。上品な甘さのお酒です。
こちらは七賢の純米大吟醸 絹の味。絹の味の名前が示す通り飲みやすい味でした。
これも純米大吟醸で1620円。ほんと日本酒は安くてうまいな……。
たらふくおいしい日本酒をいただき、お土産がわりにリーデルのグラスまでいただける大変にコスパのよいイベント。来年もまたぜひ参加したいイベントです。毎年3月中旬くらいにはイベントの応募が始まるので、気になる方はぜひWebサイトをチェックして下さいませ。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード
http://www.finesakeawards.jp/