週末ががっと時間が取れたタイミングで一気にクリア。プレイ時間はどうだろう、20時間いかないくらいかなあ。
ゲームキューブ時代にプレイしたことある風のタクトを改めて購入したのは、なんだかんだで10年以上も前だし久々にプレイするのもいいかなあという思いと、ゲームキューブ時代に評判よくなかったところを改善しているという話が気になってプレイしてみたんだけど、結果としては予想通りの期待はずれなチューニングだったかな。
ゲームキューブ時代に比べるとアイテムのボタン割り当てとか細かなところで改善はされているんだけど、そもそもの課題である「海がめんどくさい」の解はいまいち。海を高速で移動できるアイテム「快速の帆」の取り方は先日エントリーにもしたためましたが。
Wii U「ゼルダの伝説 風のタクト HD」で海を2倍速く進められる「快速の帆」入手方法 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2013/09/29/11403
これ自体はいいアイテムだしおかげで海はだいぶ楽にはなったんだけど、このアイテムは普通にプレイしてたら気がつかなくて、海で魚に教えてもらうか村のオークションを頻繁におとずれなければいけない。海のめんどくささが課題だと気がついているなら、せめてその改善点はシナリオ進める途中で気がつかせて上げて欲しい。ネットで情報得られない人だったら快速の帆を知らないまま終わっちゃう人もいるのでは。
さらにゲーム後半、風のタクト一番のめんどくさいポイントといわれている「タライとフォース」ことトライフォース集めも、今までは8つのトライフォースすべてのマップを見つけてさらに取りにいかなければいけない、という仕様を、二度手間になるマップは3つでいいよ、あと5つはマップの代わりに直接トライフォースをゲットできるよ、という仕組みになっているのですが、残念ながらめんどくささはほとんど変わらなかったよ……。あまりにめんどくさすぎてマップから船で取りにいくくらいは誤差の範疇だった。
まあこのあたりはあくまでリメイクなので大幅に変更できないところであり仕方ないなーとは思うものの、海の移動をもう快適にしてくれればなんとかなったんじゃないかなあ。せっかくの宝探しの楽しさがめんどくささで打ち消されるあの感じは割とゲームキューブ時代そのままでした。
あと久々にやってみて思ったのが、トライフォース集めへのストーリーの流れが結構投げっぱなしで、どうやってトライフォース集めたらいいかっていうストーリーのつながりがない。今までヒントくれてた赤獅子の王も、ここでは「トライフォース集めるのだ!」しか言わなくなっちゃう。ここは「魚たちに聞き込みしろ」くらいのヒントがあってもよかったんじゃなかろうか。
とまあめんどくさいトライフォースもありつつ最大の難点は最後のダンジョン。久々にやったこともあってボスの記憶ほとんどなかったのだけれど、最後のボスがあまりに倒すのめんどくさい。とくに第3形態。ゼルダって自分の腕を磨いていくゲームで、最初は強かったボスも経験を詰むと簡単に倒せるようになるのが快感なんだけど、あの第3形態はその難易度ちょっと超えすぎてると思う。もう諦めてバクダンもって特攻して倒したけど、あれはどうやったら華麗に倒せるんだろう……。ちょっと難易度の壁が高すぎたかな。
リメイクなのであまり手を入れられないのは仕方ないなという大前提ではあるものの、海が課題だとインタビューでも公言している割にはあまりいいチューニングじゃなかったなあというのと、「絵本のようなアニメーション」を売りにするには最後の難易度はバランス悪いなーと思いました。
とはいえゼルダの面白さはやあっぱりあるので、前半はかなり楽しかった。それゆえに後半のめんどくさいトライフォース集めから難易度高いラスボスへのつながりは一気に冷める、ってのはゲームキューブ時代と変わらないのかも。このリメイクっぷりだとダンジョン全部書き換えるとかいってるトライフォース2がちょっと不安になりますな……。
しかし風のタクトHDは初回3万本程度なのにチンクルボトルの数がすごすぎて、任天堂ファンはこういうの大好きなのだなーと思った。「禁断の森を抜けたけど61歳にはここからがしんどいです」という書き込みはちょっと目頭が熱くなったよ……。