モデルナ製ワクチン2回目接種の副反応レポート


ワクチン接種券が早めに届き、タイミング良く大規模接種センターの64歳以下への開放時期に予約できたこともあり、先日モデルナワクチンの2回目を打ってきました。

2回目の副反応を体験した時期としてはそこそこ早めだという認識と、周囲からも2回目の副反応がどうなのか気になるという声がけっこう聞かれたので、自分でいろいろ調べたことも含めて2回目の副反応をまとめておきます。あくまで母数1のレポートですが参考になりましたら。

なお、結論から言うとばっちし高熱の副反応が出ました。

モデルナ2回目の副反応から回復まで

接種初日

14時30分頃に大規模接種センターで2回目ワクチンを接種。直後は痛みもなく、そのまま東京駅でひと作業して16時半頃に帰宅。夕食を外食して帰宅する途中に薬局に立ち寄り、「ワクチン2回目打ったんですが」と相談すると「だったらこれ」と勧められた解熱剤を購入して帰宅。この時点で腕の痛みは特になく、1回目よりも楽な状態。19時過ぎに家に帰って寝てしまうが、ワクチン接種のせいなのかただ疲れていたのか謎。

接種2日目

起床して頭が少しぼんやりするので熱を測ってみると37.7度。立ち上がると多少ぼうっとするものの動きが辛いというほどではない。接種した部分は多少痛みがあるが1回目ほどでは無く、関節の痛みもあるがさほど強めでは無い。とはいえ熱が出たので解熱剤を飲んでしばらく休む。

昼になって再度熱を計るも37度台は変わらず解熱剤効果はなし。これじゃあまり意味なさそうだなということで昼は解熱剤を飲まずに過ごしていると夕方くらいになってしんどさが増しはじめ、立ち上がるとクラクラするし、関節痛も強くなって、くしゃみしたら腰がしびれる痛さだった。17時頃に熱を測ってみたら38度超え。後半熱が上がるとかあるのか、ちゃんと解熱剤飲んでおけば良かった……、と思うも後の祭り。

夕食を食べて解熱剤を飲み、冷えピタを額に貼ったら横になっているだけでだいぶ楽になった。とはいえこれはちゃんと寝ておいた方がよさそうかな、と思い、少し早めに眠りにつく。

22時頃に目が覚めると全身が汗だく。しかし体は少し軽くなった気がする。熱を測ると37度台まで落ちていて、これは回復傾向にあるかもしれないと期待を持つ。念のため解熱剤の間隔を開けるためにそのまま起きて、24時になったら再度解熱剤を服用して就寝。

接種3日目

目覚めると前夜に続いて汗だくながら頭はだいぶすっきり目。熱を測ってみると36度台の平熱まで戻っていて一安心。前日が横になってばかりいたせいか午前中は歩くと軽くふらふらしたものの、昼食食べたらほぼ元通りになり、貯まってた仕事をこなしていつも通りの生活に戻る。

2回目の副反応を体験してみて

38度までいくとさすがに体がしんどい。それでなくても37度超えでも十分に体に負担かかっていて、仕事のメールを1本書くだけでも頭がくらくらした。このあたりは体質にもよりそうですが、確率論とはいえ高熱が出ること考えると、最低でも接種翌日、できれば翌日とその次の日の2日間は仕事を入れないようにしたほうがよさそうです。

あと熱が出てから気がついたんだけど、高熱が出てしまうので、体温チェックするお店ではたぶん入店できない。というか、ワクチン副反応の熱と見せかけて実は新型コロナウイルス感染症を発症してしまっている、という可能性もゼロではないので、熱が出てしまったら外食がそもそも難しい。ここはちょっと甘く考えてた。

モデルナの副反応について

副反応はあくまで確率らしく、人によっては全然熱がでない人もいるらしいのですが、厚生労働省のページによると70%以上の人が37.5度以上の熱が出ているそうです。

新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_kenkoujoukyoutyousa.html

なお、私の身の周りで同時期にモデルナ2回目を打った30代から40代の男女、人数にして両手で数えられるくらいの人たちでは、38度近い発熱率が100%でした。かなり少ない母数ではあるものの、強めに副反応が出てもいいように対策しておくのがよさそうです。

厚生労働省のページはいろいろ説明が丁寧で、副反応に関するFAQもまとめられているのでご一読を。

ワクチンの安全性と副反応|新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/safe/

接種後の生活|新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/life/

大事なところをかいつまんでまとめると

  • 発熱したら市販の解熱剤を飲んでよし
  • 発熱は感染の可能性もあるので気をつけて
  • 体調が悪くなければいつも通り生活していいよ

というところでしょうか。詳細は上記のURLをご参照いただくとして、解熱剤については

(※)市販されている解熱鎮痛薬の種類には、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン)などがあり、ワクチン接種後の発熱や痛みなどにご使用いただけます。(アセトアミノフェンは、低年齢の方や妊娠中・授乳中の方でもご使用いただけますが、製品毎に対象年齢などが異なりますので、対象をご確認のうえ、ご使用ください。)

ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよいですか。|新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0007.html

とのことで、2回目接種の人がしきりに言う「カロナール」がこの「アセトアミノフェン」ですね。

なお、私の場合は最寄りの薬局にカロナールが無く、薬剤師さんに聞いたら「最近はカロナール以外でも効くことがわかった」とのことで、イブプロフェンのお薬を出してもらいました。

ただし、薬については当然のことながら自己判断はせず、必ず薬剤師のいる薬局でワクチン2回目接種したことや、普段の生活で処方されている薬、持病などもろもろ相談の上ご購入くださいませ。

また、厚生労働省のWebサイトでは発熱時に発症したかどうかを見分けるための手がかりも紹介されています。

ワクチンによる発熱か、新型コロナウイルス感染症かを見分けるには、発熱以外に、最近、咳や咽頭痛、鼻水、味覚・嗅覚の消失、息切れ等の症状が始まっていないかどうかが、手がかりとなります。(ワクチンによる発熱では、通常、これらの症状はみられません。)

ワクチンを受けた後に熱が出たら、どうすれば良いですか。|新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0006.html

これはあくまで一般人が判断する目安なのでこれをもって直ちに発症していないとは断定できないことと、そもそも高熱の時に外食してお店の人を困らせてしまってもよろしくないので、基本的には自宅待機する準備をしておくのがよさそうです。

個人的な対策まとめ

  • 接種当日から翌日、できればその次の日までの3日間は仕事を休む
  • 発熱に備えて解熱剤と冷えピタを買っておく
  • 発熱した場合は外食を控える。デリバリーは念のために手洗いしてマスクで受け取るなどする
  • 新型コロナウイルス感染症の症状が出ていないかを念のため確認

あたりでしょうか。あと汗かくので水分はできるだけ補給できるようにしておくと楽だと思います。

最後に

最終的な判断は人それぞれですが、あくまで自分の個人的な感想としては、熱自体は辛いものの、体調を崩して熱が出た時と違って「1、2日で終わりが来る」という安心感があったのは大きな違いでした。

また、熱が出るのは副反応であって具合が悪くなっているわけではなく、体調が良ければいつも通りの生活をしていいし、熱が出ても解熱剤使っていい、ということなので、体は休めつつ普段なかなかできないこと、たとえば読書なり家で映画鑑賞なりする、というのを目的にするとちょっと前向きになれるかもしれません。ただ、熱と関節痛だとそれどころではない可能性もありますが……。

とはいえ接種するしないについて最終的にはご自身の判断だとは思いますので、このレポートが少しでも判断の材料になるのでしたら幸いです。


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