ヤッホーブルーイングのビールを堪能しまくれる「大人の醸造所見学ツアー」行ってきた

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

ついにこの日が!

ちょっとした自分お祝いやほっとひといきつきたいときに愛飲していたよなよなエール。その後も「前略」「水曜日のネコ」など缶ビールの概念を打ち破るうまさを教えてくれたよなよなエールの工場見学はその存在を知ってから一度は行きたいと思っていたのですが、最初に申し込んだ5月には直前に39度台の高熱でダウンしあえなくキャンセル。次こそはと挑んだ時は台風直撃のためこれまた日程変更を余儀なくされ、3度目の挑戦にてやっとよなよなエールことヤッホーブルーイングの工場見学に参加することができました。

【楽天市場】【期間限定開催】2013年大人の醸造所見学ツアー※チケットの発送は行いません【RCP】:よなよなの里 エールビール醸造所
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工場見学は1人900円とただでさえかなりお安いのですが、実は私すでによなよなエールの年間契約結んでおりまして、その特典としてこの「大人の醸造所見学ツアー」も無料で参加できるのです。よなよなの年間契約もかなり満足のサービスメニューなのですがそのお話はまた別の機会に。

よなよなエールのヤッホーブルーイングがあるのは長野県佐久市、最寄り駅はJR.佐久平駅。佐久鯉と呼ばれる鯉料理が名物……、ってあれなんだか聞いたことあるフレーズだな。

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東京からの公共機関を使ったアクセスは長野新幹線か高速バス。料金は高速バスが新幹線の半額くらいとかなり安いのですが、道路が混んでいると予定通りに到着できないので注意。今回使ったJRバス関東は11時台着と13時台着の2本があり、14時スタートの回に間に合うには13時台に到着していれば十分なのですが、当日は高速道路で事故があったため1時間以上の遅延があり、13時台のバスではとても間に合いませんでした。余裕見て11時台を予約しといて本当によかった……。

以下参考まで前回使ったバスのご紹介。佐久平駅までのバスは代々木駅7時とかなり早めですが、前述の理由からバスを使うなら7時発のバスを選び、14時スタートの回を選ぶ以外の選択肢はないかなと思います。行きは体力あるのでバス、帰りは新幹線でゆっくりっていう使い分けがオススメですかね。両方新幹線で行ける人はその前の10時半スタート回も選択できるかな。

高速バスネット:全国の高速バス・夜行・深夜バス予約
https://www.kousokubus.net/PC/index.aspx

そんなこんなで早めに佐久平に到着していたため、まずは昼食を取ることに。長野の名物と言えば忘れてはいけないのが蕎麦というわけで駅前から徒歩圏内の「佐久の草笛」へ向かいました。

佐久の草笛 – 岩村田/そば [食べログ] http://tabelog.com/nagano/A2003/A200302/20001748/

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このお店は長野でもかなり有名なお店で、お昼時はかなり混んでるのですが、幸いにして回転率が早いので思ったより早く入れます。とはいえ混んでるときは30分くらい待つので、店内の蕎麦打ちでも見ながらのんびり待ちましょう。

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こちらが達筆すぎるメニュー。なお、このお店のそばはすべてがかなりのボリュームなので、よほどの大食漢でもない限り大盛りは不要、並盛りで男性でも十分おなかいっぱいになります。

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注文したのはかきあげ天ぷらつきのもりそば。写真だとわかりにくいですが普通の蕎麦やと比べても2倍くらいのボリュームです。かといって大味なわけではなく味は大変に美味。そば湯も好みの濃厚なタイプで最初から最後まで大変おいしくいただきました。佐久平は他にもファミリーレストランとか食べるところ結構ありますが、個人的にはおすすめしたいお店の1つです。

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おそばでおなかを満たしたらいざヤッホーブルーイングへ。駅前から工場へはタクシーで10分程度、タクシーもたくさん待っているし、「ヤッホーブルーイングまで」と言って通じる知名度です。多くの人がこの時期タクシーで通ってるんでしょうね。

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入り口でお出迎えするはヤッホーブルーイングのビールたち。これが後で大いなる伏線になるとはこの段階でまったく気がつきませんでした。

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イベント前に本日のスケジュールを簡単に紹介。まずはビールの原材料を学び、それから工場内を見学、そしてお楽しみの試飲を踏まえて終了と、全体で約2時間程度のコースです。

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まずはビールがどうやってできているかのお勉強タイム。ビールの作り方は木内酒造で身をもって学んでいたのですが、改めて基本から説明してもらうと身につきますね。ビールに必要なのは麦芽、ホップ、水、そして酵母、もう完璧!

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麦芽はヤッホーブルーイングで使っている3種類をそれぞれ実際に試食できます。

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ホップはさすがに苦いので手のひらでもみ、香りをかぐだけ。それだけでもホップの強烈な香りが鼻をついてきます。

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原材料を一通り学んだらいよいよ工場見学へ。

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最初にに見るのは麦芽を糖化させていくエリア。木内酒造でまさに自分たちが体験した工程ですね。

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木内酒造のビール造り体験では1つの釜を使って何度も糖化や濾過作業していきましたが、こちらは3つの大きな釜で一気に糖化から濾過、煮沸までの作業をこなしていきます。

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自分でビール造り体験した時は手でかき混ぜていた重労働も、機械だと簡単かつ大量に作れますなー。

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糖化したての麦汁もおいしくいただけました。ほんとこれだけで十分売り物になるくらいおいしいのに、日持ちしないから工場だけでしか堪能できない工場ならではの楽しみ!

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続いては発酵工程。第1次発酵は4、5日程度この状態で当分をアルコールと炭酸ガスに変えていきます。

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お次は2次発酵、こちらは2週間程度、冷たい部屋の中でしっかり冷やしながら発酵させていきます。2次発酵で冷やすことでよりクリーミーな味わいになるんだとか。

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そして発酵を終えたビールはいよいよパッケージング!

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残念ながら当日はパッケージ工程がお休みとのことでベルトコンベアーは動いてませんでした。日曜日がお休みみたいなので、土曜日のツアーのほうがおすすめなのかもしれません。

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そして倉庫に詰まれた大量のよなよなエール。残念ながら中身は空ですが、のどが鳴りますね……。

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一見すると普通の缶みたいですが。

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ふたをあけるとほれこの通り。中身を入れてから周りを蓋の周囲を固めてるんですね。なるほど確かに作り方考えたことなかったけどこういう仕組みだったのか。

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はて、よなよなに500ml缶ってあったっけ? と思ってたらこれよなよなリアルエールでした。たしかにあれ500mlだった! というかよなよなのビール、ほとんど全部飲んでるななんだかんだで……。

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ちょっとおもしろかったのがこのシャッター。

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まるでゼルダの伝説で中ボスと出会ったときみたいなシャッターの閉まり方。全然本筋と違うんだけどこれ見て一人でテンション上がってました。

一通り工場見学が終わったらついに来ました試飲タイム! スタッフの詳しい解説を堪能しながらよなよなを代表するビールを1つ1つ味わっていきます。

最初にいただいたのは軽井沢高原ビール ワイルドフォレスト。アルファベットのEBCは色を表していて、数字が大きいほど濃くなります。IBUは苦さで、これも同じように数字が大きいほど苦みが増します。ABVはアルコール度数で、これはなじみ深い数値ですかね。ワイルドフォレストというのは軽井沢の自然を守る団体の名前で、その名前を冠したこのビールは売上げの一部を寄付しているんだとか。大手ビールメーカーのいわゆるピルスナービールからよなよなのようなエールビールへの第一歩としておすすめ、とのことです。

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色もなるほどたしかにいわゆるビールっぽい色あい。1杯目にいただくのにぴったりな味でした。

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そしておなじみ水曜日のネコ。働く女性をターゲットにして、「週の真ん中のご褒美として楽しんで欲しい」との思いで作られたビールだそうです。ちなみにヤッホーの一風変わったビールネーミングは、全部社内で考えているんだとか。

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色はだいぶ一般的な缶ビールに近いですが、コリアンダーが効いて独特の味わい。これ好みの味だわー。

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そしてここでお酒を飲めないドライバーさんへサプライズプレゼント。車の運転があるから試飲を楽しめないドライバー限定で、モルトをふんだんに使ったアイスがふるまわれました。こういうみんなが楽しめる配慮すばらしいですなあ。

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そして本題の試飲はまだまだ続きます。今度は夏季限定の軽井沢高原ビール。「ピート」という泥炭で焙煎したモルトを使ったビールで、その味わいは「スモーキーでピーティー」とのこと。

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EBCが40と高めなのでかなり色が濃いめです(なんかビール知ってるっぽいこと言えるようになってきた)。

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そして真打ちのよなよなエール! IBUはかなり高いんだけど、不思議と甘みを感じて飲みやすいんですよね。よなよなエールにはまりはじめた頃はよく友達のパーティーとかに持って行っていたのですが、「ビール苦手だけどこれはおいしい」という声を口々にいただくほど人気のビールでした。

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ちなみによなよなエールって、バーコードにちょっとした秘密があるって知ってました? ここで説明聞くまでまったく気がつかずに飲んでました……。お手元によなよなエールある方はぜひバーコードをチェックしてみてくださいませ。

軽井沢高原ビール シーズナル。琥珀色を出すために5種類のモルトを、アロマホップを引き出すために4種類のホップと、モルトやホップをふんだんに使ったビールです。もともとイギリスのブラウンエールはホップがそれほど強くなかったものが、アメリカに渡ったことで個性的なホップによりスタイルが異なり、アメリカンアンバーエールが生まれたんだとか。

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5種類ものホップを使っただけのことはある美しい赤み。アンバーエール大好きです!

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苦みが特徴のIPA、インドの青鬼。なぜIPAが苦いかと言えば、インドへの航海の際、ビールが腐らないよう防腐剤代わりにホップをたくさん入れたことで生まれたのがIPAだというお話。こうやって歴史も知ると自ずと味も覚えやすいですなー。

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缶ビールなのにどっしりの苦み。IPA好きにはたまらない味わいですね。

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そして限定ビール「前略好みなんて聞いてないぜSORRY」第2弾。お米ベースだった第1弾に対し、こちらはかつお節を使っているのが特徴のビールです。

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第2弾もかなりうまいのですが、第1弾がかなり好みの味だったので限定だったのがちょっと残念。シリーズが揃ったタイミングで復刻しないかなあ第1弾……。なお、第3弾もそろそろ登場とのことなのでファンの方はお楽しみに!

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ビール試飲タイムはまだまだ続きます。こちらは軽井沢高原ビール ナショナルトラスト。EBCは220と非常に高い、ヤッホーブルーイングでは唯一の黒ビールです。

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今まで飲んできたビールをカウンターにずらり。そうかあの缶ビールはこのために並んでいたのか……。そして唯一の黒ビールたるナショナルトラストが際立ちますね。

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そしてこれが最後と思っていたら最後に大物登場! ビールなのに半年以上も熟成してから堪能する、ワインのようなビール「ハレの日仙人」!

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残り少ない2011年ものをまるまる1本開封!

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そしていただきます!どっしり熟成した味が大変に旨味! 熟成ビール大好きです!

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そしてハレの日仙人を加えたビール大集合で改めて記念撮影!

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試飲を堪能した後はオリジナルグッズの紹介も。商売上手ですなー!

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そして10月17日にオープンするよなよな直営店のお知らせ。これも近々行きたいところですがしばらくは人気で混んでそうかな。

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試飲も含めた工場見学を堪能した帰り道はよなよなエールで締め! とっても楽しい1日でした。

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交通費は別途かかりますが、イベント自体はたった900円でヤッホーブルーイングの端から端まで堪能できる充実の内容。コップにもらえる量も「大盛り!」とか気軽に頼めるので、試飲の枠を超えて飲みたい人にもオススメです。残念ながら当日目当てにしていた鯉料理が予約で埋まっていて食べることかなわずだったので、また来年も機会を改めて参戦したいところ。とっても楽しいイベントをありがとうございました。


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