「白熱日本酒教室」に続き、作者のむむさんこと杉村さんに献本いただいておりました。ありがとうございます!
この「白熱洋酒教室」は、その名の通り、前作「白熱日本酒教室」に続いて洋酒のなんたるかを教えてくれる本。以前の「白熱日本酒教室」についてはこちらをご覧下さい。
【書評】「白熱日本酒教室」は日本酒好きがもっと日本酒を好きになれる1冊 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2014/11/26/13658
自分の場合、好きなお酒は日本酒とクラフトビールで、その他のお酒はあれば飲むけどそこまで積極的ではなかったのですが、最近ちょっとずつその嗜好が広がりはじめ、洋酒もちょこちょこと手を出すようになりました。
というのも以前までは「お酒はおいしいごはんとあわせたい」という意識が強くて、ごはんに合いにくいお酒はあまり好みでなかったのですよね。ところが最近は仕事が遅くなることも多く、「終電までのちょっとした時間に軽く飲みたい」という要望に加え、オフィスの下にHubがあることでちょこちょこウィスキーにも手をだすようになり、「食べ物をあまり食べずにお酒だけをじっくり味わう」点でなかなかウィスキーもいいものだな、と目覚め始めてきたのです。
そんなナイスタイミングでいただいたこちらの「白熱洋酒教室」は、日本酒ほど熱を持って調べていなかった洋酒に関する情報がわかりやすく載っていて目からウロコ。そもそもウィスキーの名前の違いも全然わかってないレベルだったのですが、作り方から国ごとの特徴まで丁寧に分類されているのが非常にわかりやすい。
もちろん本書のテーマは「洋酒」なのでウィスキーに留まらずラムやブランデーまで幅広く網羅。今までラムとブランデーもよくわからず飲んでたのですが、原材料や作り方などを知るとまたちょっと味わい方が変わってきて、飲んだことないお酒も飲んでみようかという気持ちになります。
今までウィスキーは名前でなんとなく選んで飲んでいたのですが、こういう国ごとの特徴とかを知るともっとこだわって飲みたくなりました。そういう意味でもこの本は洋酒に興味ある人より、洋酒はさほど詳しくないけどたまに飲む、もしくは洋酒をこれから覚えてみたいという人にとてもお勧めしたい本だなと思いました。
欲を言うなら洋酒のほうはカバーが白じゃなく茶色系だったらわかりやすかったんだけど、星海社の新書は全部白で統一されているのかな。デザインがかなり似ているだけに並べると間違えやすかったのですが、他の本比べると帯も黄色で固定されてるっぽいのでここは仕方ないのかな。
振り返れば白熱日本酒教室も、日本酒の情報をある程度持っている自分が読むより、日本酒これから覚えたいという人のほうが発見が多くて面白かったのかもしれない。日本酒の個人的啓蒙活動にまた改めて白熱日本酒教室も活用していかねばだな。
なお、白熱洋酒教室に加えて白熱日本酒教室共に、12月12日、13日の両日東京カルチャーカルチャーでイベントが開催されます。残念ながら私は日程が合わず参加できないのですが、日本酒や洋酒をこれから覚えたいという人は、本の開設を聞きながら実際にお酒を飲めるという一挙両得なイベントになっているのでよろしければご参加くださいませ。
『白熱洋酒教室特別講義 in TOKYO〜人生を変える一杯に会いに行こう〜』 TOKYO CULTURE CULTURE:@nifty
http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_151113205064_1.htm『白熱日本酒教室 in TOKYO〜いま、日本酒が面白い!!〜』 TOKYO CULTURE CULTURE:@nifty
http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_151113205065_1.htm