突然ですがこの女の子の目、何色に見えますか。左は青? 右は灰色?
ところがどっこい、女の子の目は両目とも同じ灰色なんです……。
と、こういう目の錯覚をいろいろと驚き堪能できるのが神田にある錯覚美術館。明治大学の研究室と連携して運営されているようで、毎週土曜日は一般向けにも公開されています。
計算錯覚学 | 錯覚美術館
http://compillusion.mims.meiji.ac.jp/museum.html
場所は神田というより淡路町、小川町のそば。
ちょっとわかりにくいビルですが階段上がって2階が入り口です。
のっけから挑戦的なフレーズ! 負けるもんか! 抵抗したる! と思ってたけどほんとに無駄な抵抗でしたよ……。
館内のすべては自由に撮影OK。こういう配慮嬉しいですね。
入り口から表れた錯覚コーナー。これわかりにくいけど4つの坂がすべて下りになっていて、ボールを置くと中央に集まるようになっています。
これをある一点から覗くと、まるで球が坂を上っているように見える! 実際の模様はぜひ現場でご体験ください。
こちらは3Dプリンタで出力した謎のモデリング。
これもある特定の位置から見ると現実にはあり得ないような構造に見える。げに目の錯覚は恐ろしきですな。
こちらの目の錯覚を利用したイラスト。
写真だと伝わりにくいのですが、じっと見ているとまるで模様が動いているように見えます。
こちらは近くと遠くで違ったイラストに見えるという錯覚。
これは割と写真でもわかりやすいですね、ただの絵なのにぐるぐる動いて見える……。
そしてくだんの少女は目の色の恒常性という現象を使った目の錯覚。人間は周りに他の色があると自動的に補正して見えてしまうんだとか。
改めて見てみましょう。やっぱり左が青に見える……。
でも周りの色を消すとちゃんと灰色に見える。人間の目ってすごい……。
個人的に興味を持ったのがこの坂。写真だと下りに見える坂ですが、これ実は上りなんです。そうした人間の目の錯覚により、本来であればアクセルを踏むべき上り坂でむしろブレーキをかけてしまい、結果として自然渋滞が匹起こるという、目の錯覚が現実にも悪影響を及ぼしている一例です。
これを再現する模型も用意。
で、これを解決する方法が、両サイドに水平を示す壁を作ること。これによって上り坂をしっかり上りとして認識できるようになるという、目の錯覚の研究がこうやって交通事情にも活きてくると言う非常に興味深い事例です。
さすがの錯覚美術館、床まで錯覚!
出口には錯覚カレンダーも!
実はこのカレンダー、お土産として自由に持ち帰れます。オフィスなんかに飾っておくと人気ありそう。
非常に面白く楽しいんですが、目を酷使するので美術館を出る時にはかなり目が疲れているのが難点かな……。とはいえ非常に面白い施設ですし何より無料なので、錯覚に興味ある人はぜひ一度訪れてみて下さいませ。
【追っかけ正直さんぽとは】
フジテレビ土曜お昼の番組「有吉くんの正直さんぽ」が大好きなメンバーが、正直さんぽで訪れたお店を勝手に再訪問するイベントです。
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