カテゴリー: 日本酒

  • すべての日本酒が試飲OK! 角打ちも楽しめる京都の情熱酒屋「酒屋 くぼしま」

    すべての日本酒が試飲OK! 角打ちも楽しめる京都の情熱酒屋「酒屋 くぼしま」

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    先日、ちはやふる小倉山杯の観戦目当てで京都を訪れた際、前から行ってみたかった京都の酒屋「酒屋 くぼしま」を訪問してきました。

    酒屋くぼしま – ホーム
    https://www.facebook.com/SakayaKuboshima

    酒屋くぼしま (Saka-ya Kuboshima) – 三条/その他 [食べログ] https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26029838/

    実はこのお店、大学時代の先輩が独立して立ち上げた酒屋。学生時代から酒豪で知られていた先輩がまさか酒屋になるとは! という驚きと、自宅に日本酒専用冷蔵庫買うくらいには日本酒好きな私としましては、日本酒メインの酒屋、しかも角打ち付きというお店はとてもうらやましい存在でもあり、一度訪問してみたかったのです。といいつつ大学の同期から「京都行くなら酒屋くぼしま行ったら?」と言われるまで忘れてたのですが……。

    場所は京都三条駅から徒歩数分程度の好立地。

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    お店の中は販売用の日本酒コーナーと、角打ち用のコーナーに分かれています。面積だけだと角打ちコーナーが6割くらいかな。

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    立ち飲みしやすいよう背後には上着を掛けられるハンガーが用意されている心遣いがいいですね。

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    こちらが冷蔵系日本酒のラインアップ。京都のお酒を中心にしつつこだわりのラインアップがならんでいます。

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    とくにびっくりしたのが冷蔵庫の右下段。玉川酒造の日本酒が2段を占めています。玉川は大好きな蔵なんですが、ここまで玉川寄りなラインアップは初めて見たぞ。

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    そしてさらにおそろしいのが、このお店はすべての日本酒が試飲できること。角打ちで飲めるメニューとは別に、購入用のお酒も必ず試飲できてしまいます。日本酒って一度開けるとどんどん悪くなってしまうので、試飲で開封してしまうのは在庫管理の面でもかなり大変なのですが、悪くなりそうになったら角打ちメニューに回すなどしてやりくりしているとのこと。

    日本酒好きとして全種の試飲は、大変であることはわかりつつとても嬉しい。というのも、日本酒って同じ蔵、同じ銘柄でも作り方が違うと全然味が違うんですよね。もちろん蔵ごとの方向性っていうのはあるんだけど、蔵によってはこれ本当に同じ銘柄なんですか? と驚くほど味が違う酒もたくさんある。

    なので他人のホームパーティーやイベントに持っていくときも、できれば自分で味を確かめてからもっていきたいのですが、前述の通り在庫管理考えるとそれはなかなか難しい。知っている範囲では大塚のこだまも全種が試飲できるクレイジーなお店なのですが、開業から3年、数坪程度のお店で全種試飲は、本当に日本酒を愛していて心からお勧めしたいんだな、という情熱が伝わってきます。

    せっかくの訪問なので近況も伺いつつ角打ちも堪能。1杯60ml、お値段600円くらいから楽しめます。

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    乾き物などおつまみもあるので普通に立ち飲みとして楽しむことも。

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    店内であぶってくれたホタルイカは日本酒に合う最高のあてでした。これお持ち帰りもできるそうです。

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    飲み食いに夢中になりすぎてメニューの写真は撮り忘れてしまったので、以前にこのお店を訪問したブログにリンク張らせていただきます。

    河原町三条近く 酒屋くぼしま 日本酒を極めた店長が自信をもってお勧めする日本酒の数々!!あてメニューのセレクト最高(^^)/ – 京都おっさん一人食べ歩きブログ
    https://hirowind.hatenablog.com/entry/2018/08/14/001248

    玉川好きとしてこれだけの玉川は飲まずに帰れんよ、ということで玉川のおすすめをお願いしたらでてきたのがこの手つけず原酒。日本酒を絞ったらすぐ瓶詰めすることで二次発酵ではなく本発酵の炭酸ガスを楽しめるという限定品とのこと。これはうまい、うまいよ……!

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    手つけず原酒の説明はこちら。

    手つけず原酒シリーズ | 玉川 木下酒造有限会社
    https://www.sake-tamagawa.com/prd_post/season07/

    以前に参加した熟成古酒ルネッサンスで出会った玉川タイムマシーンの燗酒がとてもおいしかったので、今回もタイムマシーンの燗酒を注文。さらに玉川の無濾過生原酒と合わせて比較して飲んだり。

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    3月に予定しているオフィス飲みに備えて日本酒も仕入れつつ、楽しい時間を堪能してきました。大学の先輩という間柄ではあるものの、日本酒好きなら「全種試飲OK」というだけでこのお店がどれだけ本気かはわかるはず。京都にお住まいの方、または京都に旅行で行く方はぜひ行ってみて下さい。

    京都という土地柄か外国のお客さんも結構来るみたいですが、愛用しているFourSquareのコメントがとても熱くて良かったw 店主の人柄が伝わってきてほっこりしますね。

    Good sake selection and very friendly guy at the front. He gave us free samples until we figured out what we wanted to buy. Super helpful!

    酒屋くぼしま – 中京区三条通河原町東入ル中島町83-3
    https://foursquare.com/v/%E9%85%92%E5%B1%8B%E3%81%8F%E3%81%BC%E3%81%97%E3%81%BE/59d87ff709e28338ec86595c

    FourSquareはいいぞ、という話もそのうち時間があったら書きたいところです。

  • 自宅の日本酒冷蔵庫を憧れのホシザキにグレードアップ

    自宅の日本酒冷蔵庫を憧れのホシザキにグレードアップ

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    日本酒好きが高じて自宅に日本酒冷蔵庫を導入したのがもう3年も前のこと。

    日本酒好きが高じて日本酒専用冷蔵庫を自宅に導入したら幸せになれた – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2014/11/26/13665

    日本酒の保管スペースとしても、ラベルを眺められるディスプレイエリアとしても大変に重宝していたのですが、3年も連続で稼働していたためかある日冷蔵が一切効かなくなってしまいました。すでに購入から1年以上過ぎているので保証対象外であり、修理にも輸送費が発生することもあって新品を買うのとほぼ値段が変わらない修理費になってしまう、とのことで、仕方なく新しい冷蔵庫を買うことに。

    せっかく買うなら同じ冷蔵庫で入れ替えるよりスペックアップしたいな、ということで今回導入したのが、業務用厨房機器で有名なホシザキの冷蔵庫「SSB-48CT2」です。

    小形冷蔵ショーケースSSB-48CT2|ホシザキ株式会社
    https://www.hoshizaki.co.jp/p/ssb/ssb-48ct2.html

    右上には憧れのホシザキマーク。このペンギン、居酒屋とかで見たことある、という人も多いのでは。

    以前使っていたのはレマコムの「RCS-100」というモデルでした。

    冷蔵ショーケース 100リットルタイプ RCS-100[0〜10℃] ガラスショーケースで冷蔵に!販促に!保存用に!
    http://www.remacom.com/shopdetail/003000000002/003/O/page1/recommend/

    どちらも標準価格はかなり高いのですが、楽天の「リサイクルマート」の実売価格ではレマコムが4万円程度、ホシザキが6万円程度とざっくり2万円くらいなので、日本酒が趣味と言い張れる人であれば十分出せる出費ではないでしょうか。デジタル一眼レフのレンズを買うと思えば……。

    ※リサイクルマートという名前ですが購入したのは新品です

    【楽天市場】新品:レマコム冷蔵ショーケース 100リットルタイプ ( 冷蔵庫 小型 )幅475×奥行517×高さ1018(mm)RCS-100【送料無料】【冷蔵庫】【一升瓶】:業務用厨房機器のリサイクルマート
    https://item.rakuten.co.jp/recyclemart/rmcaraaa46450n/

    【楽天市場】新品:ホシザキ 冷蔵ショーケース SSB-48CT2 幅485×奥行450×高さ1410(mm) 137リットル【 ホシザキ 冷蔵ショーケース 】【 ショーケース 冷蔵 】【 小形 冷蔵ショーケース 】【 冷蔵庫ショーケース 】:業務用厨房機器のリサイクルマート
    https://item.rakuten.co.jp/recyclemart/hszaraaa43820n/

    本体サイズはレマコムが幅475mm、ホシザキが幅485mmとホシザキが若干大きい程度ですが、奥行きはレマコムが517mmに対してホシザキが450mmと、レマコムのほうが若干出っ張ります。そして最大の違いは高さで、レマコムの1018mmに対してホシザキは1410mmと、40cmくらい縦に長くなります。

    一方で収容できる量は段違い。どちらも高さ的には縦に4合瓶が2段、ビールの350ml缶が1段程度なのですが、レマコムは350ml缶がギリギリだったのに対して、ホシザキは高さがある分下のビールエリアも余裕があり、背が高めのホッピー瓶も十分入ります。

    また、コンプレッサーが冷蔵庫内部の背面にあったレマコムに対し、ホシザキは冷却器が本体下部にあるため、収容エリアの奥行きもレマコムより広め。下記スペックで見ると3cm程度しか差がないのですが、レマコムはコンプレッサーを入れた数値なので、実際には4合瓶1本くらいの差があり、今までよりたくさんの日本酒を収容できるようになりました。

    冷蔵庫内サイズ

    レマコム
    幅390×奥行370×高さ828(mm)

    ホシザキ
    幅394×奥行397×高さ938(mm)

    そして最大の違いは温度管理ができること。レマコムは温度管理が一切できなかったため、上段と下段で温度に差があったのですが、ホシザキは庫内の温度を一律に保つことができます。

    冷蔵庫の扉も横にスライドできるので場所を取らず、2万円程度の価格差は納得の違いでした。とりあえず日本酒をたくさん冷やして飾れればいい、であればレマコムがお勧めですが、多少お金を使ってでもしっかり保管したい、という人は最初からホシザキという選択肢もオススメです。

    【追記】業務用なので廃棄時の費用が気になるというご質問いただいたのですが、たまたま通りがかりの業者に8000円で引き取ってもらいました。探せばもう少し安いところありそうだったのですが、1万円はしないよというくらいで考えておくといいかなと思います。

  • 甘みと酸味が特徴的な日本酒「仙禽」の蔵見学で仙禽の秘密とおいしさを体験してきた

    甘みと酸味が特徴的な日本酒「仙禽」の蔵見学で仙禽の秘密とおいしさを体験してきた

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    まさに値千金なツアーでした。

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    先日2周年記念パーティーにも参加した朧酒店で募集していた仙禽ツアー。仙禽はよく飲むけど1つの銘柄に特化して飲んだことはなかったことに加え、蔵をしっかり見学に行けるいい機会ということで参加することに。

     【仙禽蔵見学ツアー満員御礼!】2016年4月9日(土) ※ショップは臨時休業となります。
    http://www.oborosaketen.com/theme486.html

    集合場所は朧酒店のある新橋駅前のSL広場。

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    専用バスに乗っていざ出発!

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    座席に座ると旅のパンフレットに名札が準備されていて至れり尽くせり。

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    なんと中には仙禽へお礼を書くことができるハガキまで……! 切手も貼ってあるからあとは書いて投函するだけという、隅々まで配慮の行き届いた準備にツアーへの期待が高まります。

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    ツアー参加者の自己紹介が終わり、SA休憩が終わって配布されたお弁当をいただきます。道中は休憩を挟んでバスで2時間半くらい。

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    そして見えてきた「せんきん」の文字。

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    そして到着! ブランドは仙禽だけど蔵の名前はひらがな表記なのですね。

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    蔵にはなぜかバスケットゴールの姿も。

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    今回蔵の中を案内してくれた蔵元の薄井一樹さん。この方の説明が大変にうまく、詳しいのにわかりやすくて大変にためになりました。何度も蔵見学を案内しているからとはいえ、話の筋道のつけ方、たとえのわかりやすさが絶妙。

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    蔵の中は清潔にしなければいけないので靴はカバー、手はアルコールで殺菌してから入ります。

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    見学自体は場所の都合上、仕込みの順番とは関係なく回ったのですが、このブログでは日本酒の造り方に従い 順番を入れ替えました。お酒で使うお米を精米した直後から仙禽ができるまでの行程で並べています。

    一番最初に行なうのが洗米作業。日本酒に使うお米を10kgずつに分け、秒単位で図って水を吸わせます。

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    吸わせる時間はお米によっても精米度合いによっても違うけれど水温は常に6度。ただ、気温などの要因で常に水を6度に保つのは難しく、あらかじめくみ上げて2度にキープしたお水と当日の水をブレンドしながら6度の水を作り出すんだそうです。水を吸わせるだけでこれだけの手間暇をかけているのか……。

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    水を吸わせた後はお米をふかします。食べるご飯と違って炊く、ではなくふかす、なのが面白い。

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    ふかしたお米は麹室(こうじむろ)に運び、2日間かけて麹を作ります。

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    なぜ麹を作るのかと言えば、お米のままではお酒にならないから。すべてのお酒は酵母菌が糖分を食べることで生まれるため、原料には糖分が必要。ワインの場合は葡萄がもともと糖分を持っているので、すりつぶした葡萄に酵母菌を混ぜ合わせることでワインができる。これを単発酵といい、最もシンプルな発酵方法だそうです。

    一方、日本酒の原料であるお米そのものは糖分を持っていないもののデンプンを含んでいるので、このデンプンを糖分に変えてあげる必要がある。そのデンプン を糖分に変える役割を果たすのがこの麹室で作る麹であり、ワインの単発酵に比べて日本酒は非常に複雑なな並行複発酵という手法で作られるのです。

    並行複発酵 – Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%A6%E8%A1%8C%E8%A4%87%E7%99%BA%E9%85%B5

    さらに仙禽がこだわっているのが日本酒の「ドメーヌ化」。ドメーヌとはワイン造りで使われる用語で、栽培からすべてを自分達で行なう手法とのこと。日本酒では原料の酒米を別の地方から取り寄せることも多いのですが、仙禽ではドメーヌにこだわり、米は仙禽のある栃木県さくら市で栽培できる雄町、山田錦、亀の尾の3種類、水も鬼怒川の伏流水を田んぼはもちろん仕込み水としても使っているそうです。

    こちらが麹室の中。発酵させるために部屋自体は非常に暑くなっており、立っているだけで汗がじわじわでてきます。

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    朝9時にふかしたお米を麹室に運び、「種麹」を振りかけた状態で2日間かけて麹を作ります。こちらはその日の朝にふかしたお米で、種麹を振りかけてから実際には3時間くらい経った状態。見た目はほぼほぼ普通のお米です。

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    1日経ったら温度を自動で管理してくれる隣の麹室へ移動。

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    こちらは2種類のお米があり、右側は生酛用として8割磨いた亀の尾。

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    1日経ったことでだいぶお米っぽさが無くなって見えます。

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    右側の亀の尾は8割磨きなので5割磨きに比べて色はちょっと黄色めなのが違い。

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    続いての工程は酒母室(しゅぼしつ)もしくは酛場(もとば)と呼ばれる部屋。麹室によって米のデンプンが糖分に変わったことで日本酒を造る準備はでき、これに酵母を加えると糖分がアルコールに変わります。この酵母を日本酒造りのためにより強く育てるための場所がこの酒母室。酵母は非常に弱く、他の微生物と一緒にすると淘汰されてしまうのですが、一方で本来は殺菌に使われる酸性に強いという特徴があるため、タンクの中を酸性にすることで他の微生物を淘汰しつつ酵母だけを育てることができるようになるそうです。

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    酒母のレシピは先ほど作った麹に水、蒸し米、酵母、そして最後に乳酸または乳酸菌。酵母は大きく速醸系酵母と生酛系(きもとけい)酵母の2種類があり、乳酸を使うと速醸系、乳酸菌を使うと生酛系になります。2つの違いは乳酸の場合液体を入れるだけ、乳酸菌の場合は微生物である菌を使うためより難易度が高いのだとか。酒母ができるまで時間も大きく違い、速醸系は10日くらいなのに対し、生酛系は30日と3倍近くかかります。また、酒母を作る時に酵母も添加せず、蔵の中に存在する「蔵付き酵母」を使う場合は麹と蒸し米と水だけで酒母を作ることができ、この場合は55日近くかかるとのこと。

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    そこまで時間もかかり大変な生酛系を作る理由は「唯一無二」の日本酒が造れるから。特に蔵付き酵母を使う場合はまさにその蔵でしか存在しないため、他の蔵では作らない個性的な日本酒が造れるのだそうで、この木の桶で作っているのがまさに蔵付き酵母を使って仕込んでいる日本酒です。

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    仙禽で使っている3種類の酒米についても教えてもらいました。3つのうち山田錦と雄町は酒造好適米と呼ばれるお酒造りに適したお米。仙禽で使っている鬼怒川の水は超軟水で発酵力が弱く、パワフルなお酒には元々適していない。とはいえ水に合わせすぎてしまうと今度はシンプルなお酒になってしまう。具体的には五百万石や美山錦を使うとそうなりやすいらしく、雄町や山田錦を使うことで仙禽の特徴である「甘みと酸味」を実現しているのだそうです。

    残る亀の尾は酒造好適米が存在しない時代の古代米と呼ばれるジャンルのお米で、とにかく使うのが難しいとのこと。なぜそれでも使うのかというのは、仙禽が普通酒からスタートした際、日本酒造りの主流だった山田錦を使わず亀の尾を使うことで目を引くための作戦。今も使っているのは意地もあるけれど、愛着もあるし、日本酒の歴史に対するオマージュとしてこれからも使っていきたい、とのことでした。

    酒母ができたらいよいよもろみ造り。酒母、麹、蒸米、水を入れて発酵させていきます。

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    実際にタンクを開けてもろみを見せてもらいました。

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    もろみの表面はぷつぷつと常に泡が吹いていて、発酵が進んでいるのが一目瞭然。ほんとに微生物が日本酒を造っているのだなあ、と改めて感動します。

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    もろみが熟成したらこれを搾っていよいよ日本酒に。搾る方法はいくつかあって、一番多いのは「ヤブタ」と呼ばれるは自動圧搾機での搾り。ヤブタってのは藪田産業が作っている機械だから、ということみたいですね。

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    そのほか数は少ないですが、もろみを酒袋に入れて敷き詰めることで搾る槽(ふね)搾り、酒袋を吊して自然に落ちるのを待つ袋吊りといった手法があります。

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    袋吊りのタンクがこちら。前に河忠酒造で体験したなー。

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    搾った酒を瓶に入れれば日本酒の完成! 仙禽ではアルコール度を低めに作っているので加水する必要はなく、すべてのお酒が無濾過で濾過作業もないため、その後に火入れするかしないかの違いはあれど、搾ったお酒はそのまま瓶詰めしてしまいます。

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    火入れは65度で10分間。それ以上長いと酒がだめになってしまうし短くても火入れの意味がない、絶妙のバランスだそうです。

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    日本酒造りを学んだ後はいよいよ試飲タイム! 5種類のカップのうち、2つだけまったく同じお酒が入っているというのを選ぶゲームだったのですが、41人の参加者で当てたのはたったの3人。もちろん自分は大撃沈で、自分の中で「これだけは絶対に違う」と思っていたお酒が見事に他と同じお酒だったという悲しい結末でした。利き酒、ちょっと真剣に練習してみようかな……。

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    蔵を案内していただいた一樹さんのほか、弟の真人さん(左)、中央が杜氏の小林昭彦さん。試飲から宴会までの間、参加者からの記念撮影の要望に快く応じていただけました。

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    見学が終ったら蔵からバスで「志生亭」へ移動し、お待ちかねの宴会タイム!

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    志生亭
    http://sikitei-sakura.com/

    志生亭の目の前は一面の菜の花畑。のどかでいい雰囲気です。

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    宴会は仙禽見学にふさわしく仙禽ロゴ入りのグラスで仙禽をいただきます!

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    一樹さんの挨拶から宴会がスタート! 全部で8種類の仙禽がいただけるとのことで嫌が応にも期待が高まります。

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    クラシック仙禽、亀の尾と雄町。ほんとはシルバーな山田錦もあったんだけど写真撮り損ねた……。

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    仙禽の文字が鳥を表しているモダン仙禽は雄町と山田錦。

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    乾杯では、モダンともクラシックとも違う新作という「仙禽一聲(せんきんいっせい)」というお酒もいただきました。

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    「鶴の一声」という意味だそうで、甘み酸味が特徴の仙禽ながらその甘み酸味が控えめで飲みやすい仕上がり。4月にはお店に並ぶとのことでこれは楽しみ!

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    こちらは「仙禽鶴亀」。

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    精米歩合は磨きに磨いてなんと19%!そのおかげかとても甘く飲みやすい上品な味でした。

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    最後の最後にはラベルもされていない「ナチュール」というお酒。

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    調べてみるとこれが酵母無添加の生酛で作った逸品のよう。そうか、あの木の桶で仕込んでいたのがこのお酒なのか!

    連載:あおい有紀の〈気になる日本酒〉 vol.22「仙禽 ナチュール(酵母無添加きもと)」 | PREMIUM JAPAN – Part 2
    http://www.premium-j.jp/eat_drink/18668/2/

    惜しむらくはこれが出ることには結構酔っ払ってしまっていたこと……。ちゃんとどんな味かしっかりメモっておくべきでした……。

    お酒ばっかり書いてますがご飯もとてもおいしいお店でした。日本酒はやっぱりご飯にあわせてこそ派なので、たくさんの仙禽と美味しいご飯をいただけたのは至福の時でした。

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    宴会の後半は仙禽に対するクイズ大会。クイズ大会は参加者を3チームに分けた上で、利き酒を当てた人がいるチームはその分だけポイントをもらえる仕組みだったんだけど、残念ながら我が青チームは利き酒正解者ゼロ。しかもクイズは挙手で回答する仕組みのため、縦長の部屋で後ろの方に陣取っていた青チームはここでも不利となりじわじわと点差が開く始末。これはどげんかせんといかんねと思いつつ、クイズの出題を全部読み終わる前に回答を当てる作戦を発動、なんとか2回正解して最終問題で全チーム横並びまで持ち込んだものの、最後の最後で敗れ去りました。まあ、やるだけのことはやったから悔いはないかな……。

    クイズ読み終わる前に回答して2問正解したことで一樹さんには「今日のMVP!」とお褒めの言葉いただきましたが、蔵見学の説明が大変わかりやすく詳しかったので覚えやすかったことに加え、出題の傾向が心優しくつかみやすかったというのも理由ですかね。あれがもっと「ですが」を多用するいじわる系だったらとても正解できてなかった気がする。

    楽しい宴会時間も終わり、あとは東京まで帰るだけ……、という時間も残った仙禽で酒タイム! すでにいい気分で寝ている人も多い中、宴会で余った仙禽をたらふくいただき、ほんとに仙禽無双な1日でした。

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    本格的な蔵見学は初めてだったのですが、すごく説明が上手で細々と教えてもらえて、なんとなく頭で理解していた酒造りの一連をとても身近に感じることができました。もっと人数が少ない見学だと麹造りなども参加できるとのことで、ぜひまた機会を改めて参加してみたいものです。たくさんの仙禽を飲むことで仙禽にも詳しくなれて大満足のツアーでした。新作の発売が今から楽しみ。仙禽一聲は迷うことなくゲットしたいと思います。

  • 朧酒店の2周年パーティーが楽しかった

    朧酒店の2周年パーティーが楽しかった

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    東京は新橋にある朧酒店の2周年パーティーに先日行って参りました。

    株式会社 朧酒店
    http://www.oborosaketen.com/

    朧酒店は、大好きな日本酒銘柄である若波を取り扱っているということで前々から行ってみたかったお店だったのですが、先日ついに初めて訪れた際に「もうすぐ2周年イベントやるんです」という話を聞き、お店の日本酒ラインアップがとても好みだったこともあって勢いで参戦。お店に1回しか行ったことない新参者なのでどきどきしながら参加しましたがとても楽しい日本酒パーティーでした。いやー、参加してほんとによかった。

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    乾杯までのオープニングイベントとしてまずは利き酒ゲームに挑戦。日本酒は大好きだし飲み比べセットもよく注文するのですが、本格的にゲームとして答えるのはこれが初めてでドキドキ。

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    3種類のお酒を、この文章だけをヒントにして選んでいきます。

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    形容詞の表現はすべて捨て、精米度数だけを頼りにさくっと決めて投票。こういうのは得てして迷ってしまうとどんどんわからなくなるのでファーストインプレッションで決めてしまいました。

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    12月12日、13日も試飲イベントがあるみたい。残念ながらこの日は参加できないけど1人1000円は破格の値段。これ別の機会に行ってみたい。

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    そしてこちらが本日のメニュー。焼酎、ワインを入れると全部で30種類。日本酒だけで26種類!

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    そんなイベントのオープニングを務めるのは而今のにごり酒。而今ほんとにおいしいです。

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    各テーブルには水が必ず置かれているという優しい配慮。ただし、歴戦の勇者が集まるイベントだけに、水がガンガン空になっていてお店の人が大変そうでした。さすが日本酒飲みクラスタが集まってますなこのイベントは。

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    乾杯を終えたらいよいよ好きなお酒を自由に飲める時間。燗酒ゾーンも準備されていて多種多様なお酒を楽しめます。

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    大好きな大那と天青のカップリング!

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    若波、ラインアップにあるけどどこだろと探してたらこんなラベルになってた! もはや間違い探しレベルでしたが味は安定のおいしい若波でした。

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    お酒を堪能してたらなにやら会場中央で出し物がスタート。朧酒店の店長エイミーさんによるギターの弾き語りです。

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    「この曲知ってますかー?」という前説からおもむろにライブがスタート。

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    「なんかどこかで聞いたことあるなー……」という曲の最後を締めるフレーズはまさかの「油汚れにジョイ!」。それか、その曲か! 観客の心を一気に惹きつける素晴らしいパフォーマンス。

    その後もライブは続き何曲かを披露。声質や歌の雰囲気がとても好みだったので最後にCDを大人買いしてしまいました。YouTubeにもたくさん楽曲がアップされていたのでこちらにぺたりと貼っておきます。

    Aimee Ujiie – YouTube
    https://www.youtube.com/channel/UCpxvpGx83GPOj3wJeV7me5Q/videos

    ライブイベントの次はビンゴ大会。普段ビンゴ大会はあまり興味持たない派なのですが、朧酒店のビンゴってことは賞品間違いなくいい日本酒に決まってる! といつになく夢中に。それにしてもPowerPoint手作りのビンゴシート初めて見たw

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    残念ながらビンゴは1つもあたらなかったのですが、一等はやはり而今でした。ああ、而今うらやましい、最近全然手に入らない……。

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    そしてお待ちかねの利き酒イベントは無事に全問正解! 正解率が40%を超えるほど簡単な問題だったらしいけどそれでも素直に嬉しい! さすがに酒の銘柄まではわかりませんでしたが、味の違いははっきりわかった上での正解だったのでちょっと自信がつきました。

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    その後もひたすら日本酒を飲んだくれ。こちらは日輪田の純米吟醸。

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    澤の花の純米吟醸生。

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    なんだかんだ全部で10種類くらいは飲んだだろうか。とてもおいしいお酒だけでなくイベント自体がとてもあったかく楽しいもので、一度しか行ったことのないお店のイベントなのにとても気の置けない楽しいイベントでした。3周年も楽しみにしつつ、ちょこちょこ開催される店頭イベントも足を運びたいと思います。

  • 神田駅前に場所を移した「大江戸日本酒まつり」行ってきた

    神田駅前に場所を移した「大江戸日本酒まつり」行ってきた

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    今年で3回目を迎える大江戸日本酒まつり、3年連続参戦して参りました。

    大江戸日本酒まつりのブログ
    http://ameblo.jp/ooedonihonsyu/

    大江戸日本酒まつりは昨年まで神田明神の中で開催されていたのですが、昨今の日本酒ブームで参加人数が増えすぎたのか、今回は神田駅前に場所を移しての開催。今までの神田明神で開催されていた回はこちらをご覧下さい。

    神田明神の境内で日本酒が飲める「大江戸日本酒まつり」行ってきた – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2013/10/10/11437

    神田明神と日本酒のコラボ「大江戸日本酒まつり」今年も行ってきた – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2014/10/14/13493

    前売り券を握りしめていざ出陣!

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    今回は「大江戸東京まんまん祭り」というイベント内での開催、という位置付けになっているためか、出囃子なども行なわれていました。

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    開場からやや遅れていくと受付はすでに大渋滞。もうかなりの人気イベントになってるんだなとしみじみ。

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    安定の日本酒セット。おちょこを置く場所だけじゃなく購入した食べ物を置くスペースまで配慮されたトレイがありがたい。

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    そして2015年モデルのおちょこ。これもうおちょこというよりぐい飲みサイズですな。以前からこのイベントのおちょこは大きめだったのですが今年はさらに大きくなった感あります。

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    開場直後だというのに開場は大混雑。

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    まずは知人がお手伝いしているという中井 玉寿司へ。

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    今年からお会計は電子マネーが導入されました。ただし、お店によっては使えなかったり、使えるはずだったのに故障だったり急遽取りやめたりという場所もあって、必ず使えるというわけではありません。電子マネーが使えなかったお店の人にそれとなく聞いてみたら「手数料がね……」とのこと。電子マネー使えると思って財布持ってこなかった人が怒り出すシーンとかも見受けられたので、いっそのこと現金だけのほうがスムーズなのかもしれません。哀しいですけど。

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    そんな余談はさておき記念すべき1杯目は悦凱陣から。

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    イタリアン海老春巻きとの組み合わせ。1杯目からこんなに濃いめのお酒でいいのかというどっしり感ですが、こってり濃厚なイタリアン海老春巻きにとてもよくあう。

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    この春巻きほんとに美味しくてもう1つ食べたくなるくらいでしたがほかにも食べ物いっぱいあるのでがまんがまん。

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    続いて向かったのが「GEMINI by moto」と仙禽の組み合わせ。このイベントは有名店がそれぞれ日本酒の銘柄とコラボしているので、日本酒で選べば知らない店、お店で選べば知らない日本酒も楽しみやすいという仕掛けがとてもわかりやすい。最近こういう組み合わせのイベントも増えてきましたね。

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    どっしり冷やされた仙禽たち。

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    こちらのおつまみはいちじくブルーチーズハムカツ。

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    このハムカツ、チーズがとても濃厚で、そこにいちじくのほんのりした甘みが加わってこれまた美味。大江戸日本酒まつりはごはんもおいしいのが毎回嬉しい。

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    最初の2品が結構油っこかったので、ちょっとさっぱりしようかなと「musmus」の蒸し豚わさびへ。組み合わせるお酒は新潟の銘酒鶴齢です。

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    鶴齢のおすすめは? と聞くと「燗酒!」と即答。このイベントは全体的に濃いめのお酒が毎回多く、なので燗酒にしたほうがいい酒が多いのかほとんどのブースで燗酒を勧められました。

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    こちらが蒸し豚わさび。ほんのりわさび味に加えてキャベツが優しい味で、油っこいご飯を受け止めるにはぴったり。

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    次は名前にシンパシー感じまくるカイ燗。名前の通り燗酒が充実しているらしく、一度行ってみたいお店です。

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    こちらでいただくのは遠野のどぶろく。立て続けにお酒いただいていたのでちょっと休もうかなとソーダ割で注文。

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    そして出てきたお酒を見てびっくり。ソーダで割ってるのにこんなに濃いのか……。というかソーダで割ってちょうどいいくらいの濃さだったので、これソーダ割じゃなかったらとんでもなくヘビーなお酒だな。

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    カイ燗のおつまみは江戸前おから稲荷。稲荷の中がおからになっている、江戸時代の料理なんだとか。

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    稲荷に見えて中はあっさり。ご飯じゃないから割とさくさくたくさん食べられる。これちょっと今度作ってみたいな。

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    続いては鰻の高嶋屋。

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    しかし鰻はあまりにお高いのでここは日本酒の丹澤山だけをいただきます。

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    酒飲みの旅はまだまだ続き、続いては神田の酒趣。

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    日本酒は龍勢の「夜の帝王」。名前だけで注文しちゃいましたが、夜の帝王にしては優しい味でした。ヤンキーが雨の中で子犬助けてる感のある味。

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    ある程度お酒飲んだら頼もうと後半に回していた神田新八の酒かすすいとん。

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    このお酒に組み合わせるはひこ孫の「小鳥のさえずり」。

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    すいとんは思っていたイメージとは違って茶色い仕上がり。しっかりだしの効いたスープが日本酒ばかりの胃を休めてくれます。

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    イベントの最後は、毎回ゲストとして来ている太田和彦先生、尾瀬あきら先生を交えたトークセッション。マイクのボリュームが小さくて声が聞き取りにくかったのがちょっと残念。

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    会場が変わったことで多少雰囲気も異なっていたものの、相変わらずどっしり系の酒ばかり揃うという特徴は健在。神田駅前になったのは今年だけなのか今後もなのかはわかりませんが、次会の開催も楽しみにしています。

  • 日本酒の「美の川」ブランドがまさかの復活!

    日本酒の「美の川」ブランドがまさかの復活!

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    昨年の夏頃に突然飛び込んできた美の川酒造が事業停止というニュース。以前ブログにも書きましたが、燗酒のうまさと奥深さを教えてくれたお酒だっただけにとても哀しく思っていたのですが。

    良寛、朱鷺で知られる日本酒酒造「美の川酒造」がまさかの事業停止 – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2014/06/22/12956

    1年半の時を超えて、なんと美の川ブランドが復活とのこと。これはめでたい、ほんとにめでたい!

    ― 美の川を、いまも愛して頂いている皆様へ ― 平成26年6月に私の力不足から蔵を閉じた際には、大変多くの皆様方にご迷惑をおかけいたしました。心よりお詫びを申しあげます。 それから約1年半近くになろうとする今回、大変ありがたいこと…

    Posted by 松本 英資 on 2015年10月15日

    大事な部分を以下抜粋。

    それから約1年半近くになろうとする今回、大変ありがたいことに新潟県・
    津南町の苗場酒造株式会社様より在庫酒と商標をお引き取り頂き、美の川
    ブランド復活のご支援を頂けるというお話しを頂きました。

    多くの思いが詰まった酒を美の川・良寛のブランドで再販売できるという
    チャンスを頂くことができ、改めまして感謝を申し上げます。

    これを読む限り、あくまで在庫のお酒を再度販売できるとのことで美の川の酒造りそのものが復活するわけではなさそうですが、とにもかくにも改めて美の川の酒が買えるというのは嬉しい限り。冬も近づいて燗酒が美味しい季節なので、また冬に鍋でもつつきながら良寛や朱鷺を合わせて楽しみたいものです。

  • 寝かせた日本酒だけを集めた「熟成古酒ルネッサンス2015」行ってきた

    寝かせた日本酒だけを集めた「熟成古酒ルネッサンス2015」行ってきた

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    最近の日本酒ブームでいろんな日本酒イベントが開催されるようになりましたが、そんな中でもひときわ珍しいと思われる「熟成古酒ルネッサンス2015」に参加してきました。

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    日本酒というと作った年にすぐ飲むお酒で、ワインのように寝かせるイメージがないかもしれませんが、実は日本酒も数年くらい寝かせておく「熟成古酒」という飲み方があります。もともと熟成古酒は江戸時代くらいまでは当たり前だったけれど、明治以降は余り飲まれなくなってしまい、今また改めて脚光を浴びてるんだとか。

    そんな熟成古酒ばかりを集めたこの熟成古酒ルネッサンスは、前売り券ならたった2,000円で飲めるというとんでもなくコストパフォーマンスの高いイベントです。前々から気になっていたイベントだったのですが、今年はスケジュールの都合もついて無事参加することができました。

    入り口では1人1つプラスチックのグラスを受け取り、このグラスで各蔵や酒店のお酒をいただきます。

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    会場には至る所にペットボトルの水が用意されているというありがたい配慮。ただでさえ日本酒は水と一緒に飲むことが推奨されているのに、ましてや熟成古酒ばかりが集うイベントですから水は本当に大事。

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    一番最初にいただいたのは「すず音」でおなじみ一ノ蔵さんの熟成古酒。

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    みてくださいこの風格ある色合い。熟成古酒ならではの香りや味わいもありつつ、どことなく飲みやすいのはさすが一ノ蔵。会場では先日酒とさか菜のイベントでいろいろお話聞いた鈴木社長が自らお酒を振る舞っておられました。

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    こちらは龍力の熟成古酒。

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    ほんのり色味がつくくらいの熟成感でこちらも飲みやすいかんじでした。

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    すず音と同じくらい大好きな発泡日本酒「ねね」でおなじみ五橋の熟成古酒。

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    一ノ蔵と同じくこちらも飲みやすい。熟成古酒というとどっしりした味わいのイメージ強いんだけど、これくらいだと熟成古酒の香りを楽しみつつもさらさら飲めそう。

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    これがお勧め! と教えてもらったのが木戸泉酒造の「玉響(たまゆら)」。

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    こちらは作りたての1年物から2009年、1997年、1984年まで年代で違いを楽しませてくれました。84年が一番重そうなのに色も味わいも97年がどっしりしていて、その違いもまた面白い。

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    こちらは麗人酒造の「酒古里」。こうかいて「シャブリ」と読むんだとか。

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    その名前の通りしっかりした酸味で、まるでワインを飲んでいるような味。熟成古酒、奧が深すぎるぜ……。

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    今回のイベントでマイベスト3に入ったのが玉川のタイムマシーン。

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    これが燗にするとやたらうまい! どこかアーモンドのような甘みのある味わいが燗で更に高まります。燗酒もほんと奧が深いなあ。

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    独楽蔵も燗酒あり。どっしりしたお酒になりやすい熟成古酒はやっぱり燗酒が合うのかなー。

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    そして今回のイベントで俺ベストに選んだのが車坂の熟成古酒。

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    それがこちらの「20年以上常温熟成古酒」。アルコール度数は19%と日本酒の限界ぎりぎりまで高い度数が20年寝かすことですごく味わい深く仕上がっています。

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    オープン価格ということでどきどきしながらいただきましたが、さすが20年寝かすと味わいのどっしり感が段違い。こういう熟成感たっぷりの古酒大好きだわー。あまりに気に入ってしまい購入できるお店まで教えていただきました。オープン価格ということでお店によって値段違うそうですが、それでも1升で3000円もしないとのこと。

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    同じ車坂のこちらは「THE OLD TIMES」。

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    ラベルのクラシック感に対してお酒自体は透き通って飲みやすい味でした。個人的には20年古酒のほうが好きだなー。

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    こちらは寝越庵というちょっと変わったお酒。あいちやという酒屋さんが作っているオリジナルのお酒なのですが、面白いのはその蔵元。なんと同じ名前なのに毎年違う蔵元がお酒を造っているのです。

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    たとえばこちらは南部美人。

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    こちらは吟雪という今はもうない蔵なんだとか。

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    2003年ものの吟雪をいただきましたがさすがどっしりしていてすごい。ちなみにもうない蔵の酒かつ寝かせている期間も長いので、1升で1万円以上するんだとか。

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    Webで寝越庵見たらとんでもない年数がごろごろしてるな……。

    寝越庵のお酒/日本酒・熟成古酒の通販 あいちや
    http://vintagesake.com/shopbrand/005/018/Y/

    こちらはワイングラスでおいしい日本酒アワードでもよく見かける奧の松の熟成古酒88年もの。

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    甲子の10年もの。これもかなり美味しかったのですがこれで4合1,300円とか、日本酒はほんとに安すぎるなー。

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    こちらは世界一統という変わった名前の蔵からこれまた不思議な名前のお酒「汲古」。

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    熟成古酒マイベスト3の最後はこの「江戸の仕込」。どっしり系大好きなわたくしはかなり好みの味でした。

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    こちらは純米酒の古酒「秀よし」。純米ベースなので寝かせてもすっきり甘くて飲みやすい味でした。

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    だるま正宗の十年古酒。

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    これも好きな酒でした。中でも熟成古酒と本醸造のお酒を混ぜた濃熱オールドがすばらしいバランス。

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    熟成古酒だけだと若干酸味が強いのですが、本醸造と混ぜることですごく口当たりが良く飲みやすい。お値段的にも手頃感あってこれは欲しいなー。

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    余り熟成感なかったけどおしかった月山の2007年もの。月山の上品な飲みやすさが寝かせることで深みがでていてとても美味しかった。

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    熟成古酒というのはここ最近になって復活したお酒なので、作り方などもまた新たに試行錯誤している段階らしく、各蔵がいろんな作り方をしていました。本醸造みたいなお酒もいいし以外と純米を寝かせてもいい、寝かせ方も常温だったり冷蔵だったりいろんな方法があって、またあらためて日本酒の奥深さを知ると同時に日本酒が好きになりました。

  • 日本酒をおすすめするときに気をつけていること3つ

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    いまではすっかり日本酒が大好きな私ですが、以前は日本酒が全然飲めませんでした。それは若い頃に飲んだ紙パックの安酒の思い出が強かったせいなのですが、あるときおいしい日本酒飲んだら「こんなにおいしい日本酒ってあるんだ!」と価値観がすっかり変わり、一気に日本酒好きに。

    そんな思いもあるだけに、日本酒あまり飲んだことない人もひょっとしたら実は日本酒が好きになるかもしれないと、日本酒を普段は飲まない、飲み慣れない人にも日本酒を飲んで欲しいなと日頃思っています。もちろん好きでもない人に無理強いしてはいけないけれど、ただ単においしい日本酒と出会ったことがない自分のような人が、実は日本酒を好きになるようなきっかけをお手伝いできたらいいなあと。

    そんな私が知人に日本酒を勧める時に気をつけていることをいくつか選んでみました。なお、あくまで対象は「日本酒を飲んだことがない」「安酒のイメージしかない」というような人たちで、「日本酒がそもそも好きではない」って人に無理強いするようなお話ではないことご留意くださいませ。

    日本酒以外のお酒がある店を選ぶ

    おいしい日本酒のお店というのは得てして日本酒中心だったりすることが多く、日本酒を飲み慣れない人にとっては選択肢の幅があまりないということも。なのでできるだけ日本酒以外のお酒も楽しめるお店を選ぶようにしてます。

    と口で言うのは簡単ながらなかなかこれを両立するお店は難しいのですが、自分の知ってる範囲だとこんなところ。

    「CRAFT BEER MARKET 三越前店」おいしいクラフトビールも日本酒もリーズナブルに楽しめるお店 – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2014/05/05/12472

    クラフトビールも日本酒もリーズナブル、ご飯もおいしいと三拍子揃ってます。

    KRAFTWORK DINNING万事快調
    http://ameblo.jp/banji-kaichou/

    万事快調 (KRAFT WORK DINNING) – 東池袋/ビアバー [食べログ] http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13149877/

    クラフトビールと無濾過生原酒というこだわりのハイブリッド。池袋はクラフトビールのおいしいお店けっこうありますね。

    池袋の居酒屋『池袋の風』飲み放題・宴会・パーティー承ります!
    http://www.kazetogenki.com/

    ぐるなび – Dining kaze 池袋の風
    http://r.gnavi.co.jp/p776500/

    同じく池袋のお店ですが、ここはクラフトビールと日本酒に加えて焼酎や梅酒も充実。お酒のラインアップはかなりの数です。

    うまい日本酒が楽しめる「お値段以上の大衆居酒屋」神保町・大金星行ってきた – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2012/06/21/7625

    大金星 | 朝挽もつ焼き・鉄板焼そば お値段以上の大衆居酒屋 大金星
    http://daikinboshi.net/

    自ら「お値段以上の大衆居酒屋」と言うだけにお値段リーズナブルながら日本酒も充実、ご飯もおいしくてオススメ。

    麦酒と牡蠣とおばんざい『麦酒庵』
    http://www.bakushuan.com/

    麦酒庵 (バクシュアン) – 大塚駅前/ビアバー [食べログ] http://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13122240/

    大塚にあるその名の通りビールのお店なのですがなぜか日本酒も大量にラインアップ。あと牡蠣も有名なので美味しい牡蠣とお酒が楽しめます。

    ぐるなび – SWANLAKE Pub Edo 八重洲店(京橋/ビアレストラン)
    http://r.gnavi.co.jp/gcnu700/

    日本が誇るクラフトビール、スワンレイクの直営店なのですが、日本酒どころでもある新潟のビールということもあってかちょこちょこ日本酒もおいてあります。日本酒メインというよりあくまでクラフトビールメインで、後半に日本酒堪能したい、という感じかな。

    他にもいろいろありそうですがとりあえずこんなところで。日本酒以外のお酒も充実しているお店というのはなかなか貴重なので、他にも「これはオススメだ」というお店ありましたらぜひ教えてくださいませ。

    1つめがちょっと長くなったところで2つ目はこちら。

    できるだけ飲みやすい日本酒を勧める

    そもそも日本酒が合わない人に無理させる必要はないですが、おいしいと思える日本酒に出会えてないというケースの場合、できるだけ飲みやすい日本酒をすすめるのが大事。それも単に飲みやすいというより「こんな日本酒あるの?」という出会いのほうが経験上日本酒を好きになってもらいやすいと思います。

    そういう意味でやはりおすすめは発泡系。その代表格たるすず音とかは間違いない一押し。

    すず音 一ノ蔵
    http://www.ichinokura.co.jp/syohin/t/suzune.html

    最近好きな発泡系は五橋の「ねね」。すず音に比べるとあまり見かけないかもですが、とても優しくて美味しい発泡系日本酒です。

    発泡純米酒 ねね-純米酒/日本酒ショップ 五橋
    https://shop.gokyo-sake.co.jp/junmai/junmai10.html

    このあたりは1年通じて手に入りますが、シーズンによって買える系では亜麻猫スパークリング、雁木スパークリングなんかもかなりのオススメ。亜麻猫はスパークリングじゃなくても飲みやすくて日本酒慣れしてない人に受けがいいです。

    亜麻猫スパーク
    http://www.kanese.com/SHOP/amaneko-spark720.html

    雁木 スパークリング – 山口県の酒
    http://10yondai.blog67.fc2.com/blog-entry-432.html

    お手頃に入手できるという点では「澪」もおすすめ。こちらは後から炭酸を詰めるタイプの発泡日本酒ですが、コンビニでも買えるお手頃な価格が嬉しいところ。瓶内発酵の日本酒はおいしいけどやっぱりお高いので、この値段で手軽に飲めるというのはとてもありがたい。周りにも「日本酒苦手だったけど澪はおいしい」という声をちょいちょい聞きます。

    松竹梅白壁蔵「澪(みお)」MIO スパークリング清酒 | 宝酒造株式会社
    http://shirakabegura-mio.jp/

    日本酒が苦手な人にも試して欲しいお手頃価格のスパークリング日本酒「澪」試飲イベント行ってきた – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2013/07/23/10933

    発泡系ではないけれど甘くてすっきり飲みやすい日本酒も割と受けはいい。王道はやっぱり獺祭ですかね。ただ獺祭は人気すぎて入手が難しくなっているのとお値段がちょっとお高いのが難点。それでもワインに比べたら激安といってもいい価格ですけれど。

    獺祭の蔵元|旭酒造株式会社
    http://www.asahishuzo.ne.jp/index.php

    最近受けがいいのは上のスパークリングでも出てきた新政酒造の亜麻猫。亜麻猫はほんのり酸味があってとてもおしゃれな味に仕上がっていてとても受けがいいです。新政の酒は亜麻猫に限らずNO.6もクリムゾンもビリジアンもどれ飲んでもだいたい間違いが無い。

    新政 あらまさ 秋田県 日本酒 新政酒造 亜麻猫 ヴィリジアン クリムゾン NO6(ナンバーシックス) R S X 佐藤卯兵衛 亜麻猫 日本酒 地酒専門店 東京池袋 升新商店
    http://www.masushin.co.jp/aramasa_.htm

    おそらく獺祭以上に入手困難なのが而今。たぶんお店で買うのはよっぽどのことがないと無理です。ただお店ではちょこちょこ見かけるので、この変わった文字を見かけたらぜひ飲んでみてください。

    而今
    http://www.kanese.com/SHOP/122604/list.html

    新潟の山間と書いて「やんま」と読むお酒もほんとにうまい。こちらもあまり東京では見かけないんだけど目にしたらとりあえず注文しとけといいたいクラス。

    山間 仕込み13号 純米大吟醸 無濾過原酒… – 清水酒店営業後ブログ
    http://shimizu-saketen.tumblr.com/post/101461551512/13

    逆のアプローチとして「洋酒は飲むけど日本酒は・・・・・・」という人はこういう甘い酒よりがっつり濃い酒が喜ばれます。この太陽は15年も寝かせたため、色もほんのり黄金色がついていてすごいどっしり感。

    話題の”熟成”を日本酒でも! 2つの古酒をブレンドした秘蔵の日本酒を販売 | マイナビニュース
    http://news.mynavi.jp/news/2014/08/05/161/

    ウィスキー好きに本当に喜ばれるのがこの越後侍 ナポレオン。アルコール度数は46度とすでに日本酒の域を超えているためジャンルはリキュールですが、この濃いお酒をオーク樽で寝かせることで日本酒なのにウィスキーの味わいがあるというおそるべき酒です。

    さむらいナポレオン | 玉川酒造株式会社
    http://www.yukikura.com/product/samurainaporeon.html

    ちょっと脇道にそれましたが、本題に戻って飲みやすい系のお酒である発泡系日本酒が飲めるお店。すず音が飲めるお店はいくつもありますが、酒とさか菜はいろんなタイプのすず音が飲めるのが面白いところ。ラインアップは若干日本酒よりなので、より日本酒に興味ある人向けではありますが、琥珀エビスや焼酎、日本酒もあるのと、何よりご飯がとてもおいしいです。

    日本酒はもちろん料理もうまい!! 渋谷で全力オススメのお店「酒とさか菜」 – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2013/04/26/9038

    渋谷 日本酒専門店 酒とさか菜
    http://www.saketosakana.net/

    同じ渋谷では道元坂にある米心が発泡日本酒のラインアップが豊富。ご飯もおいしいし日本酒もたくさん取りそろってます。こちらも酒とさか菜と同様、日本酒寄りのお店ですね。

    米心 (マイシン) – 渋谷/居酒屋 [食べログ] http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13159399/

    意外な日本酒という意味では日比谷Bar系列のSAKE HALLは多種多様な日本酒カクテルが楽しめます。「これほんとに日本酒なの!?」という驚くようなカクテルはもちろん日本酒も飲めるし、ビールも普通のカクテルも多数揃ってますよ。

    銀座の贅沢な個室で日本酒の接待 | SAKE HALL HIBIYA BAR
    http://www.hibiya-bar.com/shop/sake_hall/

    そして最後はお店やラインアップというより態度的なおはなし。

    日本酒のうんちくをぶつけない

    ここは温度感あって難しいのですが、得てして知識を相手に伝えるときは相手が全然興味を持ってくれない場合かえって逆効果になってしまうなと。もちろんうんちくすべてが悪いというわけではなくて、相手に求められているうんちくならいいけど、相手の興味を超えるうんちくというのはあまり好まれないかなというバランス感のお話です。

    そもそも自分自身、日本酒は好きだけど下手の横好き的な知識であって、ぶつけられるようなうんちくを持ち合わせてないんですけどね。北風と太陽みたいなもので無理に知識をおしつけるよりは相手が興味を持つようなアプローチのほうがいいなというところを割と気をつけるようにしています。

    なので日本酒にあまり慣れてない人に対しては吟醸がどうした無濾過がどうしたとかいう話より「甘いのがいいかすっきりしたのがいいか」程度にとどめておいて、むしろ「気になる名前でえらんじゃえ!」くらい雑なアプローチにしています。というより自分自身、覚えやすいように変わった名前のお酒頼みがちなんですけどね。だって酔っ払うとおいしくても忘れてしまいがちなんだもの……。

    もちろん日本酒にすごく興味を持っている人であれば詳しい話も楽しいものだし、要はTPOということなんだけど、得てしてあまり日本酒に興味ない人にあまり熱意をぶつけすぎると空回りしてしまいがちなので、このあたりは割と気をつけています。

    お酒自体飲み過ぎればどうしても酔いが回り記憶力も低下するものなので、無理して味にこだわるよりその場が楽しいのが一番。だから日本酒も無理強いはしたくないけど、日本酒そのものが好みでないならともかく、昔飲んだ日本酒の悪いイメージでそのまま飲まず嫌いになってしまっている、というのは実にもったいないので、相手に迷惑に思われない範囲でこれからも少しずつ啓蒙活動していこうと思います。

  • 日本酒好きが高じて日本酒専用冷蔵庫を自宅に導入したら幸せになれた

    日本酒好きが高じて日本酒専用冷蔵庫を自宅に導入したら幸せになれた

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    日本酒からみでもう1つエントリー。日本酒好きが高じて購入した日本酒冷蔵庫は周りの日本酒好きからちょいちょい質問もいただくのでこの機会にご紹介しておきます。

    我が家に導入したのはレマコムの100Lタイプ。

    冷蔵ショーケース 100リットルタイプ RCS-100[0〜10℃] ガラスショーケースで冷蔵に!販促に!保存用に!
    http://www.remacom.com/-p-86.html

    棚はざっくり3段になっていて、上に四合瓶を2段、下に350mlの缶を1段入れられるくらい。我が家ではこんな感じで運用しております。

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    上の段を取り外すと一升瓶も収納可能。ただしそうすると四合瓶の収納本数が少なくなってしまうのでなかなか悩みどころですね。自宅で飲むくらいだと四合瓶くらいがちょうどいいので、最近買うお酒は四合瓶のみにしていいお酒でも一升瓶はなくなくあきらめるか、普通の冷蔵庫に入れて保管することにしています。

    いいところとしてはやはり日本酒をちゃんとした環境で大量に保存できること。保存状態は普通の冷蔵庫でもさほど変わらないと思いますが、こうやってラベルを見ながら保管できるというのはコレクションとしても楽しめて嬉しい。日本酒はワインと違って縦保存するのでこうやって冷やしながらラベルが堪能できるのがいいところですね。

    デメリットとしては大きいので置き場を取る、電気代がかかる、業務用なので廃棄時のリサイクル料金も業務用扱い、というところでしょうか。なので当然のことながら万人向けではないのですが、日本酒が好きで自宅でもいい日本酒飲みたいって人は専用冷蔵庫があるとかなり幸せになれます。

    お値段も4万円しない程度なので、ミラーレス一眼買うくらいのお値段で十分おつりが来る。個人的には「ゴルフに費やすのと感覚は変わらない」とよく称していますが、趣味が日本酒と言い切れるくらいの人ならその趣味の費用として十分に費用対効果あると思います。

    しかしAmazon、業務用冷蔵庫まで普通に売ってるんだな・・・・・・。Amazonに売ってないもの探すほうが難しそうだ。

    レマコム 冷蔵ショーケース 100リットルタイプ RCS-100

  • 【書評】「白熱日本酒教室」は日本酒好きがもっと日本酒を好きになれる1冊

    【書評】「白熱日本酒教室」は日本酒好きがもっと日本酒を好きになれる1冊

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    醤油に詳しい人としてタモリ倶楽部にも出演したむむさんこと杉村さんの最新作「白熱日本酒教室」献本いただきました。ありがとうございます!

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    発売は11月25日、都内では早ければ25日当日、全国では26日くらいから購入できるのではないかとのこと。

    「白熱日本酒教室」は本日より発売です! たぶん都内の早いところだと今日中に並んだりして、他の地域だと明日から並ぶんじゃないかと思われます。よろしくお願いします!

    「白熱日本酒教室」本日発売! – 醤油手帖
    http://shouyutechou.hatenablog.com/entry/2014/11/25/083725

    杉村さんは醤油はもちろん日本酒の研究も行っており、自由大学で日本酒に関する講義を行ったり、日本酒を解説するイベントを開催したりと精力的に活動されています。

    本人を知る人だれもが「おい」と突っ込みたくなる著者像
    本人を知る人だれもが「おい」と突っ込みたくなる著者像

    以前にこのブログで紹介した日本酒イベントも杉村さんが開催したイベントでした。

    イベント「もっとも〜っと日本酒を知りたいっ!やさしい日本酒講義 Special」で日本酒のなんたるかを学んできた – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2013/02/14/8526

    それまでただ漠然と日本酒を飲んでいた私ですが、このイベントで日本酒の作り方や分類を覚えたことでさらに日本酒が好きになりました。イベント参加前と後では日本酒に対する意識や向き合い方も全然違っていて、自分の中でも大きなターニングポイントになった大事なイベントです。

    本書はこのイベントをさらに掘り下げた、日本酒についてもっと知りたいという人に向けた書籍です。基本的な内容は上記のイベントと同じ方向性ですが、お酒の作り方やその分類などがとても詳しく丁寧に解説されています。「ひやおろし」とはなんぞや、「辛口」ってどういう味、さらには日本酒で悪酔いしないためのコツなど、日本酒に関する基本的な知識はほぼほぼ網羅しているといっても過言ではないほどの充実っぷり。

    一方で本書は日本酒そのものを学ぶ本なので、お勧めの日本酒や居酒屋などは紹介されていません。お酒やお店の選び方は解説されているけれどあくまで選ぶのは自分、そのための知識を身につけましょう、というのが本書です。

    基本的には日本酒をまったく知らない人というよりは、興味があるけどなんとなくしか知らない、もっと日本酒の用語や選び方について詳しくなりたいという人向け。そういう人には1つ1つの用語が本当に細かく懇切丁寧に解説されているのでとてもわかりやすい。

    たとえば下記のように日本酒はラベルにたくさん情報がつまっていて、その意味を知るだけでどんなお酒かだいたい知ることができる。もちろん実際に味わうとラベルだけでは計り知れない味の広がりがあるのも日本酒のおもしろさですが、少なくとも生原酒なのか火入れなのかを知るだけでも酒の選び方が全然変わってきます。

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    自分でも上記イベントに参加して一通りの知識はわかっていたつもりだったけど、この本を読むことでそれぞれの用語や知識をより腑に落とすことができました。日本酒のありがたいのは当たり前ながらすべてが日本語なので、用語もそれぞれ意味があってわかりやすいんですよね。特に日本酒は「生」がつくいろんな種類があるのですが、それぞれ「生」の意味が違うというのも本書を読むとすごくわかりやすく解説されています。

    個人的にお勧めしたいポイントは、醸造アルコールを添加したいわゆる「アル添」についても解説されていること。自分も昔は純米最高と思っている時期がありましたが、いろんな日本酒を飲むことで醸造アルコールが入っていても美味しいお酒はいっぱいあるし、手に取る値段とのバランス考えても醸造アルコール入りかどうかは気にするポイントではないな、と痛感しているだけに、醸造アルコールのくだりは日本酒好きな人にぜひ読んでいただきたいところです。

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    繰り返しながら日本酒をもっと詳しく、もっと好きになる人のための書籍なので、日本酒について一通り解説できるような知識の人は対象外だし、そもそも日本酒ほとんど飲まないという人にも意味が無い。だけど日本酒が好きになりはじめてもっと詳しくなりたい、もっと上手に選びたいという人にとってはまさにうってつけの1冊ではないかと思います。


    白熱日本酒教室 (星海社新書)

    書いてて日本酒飲みたくなったな。

  • ぼくのかんがえたさいきょうの日本酒アプリ

    ぼくのかんがえたさいきょうの日本酒アプリ

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    日本酒好きとして新しくリリースされる日本酒アプリはちょいちょいチェックしているのですが、本日もまた新しい日本酒アプリが登場しました。

    中田英寿監修による “酒飲み”のための日本酒アプリ「Sakenomy」 – ケータイ Watch
    http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20141020_672143.html

    実際に使ってみたところ残念ながら自分の欲しいタイプのアプリではなかったのですが、身の回りでもどんなアプリなのか気になっている人もちょこちょこいたのでさくっと使い勝手をば。まずは手持ちのお酒で一番メジャー感のある新政の亜麻猫で試してみました。

    データベースに存在しないお酒はそもそも反応すらしないので、データがないのかうまく読み取れてないのかもよくわからない。仕方ないから手動で検索してみると新政が1個しかない! おお、始まったばかりのアプリとはいえ、新政クラスで1種類しかないのか・・・・・・。しかもクリムゾンとか・・・・・・。

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    気になったので有名なお酒で検索。獺祭で調べたら磨き二割三分のみがヒット。

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    新潟の銘酒八海山は3種類ほど。

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    鍋島に至ってはゼロ。うーむ、鍋島クラスでひっかからないか・・・・・・。

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    新潟の銘酒山間もゼロ。まあ鍋島で引っかからないなら仕方ないですかね。

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    敬愛してやまない而今もゼロ。

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    千壽、万壽で有名な久保田までまさかのゼロ。

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    でもアプリの紹介記事にも使われてる紀土はすげえ登録されてるwww

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    ちなみに手持ちの酒ではアプリでヒットしなかったので、日本酒の写真を使って試してみました。データベースにさえマッチングするのであればかなりさくっと登録されて気持ちいい。ここの作りはよくできてる。

    ただし問題はそもそもデータベースとマッチングさせるということ。ポケモンやら妖怪ウォッチのように数が決まっているものならいざ知らず、日本酒というあまりにも数が多すぎるものをデータベースでマッチングさせようというのが無理難題。

    たとえば以下の本で紹介されている日本酒の種類は1万5000種とこのアプリの10倍以上。しかもこの本、1銘柄は1種類としか数えないので、純米大吟醸も本醸造も1種類扱いのため実際の日本酒数はもっともっと多い。さらにはこの本ですら日本のお酒全部を収録したわけではないというほど日本酒の数は多く、これをデータベースで全部まとめようというのは正直言って至難の業なのです。


    日本酒15,706種?日本全国の日本酒を網羅するデータブック

    そしてさらに問題というかこれこそがもっとも重要なのが、日本酒の写真撮るときは当然ながらたいていの場合は酔っ払ってるということ。酔っ払ってる時にデータベースマッチングしてうまく写真が撮れなくてムキー! とかなってたらとてもじゃないけどそのアプリは使い続けられる気がしません。酔っ払ってる時にやりたいのはそんな面倒なことではなく、ただただ写真撮って管理するだけでいいのです。

    というわけで前置き長いですが個人的に本当に欲しいのは「ただその場で写真を撮って保管できる」だけのシンプルアプリ。もちろんいろんな付加機能はあるにこしたことはないけれど、酔っ払ってる時もとりあえず写真だけ撮っておけばあとで見返せる。データベース照合なんかは後でいくらでもやればいいし、写真がイマイチで照合うまくいかなかったら手でやればいい。

    そんなデータベースマッチングよりも大事なのは自動的に付与される情報。たとえば写真に合わせて時間とだいたいの位置情報さえ取れれば、昨日の何時頃どの店で飲んだ酒というのは後からわかる。入店時間と退店時間だけ後から設定すると、その間にタイムスタンプがついたお酒は全部このお店で飲んだお酒、というまとめ方だってできる。ただでさえメモすら面倒になる酔っ払いがいかに簡単に登録できるかという視点の日本酒アプリこそが僕の求める日本酒アプリであります。

    以下はざざっとイメージを図にしてみました。10分くらいで作成したので画面遷移おかしいとかいろいろ問題はありますがイメージだけ理解してもらえれば。

    アプリ起動時はいきなりカメラが立ち上がる。やることは目の前の酒を撮影するだけ。アプリ起動前に撮影した写真も登録できるようギャラリーから呼び出しもできる。右下のアプリは保存済みの日本酒を一覧で見たい人向け。一覧で見るなんて余裕ある行動は後回し後回し。やるべきことはただ写真を撮る、それが最優先!

    スライド1

    1枚撮影した後の画面。もうこの後は登録押すだけでいい。Androidなどであれば登録を押さずにこのアプリで撮影した時点で専用フォルダに画像を保存して仕分けておいてもいい。余裕がある人は写真を3枚くらいまで撮影してメモを残す。メモもめんどくさいから1行目が自動的にタイトルになるようにしてあとは自由記入。その他付帯情報として時間とGPSは自動で設定。GPSも余裕があればFourSquareのAPIかたりからお店情報ひっぱれるけどめんどかったらとりあえず登録。

    スライド2

    イメージはこんなかんじ。日本酒だと前のラベル、後ろのラベルは必須、あと1枚は日本酒の色だったりシールだったりを撮れればいい。もっと写真撮りたくあなるかもしれないけどここはもう決め打ちで3つくらいにしておく。
    スライド3

    撮影したアーカイブは一覧でまとめて見られる。酔っ払ってるとカメラすらめんどいのでテキストだけでも登録できる。さらにはお酒だけじゃなくて教えてもらったお店の情報とかも登録しちゃう。そうすると酔っ払って後で「あれ、昨日教えてもらったオススメのお店なんだっけ・・・・・・」って時にもわかりやすい。タイムスタンプとだいたいの位置情報さえあれば結構後から見返してもいい情報になるので。
    スライド4

    最低限はこのくらいで、あとはユーザー投稿だったりコメントだったり、ユーザーの上げた写真をデータベースにしたりしてもいい。ビジネス的にはここで日本酒売るもよし、レストラン情報を出すもよし。ネイティブ広告なんかも日本酒に特化したアプリなら日本酒好きが集まっているわけで、そういうターゲティングできているところへのネイティブ広告はなかなか効果的なんじゃなかろうか。

    あくまで素人考えの発想ではあるものの、日本酒好きがいままでいくつものアプリ試してきた結果「とりあえず写真で残せればいい」というのが最終的に至った結論であり、そういう「まずは写真を残す」ことを重視した日本酒アプリとか誰か作ってくれないかなーと思う次第であります。自分で作れよという話な気もしますが。

  • 神田明神と日本酒のコラボ「大江戸日本酒まつり」今年も行ってきた

    神田明神と日本酒のコラボ「大江戸日本酒まつり」今年も行ってきた

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    神田明神の中でおいしい日本酒を飲める「大江戸日本酒まつり」、第1回だった昨年に引き続き、今年も台風迫る中参戦してまいりました。

    昨年の模様はこちら。

    神田明神の境内で日本酒が飲める「大江戸日本酒まつり」行ってきた – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2013/10/10/11437

    台風19号が近づく中、できるだけ大雨が来る前に日本酒を堪能しようということでイベント開始の10時前に到着するもすでに小雨がぱらつく状態に。

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    まずはチケットを専用グラスと引き替えます。前売り券は1,00円で、日本酒はその都度キャッシュオンでいただく仕組み。

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    日本酒をいただくおちょこに食べ物を載せられる器付き。このイベントはこういう配慮が嬉しいポイントです。

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    今回は台風が近づいているということもあって建物内の会場も開放されていました。しかもありがたいことほぼ全酒のブースも室内に用意されているのでわざわざ外に出る必要もなし。これで雨の心配はなくなった!

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    そして今回も大江戸日本酒まつりのおちょこをゲット! 日本酒イベントではおちょこがもらえるのが恒例ですが、大江戸日本酒まつりのおちょこは一回り大きいのでイベント後も重宝するのですよね。

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    オープニングアクトはいろいろ迷いましたが飲みやすいスパークリング系がよかろうということでとんぼスパークリングをセレクト。

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    なにやらこのお酒はスパークリングをお燗にもできるとのことでそれも気になります。

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    シュワシュワで飲みやすく一番最初の一杯にぴったり……,と思ってたらこれがスパークリングとは思えないどっしり感。大江戸日本酒まつりは割と重めの酒が揃う感あるのですが、まさかスパークリングまでどっしり感で来るとは……。

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    これは気になったのでその後スパークリングのお燗にも挑戦。

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    あったかいスパークリングってどんなもんなのかドキドキ。

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    これが温かいのにスパークリングのしゅわしゅわ感もありつつ、どっしりした味わいがお燗にぴったりあってる。これお燗にしたほうがおいしいスパークリングかもしれんな……。

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    イベント開始直後は「夏子の酒」で有名な尾瀬あきら先生のサイン会へ雨の中地上へ。昨年ここで購入して以来、どうらく息子の大ファンになったのだよなーというのも思い出深いイベントです。

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    無事にサイン本をゲットして地下に舞い戻り、今度は気になっていた赤い日本酒「伊根満開」へ。

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    みよこの真っ赤な日本酒を! 古代米で作ったというこのお酒、とても酸味が強くて強烈な味。これ炭酸で割ったりしても美味しそう。

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    濃い酒ばかりでちょっと疲れたので飲みやすいおしゃれな新政クリムゾンへ。大きめのおちょこ一杯に300円は安いなー。

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    新政クリムゾンも決してそこまで軽いお酒ではないんだけど、周りが重たいお酒ばかりなのですごい安らぐw

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    続けて注文した「世は満続」。字が実にいい言葉ですなー。このお酒とってもすっきり飲みやすくて、かなり日本酒休みできました。

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    だいぶ飲みやすいお酒でバランス調えたところで、どっしりが飲みたくなって十旭日。日本酒なのにこの色の濃さと来たら!

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    なぜか100円で売られていた食べられるトレイ。紫芋味で美味しゅうございました。トレイまで食べられるってのはおもしろいなー。

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    このどっしりした色のお酒は5年前に10年物だったという開運。てことは15年じゃないか……。どっしり好きにはたまらない濃厚な味わいの日本酒でした。

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    甘くないにごりという宗玄のにごり。確かに甘酒っぽい甘さがなく濁りの味がどっしり来る。これ熱燗にしたほうがよかったかもなー。

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    北海道の日本酒フェアっぽいブースもあったので、名前が面白い二世古の純米生原酒をいただきます。

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    生原酒でどっしりなんだけど、他に濃い酒多すぎてこれでも飲みやすく思えるレベル。

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    まだまだ飲み足りないと続いては長珍に。愛知の日本酒らしく新聞紙も三重のテレビ局が。

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    奇跡的にも雨が途中でいったん止んだので外を探索。

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    おいこれ大丈夫かwww

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    外で見つけたこれまたどっしりの酒。日本酒でここまで濃いとか……。

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    室内に戻り、昨年もいただいたどっしり系の龍勢をおいしくいただきます。

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    最後はさっぱり締めたいなというタイミングで発泡系のお酒を発見。

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    こちらは発泡らしいさっぱりした飲み心地。どっしり発泡も良いけどこういう発泡も落ち着きますな。

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    たっぷり日本酒を堪能した後はじゃんがらへ赴きぼんしゃんで締め! 今年も楽しかった−!

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    日本酒イベントはいっぱいあるけれど、このイベントは神田明神という立地に加え、おちょこを入れる箱を用意してくれたり、今回のように雨天でも楽しめる配慮してくれたりと気遣いが細やかなのが嬉しいイベント。お酒はかなりどっしり系が多いので、あっさり上品ないまどきっぽい日本酒好きには合わないかもですが、個人的にはどっしり系好きなのでこのラインアップも大好き。来年もまた参加が楽しみです。

  • 徳丸商店10周年記念「日本酒イノベーション」行ってきた

    徳丸商店10周年記念「日本酒イノベーション」行ってきた

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    徳丸商店10周年記念として開催された「日本酒イノベーション」、知人のお誘いで行って参りました。

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    徳丸商店は神奈川県にあるお酒で、知る人ぞ知る有名な酒屋さんみたい。たった1店のお店がこれだけの日本酒イベント開催できるというのだから、徳丸商店のすごさがうかがい知れます。

    徳丸商店は神奈川の酒屋です。日本酒も豊富な銘柄をご用意してお待ちしています。
    http://tokumarushouten.com/

    会場は横浜の大さん橋ホール。プレステ1くらいのポリゴン感あふれる作りをした建物の一番奥にあります。

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    入場は前売が1500円、当日券が2000円で、日本酒を1杯飲めるチケットが1枚ついてきます。チケットは10枚つづりで別途購入することも可能。2人でわければ1人1500円で5杯+入場券の1杯で6杯まで飲めるので、前売で買っておけば3000円で6杯くらい飲める計算に。

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    チケットを購入すると専用グラスもいただけます。イラストがキモかわいい。

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    今回のラインアップはなんと驚きの48種類。こりゃさすがに全部飲みきれんで……。

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    それぞれの蔵元にハンコをもらえるスタンプラリーも。こういう時ってなかなか好きな酒蔵の人に声かけるのためらわれるけど、スタンプラリーを理由にしてお話できるってのはいいアイディアですね。しかしさすがに48蔵をコンプリートするのは無理だろ……。

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    と思ってたら全蔵元をコンプリートした強者あらわる! 先着100名までプレゼントもらえるのですが、イベント開始2時間程度でまだ20人もいなかったので、おそらくコンプリートすれば確実にもらえた人数だと思われます。

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    お酒に合わせるおつまみは人気のお店がそれぞれ自慢の食べ物を出店。300円から500円が中心価格帯で手に取りやすいお値段設定。

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    ホールの中はテーブルも十分用意されているので、ある程度早めに来て場所を確保してからブースを回るというのがおすすめ。

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    会場にはライブペインティングのパフォーマンスも。

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    数人がかりでできあがっていくイラスト。これ見ながらのんびりとお酒を飲むのもなかなか楽しかったです。

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    そんな前置きはさておき今回飲んだお酒たち。オープニングは大好きな而今の雄町火入れからスタート!

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    日本酒のイベントながらワインも出展。こちらは試飲ということで無料でいただけました。日本食に合うワインを追求したとのことで、赤白ともさっぱりとしていて飲みやすい。これ1本くらい家にあってもいいかもなー。

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    ラベルがおもしろかった三連星。名前の硬派さとは裏腹に飲みやすいお酒でした。

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    三連星といえばアレだよね、ということで蔵元も三連星コスで登場。黒づくめの服はそうとうに厚かったのか後半は脱いでましたが記念に撮影させていただきました。

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    今回一番おいしかったON THE ROCK。熟成させた濃厚なお酒に氷を入れて味わうのですがこれがうまいのなんの。やっぱり自分は熟成好きなんだなと改めて思い知りました。

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    超超久! という名前に反してこちらも割と飲みやすかった。

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    スパークリングがとてもおいしい雁木は純米吟醸もすっきりおいしゅうございました。

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    そのほか飲んだお酒をだただっと。なんだかんだ10枚つづりのチケットを1人で使い果たすほど飲んだくれてました。

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    大さん橋ホールでの開催は初とのことですが、ブースの列もさほど並ばず、会場自体もかなり広々として居心地良く、そして全然写真撮ってないけどごはんもおいしくてとても満足度の高いイベントでした。来年もまた行きたいなー。

  • 良寛、朱鷺で知られる日本酒酒造「美の川酒造」がまさかの事業停止

    良寛、朱鷺で知られる日本酒酒造「美の川酒造」がまさかの事業停止

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    寝耳に水の悲しいニュースが飛び込んできました。

    長岡の老舗「美の川酒造」事業停止 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    http://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/news/20140620-OYTNT50271.html

    美の川酒造といえば、ここ最近は毎年恒例のイベントとなっている「にいがた酒の陣」でも必ずブースを訪問し、お酒を買って帰る大好きな酒造です。

    新潟中の日本酒を飲んだくれられる「にいがた酒の陣2014」今年で3回目の参加してきた | カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2014/04/08/12287

    そもそも、日本酒は好きだけど熱燗はいまいち・・・・・・と思っていた自分に、熱燗のおいしさを教えてくれたのがまさにこの美の川酒造でした。

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    うまい日本酒は熱燗にしてもうまい! ということを学び、熱燗にしてうまい酒を探し求めていた中でであったのがこの朱鷺。熱燗コンテストで金賞を取ったというのも納得というほど熱燗にしておいしいお酒でした。

    日本酒好きの天国はここにあった! 新潟の酒を飲みまくれる「にいがた酒の陣2013」今年も行って来た | カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2013/03/20/8751

    朱鷺はにいがた酒の陣で2年連続購入、そして昨年はにごり酒の熱燗という新しい味も知り、ますます美の川酒造のファンになっていた矢先、このようなニュースが舞い込んだというのはなんともショック。日本酒ブームなんて一部では言われているけれど実際はまだまだ厳しい業界なのですね・・・・・・。

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    2億円という巨額の負債を抱えていたとのことだけど、これもうちょっと早くオープンにはできなかったのかなあ。銚子電鉄のような例もあるし、同じ日本酒業界でも、一の蔵が震災の被害で一時は大変な状態だったのが、一の蔵ファンがお酒をいっぱい買ってくれたおかげで予想より早く業績を回復できた、なんていうお話を聞いているだけに、「もう少し早く知っていれば・・・・・・。」という気持ちでいっぱいです。

    きっと他にも業績の厳しい小さな蔵はいっぱいあるだろうし、こういうことは氷山の一角なんだろうけれど、なんにせよもう少し早く知っていればという気がしてならない。たった1人が買っても大した足しにはならないかもしれないけれど、そんなファンが世の中に何人もいれば少しは役に立てたのではなかろうか。なんにせよ、あれだけのすばらしいお酒を造る蔵が、この日本酒ブームのさなかに事業を畳んでしまうという状況に悲しさを覚えつつ、単なるブームでは終わらないようこれからも日本酒を愛飲していこうと改めて思うのでした。

  • 「CRAFT BEER MARKET 三越前店」おいしいクラフトビールも日本酒もリーズナブルに楽しめるお店

    「CRAFT BEER MARKET 三越前店」おいしいクラフトビールも日本酒もリーズナブルに楽しめるお店

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    おいしいクラフトビールと日本酒が大好物の私ですが、この2つを同時に楽しめつつお値段もリーズナブルという素敵なお店が「CRAFT BEER MARKET」。都内にいくつかの店舗があるのですが、先日できたばかりのコレド室町にできた三越前店につい先日行って参りました。

    mitsukoshimae | CRAFT BEER MARKET
    http://www.craftbeermarket.jp/store_mitsukoshimae.html

    場所はコレド室町3の外側。コレド室町のビル内ではなく外側にあるので場所に注意です。

    店内はできたばかりということもあってキレイかつおしゃれ。

    カウンターの上には本日のオススメをどーんとアピール。

    そしてこのお店注文のポイントは、30種類ものビールがたったの480円で飲めるということ。クラフトビールはおいしいけどちょっとお高めのお店も多い中、1パイントで注文しても780円はかなり嬉しい価格設定です。

    こちらがグラスビール。480円でもしっかりサイズで量としては十分満足。

    そしてさらに恐ろしいのが、日本酒もリーズナブルなお値段で楽しめるということ。それもそんじょそこらの酒じゃない、而今やら花陽浴やら奈良萬やらがこのお値段で飲めるなんて……。

    食べ物はワンコインから2000円しないくらいのレンジ。自分のお好みで選べるのがいいですね。

    まずはさっぱり自家製ピクルスからいただいていきます。

    こちらはあじのなめろう二色ソース。片方は梅、もう片方は大葉とどちらもあっさりいただけます。

    いかの塩辛が乗っかったポテトサラダ。塩辛のしょっぱさをポテトサラダがうまいこと受け止めていてこれは実にうまい! ビールにも日本酒にも合う味です。

    ポテトサラダと塩辛をバランスよく食べるのがおすすめ!

    お店のオススメメニューであるチキン南蛮。ピンク色のソースは柴漬けが入っているのでこんな色になるのだそうで。

    ビールと相性抜群の餃子ももちろんセレクト。

    肉がたっぷりのジューシーな仕上がりでビールがついつい進みます。

    ビールを堪能する一方、日本酒好きとしてはやはり日本酒も外せない。純米吟醸無濾過生の而今がこの量で650円とか恐るべし……。

    看板のオススメメニューということで頼んでしまったエビときのこのしょっつるアヒージョ。しょっつるとはいわゆる魚醤のことですが、名前の通りアヒージョなのに魚醤の味がいいアクセントになっていてこれはうまい。今回頼んだメニューの中で一番のお気に入りでした。

    きのこもぷりぷり、エビもぷりぷりでこれはうまいな!

    ついつい夢中になってさらなる而今も投入。そのほか花陽浴もふくめ日本酒もたくさんおいしくいただきました。

    おいしいビールと日本酒が低価格で楽しめ、ご飯もおいしいすてきなお店。にオープンの17時と同時にお店がいっぱいになるほどの人気店ですが、予約は受け付けているので気になる人は事前予約がお勧めです。

    mitsukoshimae | CRAFT BEER MARKET
    http://www.craftbeermarket.jp/store_mitsukoshimae.html