ARROWS X LTE (F-05D) ブロガー徹底レビューまとめサイトへ
ついに10回目を迎えるケータイ会議、今回も参加させていただくことになりました。思えば最初のケータイ会議はWordPressへ移行後すぐに参加したので、もうあれからそんなに経つんだなーと感慨もひとしお。
今回のケータイ会議のお台はXi対応全部入りのAndroidスマートフォン「ARROWS X LTE F-05D」。それぞれ通信費は自己負担で端末をモニターし、モニター終了後は自分の端末として使えるいつもながらの流れであります。
携帯電話(F-05D) – FMWORLD.NET(個人) : 富士通
最初に感想をまとめておくと、正直言って今回のARROWS X LTE F-05Dはあまり期待をしていませんでした。ドコモ内覧会で触った時の端末が調整中とはいえホーム画面がかなりのもっさり感だったことと、REGZA Phone T-01Dの通話・通信ができないという斬新すぎる不具合、キャリアが異なるものの同じブランドであるARROWS Z が使っているうちに端末の温度が40度を超えてしまうという熱すぎる仕様などを見ていると、「いろいろ詰め込みすぎたあまりに結構無理が来ているんじゃないかなあ」という心配があったり。
ところがフタを開けてみるとこれが予想以上にいいできばえ。全体的に動作はきびきびしていてとても使いやすいし、大きさ的にも手になじむ。まだちょっとメイン端末には怖かったので、メインの携帯電話回線とは別にXiを契約してみたのですが、このできばえならバッテリー問題さえなんとかなればメイン回線で使ってもいいかもしれないと思うレベル。これはいい意味で予想を裏切るできばえでした。
というわけでまずは外観周りから。本体はマゼンタとブルーブラックの2種類からマゼンタを選択。基本的には赤い色の端末が好きなんですよね。
本体株はメニュー、ホーム、戻るボタン。物理ボタン大好き派としてはありがたい仕様です。タッチボタンだと手元見ないと操作できないけれど、手の感触でわかる物理ボタンはありがたい。
本体左側面には電源ボタン、ボリュームボタン。前まで使っていたREGZA Phone T-01Cはボタンが右側にまとめられていたのが、ARROWS Xは逆になりました。また、物理ボタンとしてカメラボタンがなくなっており、撮影はすべてタッチ操作で行なうことに。
反対側はボタンなしですっきり。下部にはストラップホールがあります。
本体丈夫には接続端子がひとまとめ。
防水対策のためかすべてはカバーで覆われています。左からワンセグアンテナ、miroHDMI、microUSB、そしてイヤフォンジャック。
ワンセグアンテナは目一杯伸びます。感度もREGZA Phone T-01Cよりよくなっていて、今までは窓際でないと入らなかったワンセグが部屋の中央でもなんとか見られるように。
本体背面。説明シールは基本的にはがさないタイプです。
本体上部に赤外線、カメラ、おサイフケータイのiCマーク、そしてカメラのフラッシュ。
手にしたところ。解像度こそHD解像度で相当大きいものの手にはしっかり持てるサイズ。Galaxy Nexusクラスだと大きすぎて手こずったのですが、このくらいのサイズなら片手でも十分に扱えます。
気にしていた動作ですが、ホーム画面に関して言えばアプリ次第。ドコモ公式の「docomo Palette UI」は、お世辞にも早いとは言えないレベルの操作感。アプリのアイコン程度ならいいのですが、Webから情報を取得する大きめのサイズのウィジェットなどを設置していると目に見えて動作が遅くなります。
ARROWS X LTE F-05D docomo Palette UI動作 – YouTube
一方、愛用しているホームアプリの「Zeam」に入れ替えると動作が見違えてサクサクに。Zeamは設置できるアプリ数を変えられたり、画面のどこでも指を上下するだけでステータスバーやアプリ一覧を呼び出せるのでとても気に入っているホームアプリです。
ARROWS X LTE F-05D Zeam動作 – YouTube
富士通東芝の「NX! comfort UI」は2つのホームアプリの中間くらい。Zeamほど機敏には動かないけれどdocomo Palette UIよりは使いやすい。これでアプリの表示できる数がカスタマイズできればなー。
ARROWS X LTE F-05D NX! comfort UI動作 – YouTube
ホーム画面はアプリ次第ですが、その他の動作はほんとにサクサク。これまでデュアルコアCPUは「スマートフォンにそこまでしなくても……」と思っていたのですが、実際に体験するともう戻れないくらいの快適さ。
ARROWS X LTE F-05D ブラウザ動作 – YouTube
メニュー画面もサクサク。REGZA Phone T-01Cの時には動作が重くて2ちゃんねるでもネタにされていたウィジェット画面もサクサク動きます。
ARROWS X LTE F-05D メニュー動作 – YouTube
ホーム画面はこんなかんじ。富士通の携帯電話に標準搭載されていた歩数計も対応していて、地味に歩数計愛用していた自分としては嬉しい限り。
ちなみにAndroidのまちキャラは初めて使ったんだけど、これって要は横1列のウィジェットで実現してるのね……。さすがに携帯電話のように画面内を自由に動き回るわけにはいかないか。 あと、マチキャラ使うにはdocomo Parette UIじゃないと動かないというのも寂しい。
バッテリーは事前の評判通り全然もたなくてあっという間に減っていく。使いたてでいろいろいじりまくっていたこともあり、1時間くらいランチに出て家に戻ってきたらもう半分くらいになってました。モバイルバッテリーはもう必須ですねー。ここまで勢いよく減ってくると標準バッテリーが多少容量あってももう大差ないレベルだな……。
ちなみに電池を食う食うと評判のLTEは、LTEを切って3Gのみという運用はできないみたい。3G回線でも端末スペックが高いので十分にサクサクなので、あえてのLTE外すという選択肢も欲しかったなー。
カメラは13メガとハイスペックですが、個人的に気になるのは画素数よりもオートで撮るときの色合い。そう言う点ではこのARROWS X LTEの画質は落ち着いた色合いでかなり自分好み。カメラ周りはまた別途エントリーしたいと思いますがいくつか作例置いておきますね。
防水スマートフォンということでクレードルも付属するのですがこれがちょっと微妙な仕様。
背面はmicroUSB形状。今までのドコモスマートフォンは携帯電話用電源アダプタを変換して充電してたのがもうmicroUSBになってるんですなー。
このクレードル、残念なのが操作部分が埋もれてしまってまったく操作できないこと。ただでさえ電池減りやすいこの端末は充電しながら操作したいところなのにクレードル経由だと操作できない。microUSB経由の充電だと上部の蓋を開ける必要があり、防水端末としてあまり蓋を開け閉めしたくないことを考えると、ぜひともクレードル充電しながら操作したかったなあ……。どうしてこんなデザインになったんだろうか……。
と、充電台の形は微妙なものの、急速充電に対応したこのクレードルの充電力は大変なもので、前述のバッテリー50%になった時もクレードルに置いておいたらあっという間に満タンに。これはクレードルごと持ち歩きたいレベルだなー。
繰り返しですが事前の評価が高くなかったこともあれど、想像以上のサクサクさはかなり満足。前からやってみたかったAndroidでのDTCP-IPとか歩数計周りやらいろいろチェックしたいところもたくさんあるので、これからちょいちょいエントリーしていきたいと思います。
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