実はさりげなく体感ゲームマニアな私。我が家は据え置きゲーム機3機種があるのはもちろんのこと、WiiはWiiリモコン+Wiiリモートプラスが2セット(Wiiリモコンプラスでないところが泣ける……)、Xbox 360+Kinectのセット、そしてPlayStation 3のPlayStation Moveセットもモーションコントローラ×2という充実の品揃えっぷりという、日本でもなかなか少ないんじゃないかという充実した環境を自負しております。まあKinect環境のために引っ越した立場としてはこのぐらいの環境は基本中の基本ですよ!
そんな体感ゲーム好きにとってはとても見過ごせなかったのが「株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントからの案内」によるPlayStation Move対応記念イベント。弊社で集客のお手伝いさせていただいたことに加え、個人的にもみんなのGOLF 5に興味ありまくりだったので前のめりで参加してまいりました。
同伴者1名までOK!PS Moveで楽しむ「みんなのGOLF 5」ブロガーパーティにご招待♪ | 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント | Fans:Fans
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ゴルフゲームとMoveの相性という点もポイントの1つなのですが、一番の注目はみんなのGOLF 5のエコシステム。というのもこのゲーム、発売されたのは2007年7月26日、廉価版が発売されたのが2008年12月11日と4年も前のタイトルながら、今回のアップデートでPlayStation Moveへ無料で対応するという神アップデートを実施。これだけの長期間アップデートしただけでなく、ほぼ新ゲームといってもいいほどのアップデートを実現したっていうのはゲームビジネス的にもすごいなーと思っていたのでした。
みんなのGOLF 5 | プレイステーション® オフィシャルサイト
http://www.jp.playstation.com/scej/title/mingol/5/
そもそもゴルフゲームは実名で選手が登場するような野球ゲームと違って1つ買えばずっと楽しめるゲームなわけで、それをオンライン対応で機能拡充して長く遊べるというのはユーザーとしてもとてもうれしい試み。ニンテンドーDSの「トモダチコレクション」しかり、リメイクすれば毎回売れるドラクエシリーズしかり、ゲーム好きは本質的に常に新しいゲームを求めているわけでもなく、面白いゲームは息長くロングテールで売れていっていいと期待している人なので、こういう戦略や思想というのは大変共感かつ興味を示してしまうのでありました。
前置きはさておいて実際のイベントへ。当日は昼間にメディア向けの発表イベントがあったようで、そのあとを利用して実際にPlayStation Moveを使ったみんなのGOLF 5を体験できるという内容でした。
オープニングは開発スタッフからの簡単なご挨拶。でもほんとにシンプルすぎて開発については全然聞く機会がありませんでしたorz。この壮大なバージョンアップシステム、ぜひお話聞いてみたかったわあ……。
そして発表イベントから続き、テレビCMにも登場している「みんGAL」メンバーが登場。
みんGALの掛け声で乾杯! とはいえこの後にMoveを使って体を動かすこともあってか、飲み物はお酒っぽいけど全部ノンアルコールでしたよ。
会場はゴルフバーをみんなのGOLF 5仕様に改造した特別ルーム。以前にゴルフバー行ったときは左利きルームがなくて強制的に右で打たされていたんだけど、今回はMoveだから自由に左右を選べて安心!
会場の前に鎮座ますPS3とPS Move。スタッフの人が「みんなMoveもってないよね」的テンションだったところに「モーションコントローラ2つ持ってますが何か」と突っ走ってしまったのが私であります。
最初はお手本ということでMoveを使った操作方法を紹介。今回は体験ということもあってボタン操作も少ない初級でプレイしました。
ここからは操作ガイドを動画で撮影させていただきましたのでご覧くださいませ。
みんなのGOLF 5 PlayStation Move操作デモ – YouTube
一通りのガイドが終わってからチーム内で対戦し、上位1組が決勝に進めるという仕組みだったのですが、おそらく会場で一人だったのであろう左利きだったためにうちの部屋は大混乱。練習モードではプレイ中に左右を切り替えられないため、とりあえず右側で練習しつつ、1人ずつキャラを設定できる本番で左利き設定をしてもらえました。そうとう心配してもらっちゃったのですが、大丈夫、左利きはバッティングセンターやらボウリングやらで肩身が狭いのは慣れっこです!
4チームで戦う予選は、スイング操作の際にほんのちょっとでも腕を動かしてしまうとクラブを振ってしまうというミスにより痛恨のボギー。しかしあれがなかったらパーオンで1位だったんだよなー、惜しいことをした……。そしてゲーマー的には他の人のパットでは私の読んだ芝目がほぼほぼ当たっていたということを添えておきます。遥かなるオーガスタでそうとう修行積んだからねー。
そんなこんなで痛恨のダフりにより予選は敗退。決勝戦まではみんなのGOLF仕様のごはんをいただくブレイクタイムでした。しかしこれ凝りすぎだろ……。
イベント後半は決勝進出者によるニアピンコンテスト。1打でどれだけピンそばに近づけられるかというシンプルモードです。
ここからは決勝進出者およびランダムな数字で選ばれた敗者復活、そしてみんGALという3つどもえの戦いに。
全員でくじをひいて順番を決めます。
そしていよいよの決勝大会。しかしこれ冷静に考えると1キャラを使いまわす大会なので、ここで左利きが出場してたらまた大混乱だったね、だから負けてよかったんだよと自分に言い聞かせるお時間でした。
まずはモーションコントローラを握りしめ……。
おもむろに振り放つ!
みんGAL3人衆も思い思いのプレイスタイルでショット。さすがイメージキャラクターだけあってみんなきれいにグリーン近くに寄せていました。
これは以前に別エントリーで書こうと思ってたんですが、実はPlayStation MoveはWii、Kinectと比べてもゴルフゲームに向いているシステムなんですよね。全身をカメラでキャプチャするがゆえに細かい動きは認識が弱いKinectはわかりやすいとして、Wiiモーションプラスで同じ6軸検知になったWiiと比べてもMoveがゴルフに向いている理由は、ひとえにモーションコントローラの頭についている「スフィア」と呼ばれる球体のおかげなのです。
これは実際にMoveを試すとわかるんですが、Moveのゲームを始める際には「キャリブレーション」というコントローラの位置を設定する作業があります。みんなのGOLF 5で言えば、スイング前に手はどこの位置にあるか、スイングが終わった後の手の位置はどこかというのをスフィアの位置を基準にして記憶することで、コントローラがどのような動きをしていたかを認識できるという仕組みです。
Wiiリモコンプラスは6軸まで検知できるのでひねりや回転、リモコンの移動距離は把握できますが、「いまリモコンがどの高さにいるか」はわからない。リモコンを床に置いた状態から持ち上げるのと、手のひらから持ち上げるのは、センサーバーを使わない限りは同じ動作として認識してしまうので、コントローラの回転や移動距離に加えて「いまリモコンがどの位置にあるか」まで把握できるPS Moveは、ゴルフゲームやテニスゲームにはとても向いているのでした。さらにいうとテニスはどうしてもコート内を移動しなきゃいけないのがネックなんだけど、ゴルフはその場で打てばいいからほんとにリモコンプレイにぴったりなんですよね。
もともと我が家はモーションコントローラが2台あるので、プレイに必要なのはソフトだけ。廉価版で2980円というかなりのお買い得価格なのでこれは買ってもいいかもなあ。最近サボりがちのMichael Jackson The Experience熱を再発させるきっかけという意味でもちょっと買ってみようかなと思いつつあるソフトでした。
プレイ自体は初心者モードならコントローラを振れば前に飛んでいく簡単仕様なので、ゴルフをやったことがなくてもとっつきがよさそう。実際にスイングしてボールが飛んでいく快感はこういう体感ゲームならではの魅力なので、興味ある人はぜひおためしくださいませ。公式サイトによると体験イベントもちょいちょいやってるみたいなので、近所でMove体験してみるのもオススメ。Moveの魅力を体験するのにゴルフゲームはとても分かりやすいコンテンツだと思います。
「みんなのGOLF 5」PlayStation®Moveで遊べるイベント実施中! | プレイステーション® オフィシャルサイト
http://www.jp.playstation.com/event/20110806_mingol5move.html