新上五島レポーター旅行の最終日は、宿泊先であるマルゲリータそばにある小串漁港へお邪魔して、新魚目町漁業協同組合さんの作業風景を朝から拝見させていただきました。2泊3日の旅行中、ひたすら魚がおいしかっただけに、その源である漁港を見学できるのは大変たのしみなイベントです。
港の景色をパチリパチリとカメラに収めていると船が何隻か戻ってきました。ここの船はトビウオを捕まえる船と、今回見学させていただく定置網を使って魚を捕る船があるのだとか。
そしてお目当ての船が帰ってきた!
船の上にはいきなりでっかいカジキマグロが!
あまりの大きさなのでカジキマグロは1つ1つクレーンで持ち上げて運びます。
出荷用の木箱に収めて……。
大量の氷で冷やす! この大きさでそのまま箱に入れてしまうというのはなんともすごいスケールです。
猫たちも遠巻きに朝の作業風景を見学。
続いては定置網で捕らえた魚達です。大きな網を2人がかりで持ち上げると……。
どっかーん! 大漁、大漁ですたい!
魚はいったん地上に挙げてから、魚の種別ごとに仕分けていきます。どの魚がどれかを瞬時に見分けて区分していくので、これ結構頭使う作業だな。
魚を目の前にして動きはじめる猫たち。
漁師さんの厚意でちっちゃな魚をゲット! このあと他の2匹と大変なバトルを繰り広げていました。
漁港の次は、島全体を案内していただいた観光協会の方の家で、トビウオを焼く設備を見せてもらいました。こちらがトビウオを焼く台で、中央に炭を入れてトビウオを焼き上げます。
こちらはトビウオに刺す串。たくさんのトビウオを串で1本にまとめて上の台で大量に焼き上げるとのこと。
そして焼き上げたトビウオがこちら! トビウオのシーズンは限られているので、まとめて作ってしまうのだそうです。焼いたトビウオを使ったダシはアゴと呼ばれてとっても上品な味わいのダシに仕上がるのです。いやそれにしてもこの量はすごい……。
こちらは紐に吊るす前のトビウオ。串が刺さっていたところに穴があいているのがわかりますでしょうか。
これはなんともうまそうだ(ジュルル……)とうらやましく思っていたら、旅のおみやげにとアゴをいただいてしまいました! こ、これはこのアゴに見合うおいしい料理をしっかり作らないと!
島中で食べられるおいしい魚がどこから運ばれてくるかという漁港見学は、食を理解するという意味でも大変貴重な場でした。自分自身こういう水揚げの様子を見るのも初めてだったので、テンション上がりなら水揚げの模様をひたすら楽しませていただきました。
漁師さんと一緒に定置網や一本釣りの体験、さらには海産物の加工なんかも体験できるとのことで、次はそれもやってみたいところです。
新魚目町漁業協同組合
http://gyokyo.kamigoto.net/